もう限界!双子育児のイライラがMAXに達したときに読んだら心が軽くなった『保育者のためのペアレントサポートプログラム』という本を紹介します
こんにちは、双子のパパYuichiです。
1号2号が4歳になり、3号は2歳。
3人が3人ともに性格が異なり、成長の早さも違うので、忙しいときには「どうしたらいいんだー!」「もうやめてくれー!」と心の中で叫ぶことが増えてきました。
そのときの自分は、双子育児(正確には3人育児)に対してのイライラというより、うまくいかない自分自身に対するイライラ、子どもに対して感情をぶつけてしまう罪悪感で押しつぶされそうになっていました。
毎日の子どもたちへのイライラが嘘みたいに消えた「たったひとつ」の魔法という記事でも書いていますが、この状況をどうにかしたいと試行錯誤した結果、子どもたちに「係」を与えて見守ることを増やしたことで、イライラも少しずつ消えてきました。
そんなとき、Twitterのフォロワーさんから紹介してもらったのがこの本だったんです。
これまで、僕なりに試行錯誤しながら子育てをしてきましたが、この本を読んで、「ああ、自分は間違ってなかったんだ」という気持ちと「なるほど!確かにそのほうが楽かもしれない!」という気持ちになることができたので、僕と同じように双子育児に(というか自分自身に)自信がなくなりかけている方はぜひご覧ください。
この記事の目次
「保育者のためのペアレントサポートプログラム」とは?
これいいな。
自分の気持ちのコントロール、子どもとの係わり方のヒントが出てる。自分にとって何が良かったか、双子育児にどんな効果があるか、後でブログにもまとめますので、興味ある人は待っててね。 pic.twitter.com/CU5DDfPuo1— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年2月9日
ということで、ブログにまとめてみました。
この本は、全127ページからなっているんですが、63ページ以降はこの本の内容を講演やプログラムで使用するためのマニュアルとなっています。
そもそもこの本は「保育者のため」の本ですので、実際に僕が読んだのは62ページまでです(ほとんどの人はここまで読めば大丈夫だと思います)。
そして、育児本などに見られがちな上から目線の内容、経験者の押しつけ的な情報などはなく、イライラすることもなく素直に受け入れることができる内容でしたので、僕のようなある意味素直じゃない人でも受け入れることができたのもこの本のスゴイところかもしれません。
双子育児で孤立感やストレスを感じているママパパに読んでほしい
まず、この本は双子育児で孤立感やストレスを感じているママパパにぜひ読んでほしい内容になっています。
双子育児はママパパが協力しても、「なんとか成り立ってる」くらいギリギリのものです。
そんな双子育児をワンオペで行っていたり、パートナーの理解を得られていない場合、その大変さから社会との接点がなくなってしまって誰にも相談できなかったり、たまったストレスを子どもにぶつけてしまったりすることも少なくありません。
一般社団法人日本多胎支援協会の調査によれば、双子育児をしている親に子どもへの虐待が増えるというデータもあるくらいですので、双子育児をしているママパパであれば、誰でも孤立感やストレスを感じることはあると思ってもいいでしょう。
だからこそ、「今頑張ってる」「なんとか頑張ってる」「でも誰かに頼りたい」「自分の気持ちをどうにか整えたい」「子どもと楽しく接したい」といつも考えているママパパに読んでほしいんです。
「保育者のためのペアレントサポートプログラム」の内容
「保育者のためのペアレントサポートプログラム」は、大きく2つのパートに分かれていて、特に読んでいただきたいのは最初のパートです。
ポイント1 ストレスマネジメント
ポイント2 自分を知り、他者を知る
ポイント3 自己イメージを変える
ポイント4 コミュニケーションの方法
パート2:やってみよう!ペアレントサポートプログラム
アレントサポートプログラム講座(第1回)
ペアレントサポートプログラム講座(第2回)
ペアレントサポートプログラム講座(第3回)
※配布資料PDFのCD-ROM付き
パート2からは保育者のための講座の開き方・進め方・心構えなどに変わりますので、双子育児に役立てようと考えるのであれば、パート1の62ページまでを読めば大丈夫です。
一気に読んでも1時間もかかりませんので、子どもたちを寝かしつけた後に、温かいお茶でも飲みながら読んでみてください。
文字も大きく、文章もギッシリ詰まっている感じではなくイラストも入っているので、気軽に読み進めることができますよ。
僕が実際に読んで心が軽くなったポイント
ここでは、僕が実際に読んで心がスッと軽くなったポイントを紹介しますが、人によって心に刺さるポイントは違うと思いますので、実際に読んでみて、あなたの心が軽くなるポイントを見つけてみてください。
ダメなのは「自分自身」ではなく「言動」
パート1のポイント3「自己イメージを変える」という中に、ダメなのは「自分自身」ではなく「言動」というフレーズがあります。
実際、毎日の双子育児の中で自分の感情をコントロールできずに子どもを怒鳴ってしまったとき、「なんて自分はダメな父親だろう」「本当に最低な人間だ」と自分を責めてしまうことが多くありました。
でも、「悪いのは自分ではなく、使った言葉が悪かったんだ」と思うことで、「次は言葉に気をつけよう」「自分自身はダメな存在ではない」と思えるようになります。
この考えを持つことで、自分自身をマイナスに捉えることがなくなり、子どもたちに対しても少し余裕を持って接することができるようになりました。
子どもに伝わる言い方を考える
ポイント4の「コミュニケーションの方法」という中にある内容です。
子どもたちに「なんで言うこと聞かないんだろう?」「何回言ってもわからないのはなんで?」と思っている原因が自分の言い方にあったということなんです。
例えば、
「そのおもちゃ、そこに(指さして)片づけて!」
「もう!そういうことしないで!」
「早くして!」
こういう言葉を子どもたちに使っていませんか?
