家事や育児で楽をして何が悪いの?「楽をするな」と言う人に共通する”あること”とは?
こんにちは、双子のパパYuichiです。
まずはこちらをご覧ください。
Yahoo!知恵袋に投稿された過去の質問なんですが(今は解決されているようです)、なかなかのものです。
家事と育児なんて、仕事に比べれば楽ですよね?
私は今6ヶ月の子どもがいるのですが、妻が楽ばかりしたがります。買い物が大変だから宅配サービスを頼みたいだの、予防接種や育児教室に行くときバスじゃ大変だからタクシー使いたいだの。
スーパーはすぐそばにありますし、小さい子抱えてバスや電車で移動してる人なんてたくさんいますよね。しまいには「休みの日だけでも子ども風呂に入れて」と言い出しました。
毎日仕事して帰って疲れてるのに、妻は言わなきゃマッサージとかもしないし、酒とかタバコも買っておいてくれません。スーツはアイロンがけが嫌だからとクリーニングに出してるんですが、それも自分で取ってこいとかいうときまであります。
全身から「私の方が大変なんだから、手伝って!!」オーラを出してます。かといって完璧にやってるわけでなく、子育てだって家事だって、手抜きし放題です。
そこらじゅうホコリだらけ、料理も出来あいのものが多く、子どものことも放置してることが多いです。何がそんなに大変なのかさっぱりわかりません。
泣いてるから授乳するよう言ってもなかなかしないし、しても母乳不足のせいで子どもは泣いてます。でもなぜか意地になって「体重が標準以上だから足りてないわけない」とミルクを足そうとせず、抱っこでごまかしています。
意味がわかりません。
こっちは残業とかでつかれて19時とかにやっと帰って、既に子どもが寝た後なのに妻の疲れた顔を見るとげんなりします。たまの休みの日家にいてゴロゴロしたくても「私は1日も休みないのに」とイライラしてる妻が本当にうっとうしいです。
どうして家にいるくせにそんなに大変がるんでしょうか? 毎日色んな人とのかかわりで理不尽な目にあったり納期に追われたり、私の方が大変だと思うんですが。
引用元:Yahoo!知恵袋
この記事の目次
家事や育児で楽をするのはそんなに悪いことなの?
色々とツッコミどころが多い投稿ですが、でも投稿者さんの名誉のために言っておきます。
- この投稿は過去のものである
- 本人も「少しずつでもやろうと思っています」と言っているので、今は頑張っている可能性がある
その辺りを踏まえて考えてみたいと思うんですが、それでも今回1ヶ月ちょっとだけですが家事・育児をかじった経験のある僕が感じたことを言ってみたいと思います。
僕も最初は「楽な方を選ぶなよ」と思っていた
男性特有の、もしくは「古い人」の考えなのかもしれません。
僕も若い頃、と言うか1号2号が生まれるまでは思っていました。
今思うと胸がキューーーっと締め付けられますね(笑)
「なんで楽な方、楽な方へ行くの?」
「そんな楽して、もっと育児を充実させようとは思わないの?」
「それで子どもに示しがつくの?」
「大人が楽をする姿を見せていいの?」
これはママに対してと言うよりは、世の中に対して思っていました。
したこともないのに、育児に対しての”理想”みたいなものがあったんでしょうね。
- 子どもは叱らずに育てよう
- それでも悪いことをしたら厳しく接しよう
- 結果も大事だけど過程を見てあげよう
- 親の背中を見せて育てよう
- 親になってもずっと恋人感覚は忘れないようにしよう
- 育児に手抜きなんかとんでもない!食洗機なんてもってのほか!
