子育てに必要な「子どもを待つ」は、実際いつまで待てばいいの?僕なりの正解を導き出してみた
こんにちは、双子のパパYuichiです。
子育てをしていて、子どもたちにイライラしたり、伝えられない自分にイライラしたり、毎日その繰り返しで心が壊れそうになることがあります。
先日、もう限界!双子育児のイライラがMAXに達したときに読んだら心が軽くなった『保育者のためのペアレントサポートプログラム』という本を紹介しますでも書きましたが、子育てには「我慢する」とか「頑張る」とかの精神論だけでなく、身に付けておけば心が軽くなるテクニック的なものも存在します。
この本は、僕の心を本当に軽くしてくれるものでした。
まだ読んだことがなくて、毎日子どもとのコミュニケーションに悩んでいる方はぜひ一度ご覧ください。
ただ、それでも僕の心の中に残っている大きな疑問があったんです。
それが、「子どもを待つ」って実際いつまで待てばいいの?というものでした。
どれだけ双子育児が楽になるか、どれだけイライラせずにすむか、この正解がわかれば僕の心を本当の意味で軽くすることができるのではないかと思ったので導き出してみました。
この記事の目次
一般的に子育てにおける「待つ」は「できるまで待つ」ということ
答えは簡単ですよね。
「できるまで待つ」、シンプルなものです。
でもこのシンプルな答えを実際に簡単に実行できているママパパってどれくらいいるんでしょうか?
「できるまで待つ」が意外と難しい理由
言うのは簡単なんですけど、これが実際にやるとなると難しい。
その最たるものが、子育てにおける「できるまで待つ」ということじゃないでしょうか。
例えば、
- 「待つ」ことに時間の余裕がある
- 「待つ」ことに心の余裕がある
これって結構ハードル高くありません?
朝、保育園に行くまでのバタバタな時間で「できるまで待つ」って、普通の精神状態でできます?
最初はもちろん待とうとするんですよ、でも結局こうなっちゃうんです。
「んー(時間がない)、頑張れー!(時間がない)、もういいから!時間ないからパパがやる!」
時間に余裕があっても、心に余裕がないときもあります。
例えば風邪をひいていて辛いとき、いつもなら受け止めることができるのにそれができません。
「そうじゃない!前にも言ったでしょ!?」
本当は待ちたいし、一緒にできないことは何度でもやってあげたいのに、体が辛くて心に余裕がなくなってしまいます。
そんなとき、どれだけのママパパが「できるまで待つ」ができるんでしょう。
一般的に言われている「できるまで待つ」に振り回されると心が痛くなることも
子育てにおいて語られている一般的なことって、本当に一般的なことであって、全員に当てはまるとは限らないですよね。
しかも、そういうケースって「成功例」しか出てなくて、苦悩して悩んでいるその経緯にまで触れているものって少ないと思うんです。
だから本当に自分はひねくれているのかもとも思うんですが、「じゃあいつまで待てばいいのよ!?」ってイライラしちゃうんですよね。
一般論や正論を真正面から受け止めようとすると、疲れた心が受け止め切れずに破れてしまうかもしれません。
特に双子育児の場合、子どもたちの成長が遅くて焦ったりすることが多いので、自分自身を許せるハードルも下げておいたほうが心が痛くなる回数も少なくなると思うんです。
子どもの成長が遅い場合、発達障害の可能性がある場合、子どもたち以上に親がいかにその事実を自分に優しく受け止めるかって大事だと思う。真正面から受け止めようとすると衝撃に心が割れてしまうかもしれない。自分の心を騙しながらでも、少しずつじんわりと受け入れたらいいと覆う。
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年3月2日
一般的に言われていることが、自分にとっても正解なのかどうかって、やってみないとわからないんですが、自分に合わないと思ったら潔く止めてみるのも「あり」だと思いませんか?
双子育児をしている中でどうしたら「子どもを待つ」ことができるか考えて導き出した僕なりの4つの「正解」
双子育児をしていて、誰か一人を「待つ」ことの難しさを最近すごく感じています。
しかも我が家は4歳2人と2歳1人のやんちゃ盛りの3人なので、誰か一人が何かをしていると「僕も―!」「私も―!」と割って入ってきますので、家族全員でいるときに一人で何かを集中してやることが簡単ではありません。
そんな中で「子どもを待つ」ことができるのかどうか考えてみた結果、導き出した僕なりの4つの正解をお伝えしたいと思います。
まず大切なのは夫婦の連携
まず最低限必要なのは、やっぱりママパパが同じ方向を向いて連携を取ることです。
ママがじっくり待とうとしているのに、パパが「もう早くしなよ」とか「そんなん簡単にできるでしょ」とか言ってしまったら元も子もありません。
ママと子どもたちのやる気を奪ってしまうことに加え、ママパパ二人の言っていることが違うことで子どもが迷ってしまったり、パニックになってしまいます。
ママパパどちらかが子どものやることを「待っている」とき、もう一人はそれをじっくりと待ちながら他の子どもの相手をして邪魔をさせないことが求められます。
子どもたちが集中して物事に取り組むことができるように、夫婦で連携してフォローすることがまずは大切です。
ベッドの中で嫁さんと小声で子どもたちの成長と今後の付き合い方について相談。こうやって一緒に悩んでくれる相手がいるってだけで勇気がわいてくる。
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年2月26日
相談したことを少しずつ夫婦で今夜も実践してみる。
でもうまくいかないことの方が多いからまた相談。
子どもが4歳なら僕らもママパパ4歳、ダメでもともと。
自分たちの「望み」を一度捨てて、子どもたちのありのままを一度受け入れてみようと思う。大丈夫、30分遅れたとしても命までは奪われない。 https://t.co/kWuQlRFFRp— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年2月27日
時間と気持ちの余裕を意図的に作ること
子どもたちを待つことは簡単なことではありません。
でも、時間と気持ちに余裕があれば、それだけでも十分に笑顔で子どもたちを受け止めることができます。
時間と気持ちに余裕を作る、これって意外と難しいんですよね。
朝の忙しい時間の中で、子どもたちを「待つ」ために30分費やすことができますか?
