【レビュー】双子パパの救世主!「双子妊娠がわかったときによむ本」を読んでみた。
こんにちは、双子のパパYuichiです。
ついに、待っていた ”ブツ” が我が家に届きました。
双子パパの救世主ともいえる、この業界(双子育児するママパパ)で話題になっていた例の本です。
※20年5月9日現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に「在庫切れ」となっています。そんなときは「ほしい物リスト」に登録しておきましょう!
読んでみた感想をまとめると、
- 4人全部「男の子」ってヤバイな
- 多胎+アルファの育児は夫婦が協力してギリギリ成り立つ
- パパは ”自分ごと” として家事育児を支える大黒柱
- それでもママの理想には遠いかも?(悲しいけど仕方ない)
- この本は、ママだけじゃなくパパにぜひ見てほしい本
この5つが僕の中に残りました。
特に最後のポイント、「パパにぜひ見てほしい本」ということは大きな声で言いたいと思います。
なぜなら、僕も双子育児をはじめて今年で6年目になりますが、最初は右も左もわからずに「初めての育児=双子育児」をはじめたからです。
情報収集しようにも、ネット検索しても「ママ向け」のものしか見つからず、自分の経験を残そうとこのブログをはじめました。
そして、僕と同じような思いを、これから双子パパになる男性に味わってほしくないという思いで情報発信してきましたが、ネットで発信するのにも限界があるなと思っていたんです。
そんなときに知り合ったのが著者の工藤さんでした。
ということで、今日は工藤さん夫婦とイラストレーターのフワさんがが心を込めて作った『双子妊娠がわかったときによむ本』のおすすめポイントを紹介したいと思います。
※記事内で使っている画像のイラストはフワさんが作成したものです
この記事の目次
4人全部「男の子」ってヤバイな
ウチは5歳双子男と3歳長女の3人で、それでもそれなりに大変です。
保育園の送り迎えのとき、3人が3人「ママできないー」「パパ抱っこー」「(無言で走り去る)」状態なので、保育園の玄関で45分かかったことが何回もあります。
お友達のママパパが手伝ってくれそうになるも、子どもたちは断固拒否でさらに機嫌が悪くなり、大声&大泣きの大合唱で僕らは白目で現実逃避。
それがもう1人増えるって、想像するだけでお腹痛くなりそうです。
64ページ目には、そんな過酷なシーンがコミカルに描かれていて必見です(ただ、当の本人は白目剥いてたと思いますが)。
多胎+アルファの育児は夫婦が協力してギリギリ成り立つ
多胎育児ってそれだけで大変で、そこに「+アルファ」が加わるとそれはもう何度も白目を剥きたくなります。
我が家もそうでしたが、ママが働いている(いわゆる共働き)場合、いや厳密には専業主婦でも同じですね、夫婦がしっかりと協力していないと成り立ちません。
それも、ギリギリ成り立つというか、踏みとどまるという感じです。
だから、子どもたち中心にスケジュールを組み、そこに僕ら夫婦の仕事やその他のスケジュールを当てはめていくイメージでした。
工藤さんの家でもそれはまさにそうで、104ページを見ると奥様の苦労とそれに応えようと必死でついていこうとする工藤さんの奮闘ぶりがうかがえます。
ママだけでも、パパだけでもうまくいかない。
夫婦で協力して「どうすれば少しでもマシになるか」を日々探していく連続、そんな風景が見えるので、これから双子育児をはじめるママパパにはぜひ読んでいただきたいところです。
パパは ”自分ごと” として育児を支える大黒柱
もしかしたら、オムツ替えで「うんち」は苦手と感じているパパもいるかもしれません。
でも、苦手なんて意識は回数をこなすと簡単に両手でそのモノを受け止めることができるまで変えることができるようになります。
40ページには、工藤さんが経験した「1日に20回以上のオムツ替え」について書かれています。
子どもたちからの「うんち出たー」が「パパお醤油取ってー」と同じテンションで「はいはい」と答えられるようになる、これってもう育児を手伝っているという感覚はないですよね。
育児を自分ごととしてとらえ、家族の中でも大黒柱として支える大きな存在になっているんですよね。