僕は使っていました。
例えば最初の2つは、いわゆる「こそあど言葉」といわれるもので、大人であれば「あれ・それ・これ」でわかることでも、小さな子どもには理解できていないということが多いというんです。
だから、「そこに片づけて」ではなく「おもちゃ箱に片づけて」、「そいういうことしないで!」ではなく「相手の頭を叩いたりしないで」という風に、より具体的に絞り込んだ伝え方を意識する必要があるんです。
また、最後の「早くして!」は僕の中で抜け落ちていた部分でもあり、大切にしなければいけないものでもありました。
「早くして!」と言われても、子どもにしたら「何をどれくらい早くしたらいいのかわからない」らしいので、主語や目的語を省略せずに、「テレビを見るまでに着替えよう」「ご飯を早く食べよう」と伝えることが大切ということを再確認することができました。
ダブルバインド(二重拘束)
これも、ポイント4の「コミュニケーションの方法」に書いてある内容です。
ダブルバインド(二重拘束)とはどんなことか例でいうとこんな感じです。
まさにこれ、ありません?
特に忙しいときとかに、いつまでたってもテレビから離れなくて、テレビ消したら泣き叫んでもの投げたりして、「ゴルァァァァァ!!」ってなるやつです。
でも、子どもからしたら「テレビ見ていい」っていうから見てたのに、その言葉通りにしてたら今度は「ダメ」と言われて怒られるので意味が分かりません。
これが、ダブルバインド(二重拘束)です。
思い出せば子どもの頃にありませんでしたか?
「怒らないから正直に言ってごらん?」って言われて正直に言ったら怒られて「怒らないって言ったじゃん!」みたいなやつです。
親になって気づかずに自分もやってたんですね。
また、興味深いのは、このダブルバインドは大人だけでなく子どもたちでもあるということです。
実際に自分が体験したことが載っていて「これか~」と納得したところでした(詳しくは本書をご覧ください)。
「なんで~?」を「どうしたら~?」に変える
これも、ポイント4の「コミュニケーションの方法」に書いてある内容です。
例えば1号が2号のおもちゃが欲しくて「貸して」と言っても貸してくれなかったので頭をおもちゃで叩いたとき、
「なんでそういうことするの!?」
思わず強い口調で言ってしまい、1号を委縮させてしまった(実際のことじゃないですが)。
こういった言い方は否定的なニュアンスで、子どもたちは「責められた」「否定された」という気持ちになって、子どもたちがその理由を答えてもそれが「言い訳」にしか聞こえなくなり、さらに親は怒り心頭になり子どもたちは「自分はダメなんだ・・・」と思い込んでしまうという悪循環に陥ってしまいます。
これを変えるために、「なんで~?」を「どうしたら~?」にしてみます。
「どうしたら頭を叩かずにおもちゃを貸してもらえるかな?」
こう伝えれば、否定的なニュアンスではなく、先のことを肯定的に捉える質問になるので、問題解決ができる力をつけることができるようになります。
たった一言変えるだけで、子どもの心も自分の心も軽くして、前を向くことができるようになるこの言葉を知ることができて本当に良かったと感じています。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
子どもたちが言うことを聞いてくれない、子育てがうまくいかない、自分のやってることは間違ってるのか、自分は親失格なのかもしれない。
もし、あなたがそう思ったことがあるなら、「保育者のためのペアレントサポートプログラム」をぜひ一度読んでみてください。
この本は育児だけでなく、パートナーとの夫婦関係にも使える内容になっていますので、お互いの協力が不可欠な双子育児をしているママパパにとって、とても心強い味方になってくれるものであることは間違いありません。
なんだ、まだできることがあるじゃないか。
「これ以上何をすれば?」と思っていても、ちょっと角度を変えてみればまだまだやるべきことが見えてくる。
角度を変えるには気分転換にちょっと外に出てみることも必要。考えることは大切でもたまにはバカになってみることもありだな。— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年2月7日
頑張ってるのに誰も認めてくれない、頑張ってるのに成果が見えない、この悩みがずっと続くように感じる。
でも、ちょっと見方を変えてみるだけで、あなたの心がすごく軽くなるとしたら?
子どもたちに笑顔で接することができるようになったら?
あなたの抱えている双子育児のストレスがすっと消えたら、今まで見えなかった子どもたちの笑顔が見れるようになるかもしれません。
ずっと忘れていた自分の笑顔をまた鏡で見ることができたら、それだけでまた明日も頑張ろうって思えますよね。
そんなあなたの背中をそっと押してくれる一冊ですので、ぜひ読んでみてください。
本の中でも「失敗しても大丈夫」と言っていますので、もしこの本を読んでその通りにやってみてもダメだった場合、僕は「できなかったのはこの本が悪い!笑」と思うようにしてあまり重く考えないようにしています。
それくらいでもいいと思うんです。
超楽しいけど超大変な双子育児、一緒に乗り越えていきましょう!
おしまい
この記事が気に入ったら
いいね!してね。
最新情報をお届けします
TwitterでI Love Twins!!をフォローしよう!
この記事を気に入ってもらえたら是非シェアしていただけると嬉しいです。