自分の体調が悪いとき、気持ちに余裕を持つことができますか?
いつも通りに生活をしているだけじゃ、絶対にそんな余裕を作ることはできませんよね。
だから、意図的にその時間と余裕を作ることが必要になります。
- 忙しい朝でも待てるように15分早く起きる
- 出来る限りの準備を前もってしておく
- 体調を崩さないように食べ物に気を使う
- お互いの体調が悪いようなら役割を代わる
- 疲れているとき、体調が悪いときはお互いを頼ることができる関係性を築いておく
朝忙しいときの15分は貴重な時間ですが、15分だけ早く朝起きるだけで、子どもたちの前向きな気持ちや突発的なイヤイヤを受け入れる余裕ができます。
「もう時間がない!」ではなく「まだ15分もある」と思えるのは全然違うと思いませんか?
双子育児をしていると、どうしても子どもたちのことを優先して自分たちのことは疎かになりがちです。
子どもたちばかり気をつけちゃうけど、自分たちの健康も大事よね。
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年3月3日
ご飯を食べる時間が取れないから、いつも冷たいご飯かカップラーメンしか食べられない。
トイレに行く時間がないから、気がついたら膀胱炎になってた。
「子どもたちのため」を考えすぎて、自分自身の体と心のバランスが崩れていることに気がつかないでいると、知らないうちに子どもたちやパートナーにきつい言葉を投げつけていることはありませんか?
なるべく疲れをためず、睡眠時間を少しでも長く取って、美味しいものを食べる。
頑張ってご飯を作るのに疲れたら、スーパーのお惣菜やレトルト食品でもいいと自分に言い聞かせる。
いつでも手作りのご飯を食べさせたいという気持ちは大切にしながらも、手抜きをする日を定期的に作って、それを子どもたちと楽しむといいですよね。
例えばこんな感じ。
「今日はピクニックでーす!」って言って出すと子どもたちが喜ぶのでこのメニューは嫁さんいないときの定番( ☆∀☆)#ピクニックパン #ホットサンドとは言わないw pic.twitter.com/5zhB2Mxvxl
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年2月23日
お昼はコストコで買ったパンを使ってホットドッグと蒸しパンとホットケーキ!子どもたちには「川崎冬のパン祭り」というイベントにしている我が家。 pic.twitter.com/1BG3nirh3S
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年2月11日
できなかった自分を過度に責めないこと
子どもたちを待つといっても、いつまで待つのか、何分待てばいいのか考えるときがありませんか?
いくら待ってもダメなときもあれば、すぐに結果が見えるときもあります。
それはもう時の運のようなものなのに、なぜかダメだったときは自分のせいにしてしまうことがあります。
「自分の我慢が足りなかった」「言い方が間違っていた」「またダメだった…」
もちろん、それが正しいこともあるかもしれませんが、でも誰かの言う「正しいこと」ばかりに耳を貸していると、それができなかった自分はダメな人間なんだと過度に自分を責めてしまいます。
子どもができるまで待つこと自体は正しいことだと僕も理解していますが、ママパパも人間ですから時には待てないときもあります。
4歳の子どもができないことがあるのと同じように、ママパパも同じく「4歳のママパパ」ですから、もしできなかったとしても自分を責めすぎないようにしてみませんか?
「できるまで待つ」を「とりあえず一度待ってみる」くらいにハードルを下げる
子育てに必要な「待つ」の一般的な正解は、「できるまで待つ」だと僕は理解しています。
でも、それだと「できるまで」が永遠のように感じられて無力感に押しつぶされそうになることがよくあります。
これはすごく精神衛生上よくないと感じています。
なので僕はハードルをひとつ下げて、「とりあえず一度待ってみる」に変えてみました。
この変更の利点は次の3つです。
- 「できるまで」という不確定なゴールをなくすことができる
- 「とりあえず」なら仮に待てないときがあっても自分を責めすぎない
- 「とりあえず」ならできなくて当然、できたらラッキーと思うこともできる
僕らがハードルを下げると、僕らの心に架せられた鎖も緩み、子どもたちに対して無意識に押し付けていたものも少しずつ取り除けると実感できるようになりました。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
僕は毎日、「これで良かったのか」「こうしたほうが良かったのかも」「もっとできるはず」と試行錯誤していました。
でも、頑張ることはときに自分やママ、子どもたちをきつく縛り付けてしまうこともあると感じました。
だから、「子どもを待つ」ということに対しても、少し自分自身のハードルを下げてみようと思ったんです。
ハードルを下げることは悪いことではありません。
僕は子育てをする前には理想がありましたが、今はハードルを下げたほうがよりその理想に近づけるのではないかとも考えるようになりました。
大人だって毎日急かされていてはやる気もなくなってしまいます。
褒められた方が伸びるのが僕ですから、子どもたちもその要素を持っている可能性があります。
じっくりと、ゆっくりと子どもたちと向き合って、「できるまで待つ」ではなく「とりあえず一度待ってみる」を心がけることで、大変な双子育児・3人育児を乗り切りたいと考えています。
待ってもらえると、信じてもらえてるって思えて嬉しいですもんね。
おしまい
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