双子育児と保育園のありがたさ ~保育士さんありがとう~ #taikijidou0challenge
こんにちは、双子のパパYuichiです。
双子を育てていると、毎日がいっぱいいっぱいです。
僕の経験不足や知識不足、もっと言えば実力不足のところもあるかもしれませんが、でも「初めての育児 = 双子育児」だった僕は、相当いっぱいいっぱいです。
でも、今年の4月から保育園に入れることができて、体力的にも精神的にもすごく余裕が出てきたんです。
僕らの住む川崎市は待機児童で有名な自治体(もっと他で有名がいい)です。
そんな中で奇跡的に通うことができた保育園の保育士さんに、僕らはすごく感謝しています。
今日はそんなお話です。
この記事の目次
僕には余裕がなかった
1号2号は1歳9ヶ月、少しずつ大きくなって、僕らも双子育児に慣れてきました。
でも、慣れてきたと思ったら次のステージへ移行して、また新たな「大変」が出てくるんですよね。
初めての育児って考えたら、子どもが1人も2人も「感じる大変さ」は変わらないと思います。だってどっちにしたって「初めてだから」比べようがないし。
ただ、僕らはシンドかったなあって感覚は覚えてます。
時間的な余裕がなかった
双子育児の場合、朝から晩まで夫婦2人で子どもたちに関わっていかないと、正直言って回りません。
どちらかが育児に関わらなかったり、どちらか一方が何かしらの理由で育児に参加できない環境にあったとしたら、1人で育児をしている方が潰れてしまうのは時間の問題じゃないかなって思います。
それくらいハードでした。
僕なんか、最初は何もできなかったですもん。
同時に泣かれたときなんか、もうテンヤワンヤで、アタフタするだけで終わっていました。
とは言え、少しずつできることは増えていって、子どもたちも成長して・・・でも慣れてはくるけど大変さは変わらないんですよね。
朝起きて、オムツ替えて、ご飯食べさせて、自分たちのご飯食べて、それを繰り返して、お風呂に入れて、寝かせて、自分たちのご飯食べて、寝て、起きて、オムツ替え・・・
毎日この繰り返し×2人で、たまに「今日って何曜日だっけ?」とか「昨日何食べたっけ?」とか「あれ?うんちしたっけ?」とか当たり前な感じでした。
時間的な余裕が全くなかったんですよね。
体力的な余裕がなかった
僕は身長178cm、体重85kg、野球とバレーボールをしています。
バレーは最近スケジュール的な問題でなかなかできませんが、野球は今でも本気(ガチ)でやっています。
都内某区の一部リーグのチームに所属していて、現役バリバリで20代の若い子たちと戦っています。
・・・何が言いたいかと言うとですね、
僕ってけっこう体力あるんですよ。今年40歳ですけど、まだまだ若い者には負けないって思ってるんですよ。
でもね、育児って想像のはるか上を行ってます・・・。
何と言うか、そう『異次元』です。
- 新生児の頃は「壊しちゃいけない」って思って体に無駄な力が入る
- 肩や腰が痛くなり、手首も腱鞘炎になる可能性がある
- 成長してくると体重が増えてくるので、さらに負担は重くなる
- 座れるようになると、「コテン」ってコケるようになるので、手を差し出したりする反射神経に磨きがかかる
- 反射神経に頼りすぎると無理な姿勢で対処することになり、結果として体の負担が増える
- 抱っこして、立ったり座ったりがキツくなってくる
多分、まだまだありそうですけど、疲れているのか今はこれくらいしか思いつきません(笑)
精神的な余裕もなかった
僕は大好きな人と結婚しました。
付き合い始めてから今まで約10年、ケンカしたのは結婚式の準備中の1回と先日の1回の合計2回くらいです。
結婚式のときはお互いに仕事で疲れてる中で結婚式の準備に追われて、僕もママもいっぱいいっぱいでした。
そして双子が生まれて、家族4人で楽しく過ごしてきましたが、やっぱり慣れない双子育児で僕もママも知らないうちに疲れが溜まってたんでしょうね。
口から出てくる言葉が全てケンカ腰になってきます。
相手のやることなすこと全部が気に食わない。
子どもたちに当たらなかっただけ良かったですけど、でもあの時は多分お互いに傷ついていたはず。
なんとか仲直りはしたけど、でもあの時のあの感じはもう嫌だな。
僕らは保育園と保育士さんに救われた
こう言うと大袈裟かもしれませんけど、でもそんな感じなんですよね。
何か大きなことしてくれたって訳ではないんです。
でも、毎日の積み重ねって言うか、こんなにも違うのかって。