- 子どもたちが寝るまで横で絵本を読んであげよう
- 泣いたら何があっても駆けつけて抱っこしてあげよう
- お下がりよりも新品を買ってあげよう
- 毎食、栄養の摂れたご飯を食べさせてあげよう
こんなこと思ってたりしました。
幸せな結婚生活は送りたいけど、でも子どもができたら「親としての見本」を子どもに示さないといけない。
そう思っていました。
理想と現実は違う
これ、びっくりしたんですけど、中には完璧にできてる人もいるんですよね。
誰とは言いませんが、これはすごいです。本当に尊敬します。
でも申し訳ない、僕にはできませんでした。
結婚と育児にたくさんの理想を持ってた僕ですけど、双子が生まれてすぐ、その理想のほとんどを諦めることができました。
これがいいのか悪いのか・・・(笑)
そう、双子育児をスタートさせてすぐに、理想と現実の違いを突き付けられたんです。
最初にそのほとんどを諦めた
ホント、双子育児を始めて、いろんなものを早々に諦めました。
やりたかったことはたくさんあったんですよ!
でもできませんでした。
ただ、それが功を奏したのか、育児自体が楽になったのは嬉しい誤算でした。
- 添い寝して絵本を読み聞かせたいと言う理想
➡ 2人一緒は無理!どっちかが泣いたら連鎖するので寝かしつけ自体できなかった - 母乳オンリーで育てたい
➡ 食欲が多すぎて追いつかず、粉ミルクとの混合 - かわいいアルバム作り
➡ 育児にバタバタで買ったアルバムの封すら開けずに2歳を迎える
まだまだ色々ありますが、特に「寝かしつけしてたら一緒に落ちてしまい、でもそれが気持ちいいんですよね」的な話にはついていけず、でも思い切って寝かしつけ自体をしないことに決めたら、今では寝室に移動して電気消してドアを閉めれば5分で寝る子に育ちました。
これは今考えたらすごくありがたいことで、僕らにも夜の自由時間が作れたという最高の結果になりました。
まあ、粉ミルクの量は半端なかったですけどね(笑)
アルバムに関しては第3子が生まれるのに、まだ1号2号のアルバムを作ってないくらいですから、でもこれを機に「やろうか?どうしよっか?」と迷っています。
初めての育児が双子育児となるとこんな感じです(ウチだけかな?)。
理想と現実・・・理想なんてとっくのとうに海の向こうにスッ飛んで行きました。
食洗機はあったほうがいい
とは言え、理想は理想、今でも思っているものはあります。
「結果も大事だけど過程を見てあげよう」
「親の背中を見せて育てよう」
この辺りはずっと理想として持っていたいと思っています。
「恋人感覚」・・・これは頭の片隅にでも入れておきます。
でも、食洗機はあったほうがいいです。
今でも子どもたちの食器、マグ、自分たちの食器、鍋などを洗うのに時間と手間がかかり、正直なところ面倒臭いです。
特に子どもたちが歩き始めて、部屋の色んなものを物色し始めると、僕らは目が離せなくなります。
つまづいて机の角に顔をぶつけて流血事件を起こしたり、洋服棚から服をポイポイ出したり、トイレにトイレットペーパー以外のものを入れて流そうとしたり、色んなハプニングを起こしてくれそうです。
そんなときに食洗機があれば、子どもたちの側にいながらも食器はキレイになります。
これは時間の確保もそうですが、目を離さずに済むと言う点で、子どもたちの安全のためにも必要なものと考えるようになりました。
家事や育児で楽をすることは悪いことではない
食洗機について少しお話しましたが、そもそもなんで「育児で楽をする」ことを悪く言うのか?
先日の夫の育児は「いいとこどり」だとネットに書いてあったので、まずは1ヶ月「いいとこ以外も全部」やってみようと思うの記事でも書きましたが、僕は期間限定ではありますが家事と育児を1ヶ月全てを体験しました。
それまでは、
- 洗いものなんかの家事は人がするもので、そんな機械に頼ることなくてもできるはず
- 楽をしてその間にのんびりしてるなんて、子どもが見たらどう思うんだ?
- 時間かければできるはずだろ!
- 最近の人たちは楽をしようとし過ぎる!
- 何でも楽な商品が出てくるからその風潮がいけないんだ!
