「いい子」なんて言葉、子どもに必要ないんじゃないかって本気で思う。
こんにちは、双子のパパYuichiです。
今日の記事は100%僕の「主観」で書いていますので、何か気に障るような人がいましたらその場でスルーしていただけると嬉しいです。
僕は今日、明日と2日間、我が家の双子1号と2号の子守りをしています。初めての1人子守りのときはアタフタしたものですが、もう今では慣れたものです。
ちなみに、その「アタフタ」っぷりは過去の記事で見ることができますので、どうぞ今の僕と比べてみてください^^;
僕、今日本気でこう思ったんです。
もしかしたら全然共感されないかもしれないけど、でも本当は結構前からそう思ってたのかもしれません。
「いい子」って言葉、子どもに必要ないんじゃないかって。
この記事の目次
「いい子」ってなんだ?
我が家の双子ちゃんは1歳になったばかり。日に日にカワイさが増していきます。
僕は仕事から帰ってきて「いい子にしてたかな~?」って声をかけます。するとママが「2人ともいい子だったよ~」って返してくれます。
この何でもない会話なんですが、ふと違和感を感じたんです。さっき1人で離乳食をあげ終わったときに思ったんです。
「いい子」ってなんだ??
泣かない子?笑ってくれる子がいい子?
1人で離乳食をあげるときは、もちろん片方ずつあげます。同時もできますが、でも危なっかしいので僕はひとりずつあげることにしています。その間どっちかが泣いていても「順番ですよ~」って声をかけながら待たせます。
でも今日は普段よりも2号が大泣きだったんです。
離乳食の準備をしている最中から大泣きで、おえつも挟んでプギャーって泣いていました。週に数回でしょうか、この泣き方。数分もすれば泣き止むかなと思っていても段々とヒートアップしていきます。
仕方なく離乳食の準備を一時中断して抱っこ、それを羨ましそうに見る1号。エグエグ言いながら僕の胸に顔をうずめる2号。その顔がカワイイけど「はいはい、君たちの離乳食作るんだよ~」って言いながらそっと置くと再度「プギャーーーー!!」。
でもちょっと予想はしてたんです。だって、その前の朝のミルクの時間が今日は1時間早かったから。お腹も空いてるだろうし、喉も乾いてたんだよね?
それを訴えようとして頑張って泣いてたんだよね。
だから「泣いてる」んじゃなくて「腹減ったぞー!」「喉渇いたぞー!」って言ってるだけなんだよね。
僕は普段、泣いている我が子に「お~今日も元気だな~」って声をかけます。だって泣いているそのほとんどが「本気泣き」じゃないから。「プギャーーーー!」って本気泣きしたら抱っこしたりしますよ。でもそのほとんどが「泣いている」んじゃなくて「オムツ替えてー」とか「お腹空いたぞー」とか「遊んでよー!」とか。
このアピールがなくなったらと思ったらゾッとしません?
そもそも言葉話せないし、オムツ替えのタイミングわからなかったらお尻かぶれちゃうし、喉渇いてるのわからなかったら脱水症状になっちゃうし。
だから、泣いてるからって「いい子じゃない」なんてことはあり得ないんですよね。むしろ泣いてくれるほうが安心するんですもん。
イライラする原因は自分にある
1歳(修正9ヶ月)の1号2号でも、ちょっとしたイタズラをして「してやったり顔」をします。離乳食の器に手を入れたり、お風呂で泡のついた手を僕の口に入れようとしたり、その都度ニコーーーって笑って「してやったり顔」をします。
でも僕、気付いちゃったんです。
僕がイラッとするときって、自分の仕事がうまくいってなかったとき、体調が悪いとき、ママとちょっとした口ゲンカをしたときで、要はイライラする原因が自分にあるときなんです。
もし、1号2号がウンチのついたオムツを振り回して家の中を汚してしまったとしても、3億円の宝くじが当たった後なら「もう仕方ないなあ」って許しませんか?
長期間頑張ってきた仕事が結果に繋がったなんて連絡があったら、少々のことなら許しちゃいませんか?
そう考えると、子どもに対するイライラって原因が子どもなんじゃなくて「自分のそのときのメンタル」に左右されるんじゃないかなって思ったんです。
でも本当はわかってるはずなんです。
「こんなことで怒っちゃいけないな」「怒ってごめんね」って。
「いい子」でいて欲しいのは親のエゴ
初対面の人とかに「いい子だね~」とか言われるのは正直言って嬉しいんです。それは多分、初対面の人にでもカワイイ笑顔を振りまいてくれる1号2号のお陰です。
でもね、自分ら親が言うものじゃないのかなって。
外で赤ちゃんに笑ってて欲しい、泣かないでいて欲しいって言うのは親のエゴだと思うんです。でもわかって欲しいのは「僕もできれば泣いて欲しくない」と思ってる1人だってこと。
だって手続きをしようと区役所に行ったときでも、周りが静かな中で突然大声で泣き出したりなんかしたら「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」って連発しながらせっかく並んでた列を諦めて気分転換させようと外に連れ出さなくちゃいけなくて、結果また最初から並びなおして、また泣いて列を外れての繰り返し・・・。もうシンドイです。
でも、やっぱり子どもには関係ないんですよね。外出先で「いい子」でいて欲しいのはスケジュールが狂うから、周りの目が気になるから、なんですよね。
スケジュールが狂うのが嫌なら最初から余裕を持って時間を取ればいいし、周りの目が気になるのなら人の少ない時間帯にすればいい。
こう言うと、それができれば苦労しない!何もわかってない!そんな余裕はない!って言われそうですけど、でも僕は敢えて言いますよ。
それって、自分の子どもに
イライラの原因を押し付けてませんか?