時間的・肉体的・精神的に救われた
まずはこれです。
と言うか、それまで困っていたこと全部です。
僕らはママと2人で双子の1号2号を育てていますが、ママの育休も終わり(実際は期間延長しています)2人を保育園に入れたかったんです。
僕らが働くために、2人を保育園に入れたかったんです。
2人が1歳になる9月に入園希望を出したんですが、漏れなく「隠れ待機児童」となり、ママは6ヶ月間の育休延長をしました。
そして、4月になって運よく保育園に入れることになったんですが、そこで感じたのはこんな感覚だったんです。
「育児から離れられる時間も大事なんだな」
「気持ちの切り替えができて、子どもたちに自分のストレスをぶつけることもない」
もちろん、僕もママも働いていますので育児とは違った疲れが出るのは確かですが、でも解消できるストレスもあるので、ずっと子どもたちと向き合っていたときとは全然違うんですよね。
僕は職業柄(自営業)自宅で仕事をするときもあるので、今までは子どもたちの面倒を見ながら仕事をしていたんです。
でも、今は2人が保育園に行っている間は仕事に集中できています。
もちろん、体調不良などで保育園から呼び出しなどがあると僕が迎えに行って、そこから家で看ることになるので仕事はできませんが、それでも以前に比べれば雲泥の差です。
僕らは時間的にも肉体的にも、精神的にも保育園に救われているんです。
子どもたちの成長が進んでいるように思う
保育園は、家では味わうことのできない時間や体験をしているんでしょうね。
僕は今のところ、基本的にオモチャなどはあまり使わずに子どもたちと遊ぶタイプですが、正直なところ、僕ら親だけでは「アイデア」に限界があると感じています。
その点、保育士さんたちは若い先生でも専門的な知識を持っているし、遊びや歌ひとつ取っても数えきれないくらいのアイデアを持っています。
送迎の際に話を聞くたびに、『今日は布団を重ねて山を作って登って降りて遊んだ』とか『歌遊びをした』とか、もう色んな楽しいことをしてくれるんです。
僕ができるのは、変な顔したり、CMなんかで流れている曲を歌って楽しませる程度ですから、そりゃ勝てないですって。
4月から保育園に行き始めてまだ3ヶ月くらいですが、1号2号が見せてくれる表情のパターンも多くなってきたし、手や足を動かす精度や動きも大きくなっています。
僕らがなかなか上手く手助けできていない「掴み食べ」にしても、保育士さんは給食やおやつの時間に工夫して進めてくれているんです。
そのやり取りを送迎のときに教えてもらいながら、僕らも家でチャレンジできます。その連携ができるってだけで、こんなに嬉しく頼もしいものはないです。
保育園と(保育士さんと)連携が上手に取れると、子どもの成長の悩みも共有できて、「どうすればいいか」も「どうやって一緒に取り組みましょうか?」になるんですよね。
僕らはすごく安心して、必要以上に悩むことなく前向きになることができています。
子どもたちの栄養の問題
僕らがお世話になっている保育園には給食があります。おやつもあります。
年齢的なものもあり、食べられるもの・食べられないものはありますが、それでも栄養を考えたメニューを1号2号は食べることができます。
そして、先にも書きましたが、食べ方の練習もさせてくれます。
家でも成長に合わせて食材の固さや大きさを変えたり、食材を増やしたりしていますが、基本的に理由(わけ)あって今は僕が作っているので離乳食のバリエーションも少ないですし、もっと上手にできればとも思うんですが、朝や夕方などはバタバタしているし、なかなか次のステップに進めません。
それでも1号2号はムシャムシャ食べてくれるので嬉しいんですが、やっぱり少し不安なんですよね。
「こんなのでごめんね」って。
そんな感じなので、お昼だけでもバランスの良い食事を摂ることができれば子どもたちの成長にプラスになるんじゃないかなって思うんです。
だから、保育園ってそれだけでもありがたいんですよ。
保育士さんってすごくありがたいんですよ。
保育士さんの僕ら親への温かいフォロー
僕ら保育園に子どもを預けている親は、あの保育士さんの対応を「当たり前」と思っちゃいけない気がします。
世の中で、あんなに気を遣って僕らに接してくれる人はいませんよ。
「お座りしてたらバランス崩して、おでこ打っちゃったんです!冷やしたんですが、どうもすみません!」
特に異常ないようなら大丈夫ですって!家ではいつもそうですから!