そんな感じで思っていました(怖っ!)。
でも、家事・育児をしてみたら考えが変わりました。
無理だ!どんどん楽をしよう!
「家事や育児で楽をしない」なんて無理です!
なんなら、どんどん楽をしましょう。そのほうが幸せになれます。
そもそも「楽をする」と言う言い方のイメージが悪いですよ、なんか悪いことしてるみたいな。
でも考えてみてください?
「楽(らく)」って「楽しい」って漢字ですよ。
だから「育児で楽をする」って言っても本質的には「育児を楽しむ」ことに繋がるとも考えられません?
子どもたちのご飯作って食べさせて、歯磨きさせて、着替えさせてお風呂入れて、オムツ替えて、抱っこして、寝かしつけて、保育園の準備して送迎して、泣いたら抱っこして、自分のご飯作って洗いものして、掃除して、毎日その繰り返しです。
僕が目からウロコだったのが、子どもと家にいると掃除ができないと言うことでした。
平日子どもたちは保育園に行ってますが、土日祝日は家にいます。
それまでなら「掃除は休みの日にすればいいか」と思ってたんですが、これが無理でした。
休みの日は子どもたちが家にいるので掃除ができないんです。
いや、やろうと思えばできるかもしれませんが、子どもたちにお構いなしで掃除機をかけたら絶対にまとわりついてくるので掃除になりません。
じゃあ別の部屋に隔離しようとしても、今度は泣いてアピールするので掃除どころじゃありません。
頑張ってコロコロが限度です。
片付けも同じです。
片付けても片付けても、その向こう側で別の物を棚から引っ張り出して散らかしますのでイタチごっこです。
部屋が荒らされようと、ちょっとくらいホコリが落ちていようが(ほこりアレルギーには注意)、子どもに危険が及ばないかどうかにだけ目を配っていれば、他のことなんかどうでもいいです。
もしものときに備えて力は取っておく、そのためならいちいち掃除したり片したりせずに、効率よく楽をしてもいいんじゃない?
だって、どうせ片しても散らかるんだし。
子どもたちの危機管理が第一!そのために楽をする(効率を考える)ことは間違ってないですよね?
そのうち、ちょっと空いた時間に掃除ができるようにスキルアップしそうですけど(笑)
僕も掃除はまだまだですけど、料理はある程度できるようになって簡単ハンバーグなんかを作れるようになりましたから。
気がついた人がやればいい
「出産して嫁が化粧をしなくなった」と文句を言う前に家事・育児を120%でやってみろと思った話でも話しましたが、実際にやってみたらわかります。
平日よりも休日の方が忙しくてシンドイです。
これが専業主婦のママを考えたら、24時間365日ずっと子どもたちと一緒ですから考えるだけでシンドイです。
「毎日家にいるんだから掃除くらいできるだろ?」
Yahoo!知恵袋でもありましたが、そう思う人も多いかもしれません。
でも実際のところ、こどもが小さいと目が離せないので掃除や片付けは難しいんじゃないでしょうかね?
特に双子や三つ子なんかの多胎ママは買い物にも出られません(抱っこひも2つで10kgの子ども背負うなんて無理です)。
だったら気づいた人がやればいいんです。
パパが気がついたら掃除をすればいいんです。買い物に行けばいいんです。
土日に子どもを2時間ばかし外に連れて行ってくれたら、その間に掃除もできるし、なんならママの体力回復のために昼寝もできるんです。
食洗機を買わないにしても、パパがどんどん家事や育児に参加してくれたらママは楽ができるんです。
「楽をするな」と言うのは〇〇な人が多い
「昔は~だった・・・」
「今の人は・・・」
「ウチはこうやって育ってきたから・・・」
「そんなんじゃ弱い人間になってしまう!」
「男は厳しく育てないと!」
わかるんですけどね、だって自分もそんな感じでしたから(笑)
でも、自分がやってみてわかったんです。
「楽をするな」と言う人は、家事や育児をしたことがない人が多い!
なぜそう言えるのか?