時間が取れないのも、周りの目が気になるのも、なんならお金がないのも全部自分の責任だと思うんです。スケジュールの調整ができないのも、それまでの仕事だったり自分の環境の整備ができていないからであって、子どもが泣くのと関係ないですよね。
自分や家庭でのストレスを自分の子どもに向けるのはナンセンス。それでいて「今日は出かけるからいい子でいてね」なんてエゴ以外の何物でもないと思いませんか?
僕が双子の育児をしていて気がついた3つのこと
偉そうなことをツラツラと書いていますが、これ、正直言うと僕自身に向けて書いています。
だって、子育てってキレイごとだけじゃ割り切れないことが多いし、どうやってもうまくいかないことのほうが多いし、誰も手伝ってくれないことのほうが多いし、それでいて偉そうに説教なんかされたら「お前に何がわかる!!」ってなりますもん。
だから今回の記事は、誰かに向けてではなくて、いつか心が折れそうになったときの自分に向けて書いているようなものなんです。
育児に理想はあっても完璧は求めない
もちろん我が家にも子育ての理想はあります。でもそのうちのいくつかは早々に諦めました・・・。
だって、双子だとどうしても無理なことが出てくるんですもん!
泣いたらすぐに抱っこしてあげるとか、もう無理です。例えば1人で双子にミルクや離乳食をあげようものなら当然もう片方には待ってもらいます。だからどっちかを泣かせて待たせておくことなんて日常茶飯事です。
お風呂のときもそうです。我が家の場合、お風呂はママとの共同作業なんですが、それでもどちらかの着替えをしているときなんかはもう片方は待ってもらいます。泣こうがわめこうが待ってもらいます。でも子どもたちを愛してない、ないがしろにしてる訳じゃないんですよ。
だから「順番ですよ~」「待っててね~」「元気な声だね~」って声をかけます。
「泣かないでよ~」とか「笑って~」とか「怒らないで~」なんて言葉を使っていると、こっちが疲れてきます。なんとか泣きやませないといけない!って心理状態になっちゃうんですよね。でもよく考えると悲しくて泣いている訳でもなければ怒っている訳でもないので無理に泣きやませる必要はそもそもないんですよね。
だから泣いていたら「今日も元気な声だね~」「大きな声出るようになったね~」「成長してるね~」って言います。そのほうが自分も苦しくないんです。
するとどうでしょう、本気泣きかどうか、本気じゃないときは何を求めているのか、なんとなくですが泣き声でわかるようになってきたんですよね。これは僕の中で大きな発見でした!
「いい子だね~!」より成長の過程を褒める
最近の1号はお風呂の中でじっとしてくれません。前までは浴槽の中で気持ちよさそうにニコニコしていたのに、1歳の誕生日を過ぎた頃からでしょうか。僕の腕の中から毎日脱走しようと試みてきます。
最初は体をひねってみる、そして手を浴槽のヘリに伸ばす、両足でしっかりと僕の太ももの上で立とうとする、浴槽のヘリに体を近づけて乗り越えようとする(←今ここです)。
毎日「次はどこまで行くのか?」って楽しみなんです。だからいつも「今日はここまでできたね!」って言ってあげるんです。すると言葉は通じていないはずなのに「ニコッ」ってしてまた次の日頑張るんです。もう最高の笑顔なんです!