我が家でもそうですが、やっぱり双子育児を上手に回すには、パパの頑張りがないとダメだと思うんです。
育児だけじゃなく、ご飯を作ったり、ゴミ出しをしたり、シャンプーの詰め替えを交換したり、洗ったお皿を拭いて片づけたり、ご飯が終わった机を拭いたり、子どもたちが脱いだ洋服を片づけたり、滴が飛び散ったトイレを拭いたり、そういったことでもパパは大黒柱になる必要があるんですよね。
それでもママの理想には遠いかも?(悲しいけど仕方ない)
これは僕も日々感じています。
どんなに頑張ってもママには勝てないところがある・・・。
これはもしかしたら、男性と女性の脳の機能の違いが関係しているかもしれませんが(単なる憶測です)、でも本当はパパにも甘えがあるのかな?なんて思いもあります。
僕も含めてですが(笑)
114ページに詳しく書いてありますが、このように毎日頑張っている工藤さんでも、奥様からは「モヤモヤします」と言われてしまっています。
ちょっと笑ってしまいましたが、でも奥様はそんな工藤さんを受け止めて、どうすれば自分がイライラせずにすむか考えてるんですよね。
どこの家庭でも、やっぱり女性は1枚も2枚も上手なんですよね。
恐れ入りますm(__)m
この本は、ママだけじゃなくパパにぜひ見てほしい本
この本を読んだとき、一番に思ったのがやっぱり「ママだけじゃなくパパにぜひ見てほしい」と思いました。
双子育児の大変さをコミカルに、軽快に描いていることで、これから双子育児をはじめようとしているママの不安を少しでも軽くすることができんじゃないかなと思ったのと同じくらい、これくらいパパが自主的に動いて家事育児でも大黒柱になることが大事なポイントだということを知ってもらいたいからです。
ぜひ、これから双子育児をはじめるママパパも、今まさに戦い真っ最中のママパパも、この本を読んで「同じような仲間がいる!」「一緒に頑張ろう!」と思ってもらえたら嬉しいです。
※20年5月9日現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に「在庫切れ」となっています。そんなときは「ほしい物リスト」に登録しておきましょう!
最後に
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
僕らの働き方が変化し、その変化に家事育児も対応させることの難しさに日々悩んでいますが、そんなときに工藤さんの本を読んで、あの頃を懐かしく思い出し、そしてまた頑張ろうと思うことができました。
こういう気持ちにさせてもらって、本当に嬉しく思います。
工藤さん、奥様、イラストレーターのフワさん、本当にありがとうございました。
最後に、工藤さんとフワさんのご紹介を簡単にさせていただきますね。
著者
工藤啓(工藤さん)
1977年生まれ、認定 NPO法人育て上げネット理事長。サッカーとマンガが大好き。
子育て・炊事・家事はツマに教えられた通りにがんばってやってみている。
Yahoo!ニュースなどでも記事を執筆しているので有名です。詳しくは、NPO法人育て上げネットのメディア掲載をご覧ください。
工藤彰子(奥様)
1977年生まれ、ワーキングマザー。36 歳で双子を妊娠。日常の生活に小さな工夫を加えることが大好き。男の子の生態研究中。
イラストレーター
フワさん(佐野 典世さん)
1978 年生まれ。大阪市在住。新卒後、プログラマーとしてシステム会社に勤務。結婚を機に退社。2014 年一卵性男子の双子を出産。
主に、「株式会社ふたごじてんしゃ」および「NPO 法人つなげる」にて、動画制作と編集、イラストなど「表現の手伝い」を担当する他、一般社団法人日本多胎支援協会のロゴ、収益の 60% を多胎支援団体に寄付する「ふたごのへや」LINEスタンプなど制作。スタンプ第3弾・第4弾は、著者・工藤啓&「I love Twins!!」の Yuichi パパが監修。
素敵な人たちです。
また、みんなでご飯食べたり飲んだりしましょうね♪
おしまい
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