だってやったらわかりますもん。
どこで時間作ろうか?
どうスケジュールを調整しようか?
どうやったらもっと効率よく家事ができるか?
どうやったら自分の体力回復ができるか?
どうやったら夫婦の時間も作れるか?
でも子どもはいつ体調崩すかわからないし・・・
ああ、また散らかした!
あっ!危ない!ケガしたから病院行かないと!
ああ、子どもが泣き止まないから抱っこしてて家事ができてない・・・
なんだかんだしてたらパパが帰ってくる時間もうすぐ・・・
どうしよう、ご飯まだ作ってない・・・
パパが仕事から帰ってくるまでの間には色々なことが起きています。
それでもいつも頑張って、なんとか何もなかったような日常に戻しています。
でもたまに「どうしようもない」ときもあります。
色んなアクシデントが重なって、やっとそれが解決して汗ダクになって疲れ切って横になっているときにパパが仕事から帰ってきて、こんなこと言われたら呆れて力が抜けた後に殺意すら湧いてくるかもしれません。
あれ?ご飯まだ?
なんだ、家の中すごい散らかってるじゃん!
これ片さないの?
あのさあ、家にいるんだからやれることはしようよ。
家の中のことは任せるって最初に決めたよね?
おれ、疲れてるんだけど。
やったことないとわからないかもしれませんけど、でもこれ言っちゃうとアウト(最悪離婚)ですよって覚えておきましょうね。
家事や育児で楽をして何が悪いのか? 最後に言いたいことを言ってみる
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
家事や育児で楽をしていいの?
はい!大いに楽をしましょう!
家事や育児は鍛錬の場なんかじゃないですよ。ドラゴンボールの「精神と時の部屋」みたいに時間を無限に感じることもあります。
親に余裕なくなったら、子どもにその空気は伝染しちゃいますよね。
最悪の場合、児童虐待なんてことになりかねません。
特に多胎家庭では児童虐待が多いなんてデータもあるくらいですから。
「昔はあーだった、なのに今は・・・」なんて言葉は聞き流しましょう。
だって今は「その昔」じゃないんですから。昔と今を比べて言われても何にもなりません。
だって生きている時代が違うんですもん(もちろん参考になるものもありますが)。
今あるもの、使える便利なものは率先して使って、少しでも育児を楽にしましょう!
ただでさえ育児がしにくい時代です。
ベビーカーで電車に乗るなと言われたり、マタニティーマークに文句を言われる時代です。
駅では冷たい対応をされたり、危ない目に遭ったり、意外と世の中って冷たいなって思うときもあります(もちろん温かい対応も多いです)。
ですもん、少しくらい楽したって文句言われる筋合いなんてないですよ。
「じゃ、代わりにあなたが育ててくれるの?」
言うのはタダですから、無責任なもんです。
保育園だって待機児童問題があって入りづらいし、今の世の中じゃ「2人目欲しいけど、でも・・・」なんて考えなきゃいけない時代です。
家事や育児が楽になると育児が楽しくなる!
絶対そうですよ!僕はそう思います。だから家事や育児が楽になるものがあればどんどん利用していこうって思っています。
そして余裕ができれば子どもたちに意識を向けやすくなるし、優しい態度で接することができると信じています。
食洗機?
大いに結構!どんどん洗ってもらいましょう!
ルンバ?
子どもたちに乗られて壊れそうですが、でも注意さえすれば全然ありですよね!
そもそも双子じゃなくても、ただ家事や育児してるだけで頑張ってると思いませんか?
子ども1人育てるのって相当大変ですし疲れますし、体力も精神力も削られていきます。
でも、その分「幸せ」もたくさんもらえますが。
頑張ってるんですもん、誰かに見られてなくても自分は頑張って育児してるんですもん。
自分を楽にするためにも色んな楽々グッズ・楽々法を利用していきましょうよ!
誰に何と言われても自分の育児です。
頑張ってどんどん楽をしていきましょう!
おしまい
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