2号は頭だけのブリッジの高さがハンパないんです!「今日もスゴイね~」って言うと喜んで「ンーンー」って言いながら迫ってきます。1号と違ってハイハイはしそうにないんですが、後ろ向きで移動するのは2号しかできないんで、これも個性なんですかね。
と言うのも、我が家の双子ちゃんは二卵性なんです。そもそもが似てないんです。しかも2人とも1000gと1200gと言う超未熟児で生まれきたので、ちょっとした成長でも嬉しいんですよね。
もっと言うと切迫流産の危機を乗り越えて、なんとか7ヶ月まで頑張ってくれて生まれてきてくれた子たちなんで、もうゲップが出ただけで、出なかったウンチが出ただけで嬉しかったんです。
だから「いい子だね~!」って言うよりは「頑張ったね!」とか「●●ができたの!?頑張ったね~!」って自然と言えるようになったのかもしれません。
それに、頑張った過程を見ていてあげないと、もし頑張ったけど結果が出なかったときに「結果でしかものが見えない」親になるのも嫌なんですよね。
褒めることは相手をよく見ている証拠
僕は褒められると伸びるタイプなんですが、実は人を褒めるのも好きなんです。
「人を褒めるのは苦手」って言う人がいますが、人を褒めるためにはその人を真剣に見る・観察することが必要なんです。逆に人の悪いところなんて簡単に見つかります。なんならパッと見で「生理的にあの人嫌い!」って言えますもんね。
でも褒めるためにはその人を見て、話して、その人となりを捉えないと褒めることができません。口先だけで褒めても相手に不快感を与えてしまうだけですから。ちなみに、人を褒めるって、実は褒めている自分も気持ちいいんですよ。
極論かもしれないですけど、僕はみんながみんな他人を褒めることだけをしていれば争い事なんか起きないんじゃないかなって思っています。だって褒めるってことは、その人を認めることから始まる訳ですから。
僕はこの「人を褒める」ってことが育児にも通じると思っているんです。だって両方とも相手をしっかりと観察しないとできないですから。
だから、しっかりと子どもを観察していれば「成長の過程」を見逃さないですし、そこを幸せいっぱい褒めてあげることができるんです。
成長の過程を褒めることができると結果を求めることをしなくなります。すると僕ら親もプレッシャーを子どもにかけずに済みますし、子どもも伸び伸びと育つことができると思うんです。
もちろん、大きくなれば受験や就職、恋愛なんかでも結果を求めるときが来るかもしれません。でも、そこで勝つか負けるかは努力だけでは何ともならないときもあるでしょう。と言うか、自分の頑張りだけではどうにもならないときのほうが多いかもしれません。
それでも、そんなときに「過程の大事さ」を知っていれば無駄に悲観せずに次へ進むための糧として前に進めると思うんです。
僕ら親はそのとき、何もできないことのほうが多いかもしれません。僕らのフォローなしでもしっかりと歩いていけるように「失敗を糧にする」こと、「過程の大事さ」を伝える必要があると思うんです。
そのためにも、「しっかりと僕らは君のやっていることを見てるぞ」と言えないといけないんです。じっくりと子どもを観察して、頑張っている過程を褒める。もし間違ったらどうしたらいいのかを一緒に考えてあげる。これが育児には必要なんじゃないかなと僕は考えています。
そう考えると、「いい子だね~!」って言葉って必要ないと思いませんか?
最後に
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
まだ双子育児2年生になったばかりの僕のようなペーペーがこんな偉そうなこと言ってすみません。でも、これ僕のブログですから何言ってもいいですよね^^;
さっきも言いましたが、今日の内容は僕自身に向けて書いているものですので決して誰かに向けて書いているものではありません。
僕はこうありたい、こうやって子どもたちの成長をママと一緒に見守りたいなって思いを吐き出しただけなんです。
世の中「イクメン」なんて言葉がもてはやされていますが、僕からしたら「子育てなんてやって当たり前じゃい!」って言ってやりたいです。だって自分の子どもなのに「子育てを手伝ってる」って手伝うってなんじゃい!自分の子だろうが!!って話ですよ。
なんなら双子の育児の場合はパパが積極的に動かないと生活が回りませんから、そもそも育児なんてやって当たり前なんです。
話はちょっとそれましたが、僕は育児において子どもが「いい子」でいる必要はないと思います。「いい子」は親にとっての「いい子」ですから子どもには関係ないですもん。この3文字だけで子どもを縛るのは親の都合・エゴです。
生まれてすぐは「多くは望まないから、無事に大きく成長してね」って言っていたのに、いつの間にか多くを子どもに求めるようになってしまうんですよね。「あのときの言葉は嘘だったの?」って子どもに言われたら、知らないうちに子どもに多くを求めるようになるきっかけが「いい子だね~!」って言う何気ない言葉だとしたら、僕は今のうちに自分を変えておかないといけないと思うんです。
「そこまでする必要ある?」って言われるかもしれないですけど、でも毎日の何気ないことが習慣になって子どもたちに刷り込まれていって、その結果子どもたちの人生に悪い影響が出るかもしれないと思ったら、僕ら自身が変わることで子どもたちが幸せになるなら僕は自分を変えてもいいと思っています。
でもそれは子どもたちを変えるんじゃなくて、僕が変わると言うこと。
僕は「人を変えようなんておこがましい」と思っているタイプです。自分が変わればそのうち周りが少しずつ変わっていったと言う経験も何回もしています。だから、言葉ひとつですが、子どもたちにかける言葉のひとつひとつを大切にしていきたいと思っています。
失敗も数多くしそうです。汚い言葉もときには使ってしまいそうです。でも、間違えたら「ごめんなさい」って謝れば大丈夫だと思っています。大丈夫な関係を日頃から作っておけばいいだけの話ですから。
なんだか長くなってしまい読みづらかったらゴメンナサイ m(_ _)m
でも「僕はこう思う」「僕はこう育児していく」って言いたくて書いてみました。いわば宣言みたいなもんです。これからの育児の考え方の大枠は変わらないと思いますが、でも素敵な意見や素晴らしい考え方があれば僕は試してみると思います。
だから、何年かしてこの記事とちょっと違ったこと言ってたとしても怒らないでくださいね。手探りで僕も初めての育児なもんで。しかも双子初めてなもんで^^;
さて、本日最後のミルクをあげて寝かせましょうかね。
おしまい
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