「お友達にちょっかい出したら噛みつかれちゃったみたいで、血は出てないんですが・・・」
噛んだほうじゃなくて良かったです(笑)
そうやって色々と人との距離感を覚えていくんですもんね。
「窓でつかまり立ちしようとして、ズルって滑って顔を窓にぶつけちゃったんです!」
窓ガラスが割れないで良かったです(笑)
・・・って、こんな感じですごく僕らに気を遣ってくれるんです。
今日もそうです。
連絡帳と一緒に「懇親会のお知らせ」って手紙が入っていました。
僕はその手紙の内容に「はじめまして」だったんですが、どうやら数日前にすでに配布されていて、参加不参加の返事も期限も過ぎていたみたいなんです。
どっかにやっちゃったんでしょうね、ソレ。
「これって、もし参加の場合・・・もう遅いですよね?」
「えーっと、ちょっと聞いてみますので、明日お返事しますね」
「すみません、前回のお知らせも見てないようです・・・」
「あ、そう言えばYuichiさん、こっちのお知らせ(七夕の願い事を書く紙)は見ました?」
「あー全然見てませんでした・・・すみません」
「あー大丈夫ですよ、まだ間に合うので、パパさん大変そうですもんね」
もうね、古いとか言われないんだったら言いますけど、
「なんも言えねー」
今年40歳、まだ若い保育士さんに優しくされて、ちょっと恥ずかしい40歳。
「大変そうですもんね」なんて言われたら「大変なんです」なんて口が裂けても言えないじゃないですか!!
でもね、すごく僕を見てくれてるって言うか、気にしてくれてるって言うか、すごく嬉しいです。
「おうちで何か困ったことあれば言ってくださいね」
「保育園でできることあればやりますから」
「成長に良さそうな運動とか遊びあったら教えますので言ってくださいね」
「〇〇ちゃんと△△ちゃんが喜ぶこととかあったら教えてくださいね」
「こんなことできるようになりましたよー!」
いつもいつも、ありがとうございます。
子どもたちだけでなく、僕ら親にもいつも温かいフォローをしていただき、本当に感謝しているんですよ。
双子育児と保育園のありがたさ まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
何度も言いますが、僕らの双子は一度「隠れ待機児童」になり、その後に運よく今の保育園に入ることができました。
正直なところ、保育園は子どもたちを預けるところで、僕ら親がこんなに密接に関わるなんて思ってもいませんでした。
でも、なんとなく感じてきたんです。
保育園って、ただ子どもを預けるところって訳じゃなくて、一緒に子どもの成長を見守ってくれる温かい場所なんじゃないかなって。
家と保育園って場所は違うんですけど、でも子どもを大事にする、しっかりと見守る、なんと言うか僕の感覚なんですけど、家と変わらないんですよね。
だからなのか、我が家の1号2号は「慣らし保育」のときから保育園が大好きでした。
今じゃ、玄関開けてベビーカーの用意をしているのがわかると大興奮でキャーキャー言い始めます。
そして保育園に着くと、僕との別れなんか気にせずに一目散に部屋の中へと進んでいきます(涙)
でも迎えのときには僕の顔見ると満面の笑顔で寄ってきてくれる「天使2匹」なんでいいんですけど!(笑)
だからこそです。
こんなに一生懸命、子どもたちを家族のように見てくれる保育士さんの給料、なんでこんなに安いんでしょうか??
参考記事:待機児童ゼロへ向けて!保育教諭の労働条件改善案をまとめてみた!#taikijidou0challenge
待機児童問題の原因の1つとして、保育士さんの待遇の問題があります。
こんな素敵な人たちなのに、こんなに素敵な仕事なのに、これじゃあ現実問題として保育士さん自体が生活に支障をきたしますって。
そりゃ保育士さんが泣く泣く辞めていくのもわかりますって。
「箱(保育園)」ができても、保育士さんがいないんだったら待機児童が減る訳がないですって。
3歳までは保育園に預けずに自分たちで子育てをする。
色んな考えがあるので、それもいいと思います。
でも、僕らは保育園に預けることができて色んな悩みが軽くなりました。
本当に軽くなりました。
双子や三つ子などの多胎家庭においては、虐待事故が増えるって話もあるんです。
参考記事:「多胎家庭における虐待死事例の特徴」
「切れるか切れないか」その境界線は自分にもわからないですし、気がついたら切れているかもしれません。
自分の子どもたちは絶対に傷つけたくない、でも万が一、自分が過度なストレスを受けてしまったら正常な判断ができなくなるかもしれない。
僕には正直なところ自信はありません。紙一重だって思っています。
そんな僕を支えてくれている保育園と保育士さんにはすごく感謝しています。
待機児童問題については色んな原因や状況が複雑に絡み合っているように見えますが、保育士さんの待遇に関して言えば、待機児童問題がなかったとしても改善してもらいたいポイントの1つだと思っています。
難しいことは言えませんが、保育園と保育士さん、本当にありがとうございます。
そして、これからもどうぞ宜しくお願いします。
難しいことは、以前まとめた「待機児童ゼロチャレンジ」の中にたくさんの記事として情報や知識・経験談がありますので、そちらをご覧ください。
絶対に保育園に入らないといけないってことはないと思いますけど、でも、いいものですよ。
保育園って。
おしまい
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