子どものベランダからの転落防止対策で一番簡単で効果的なのは窓用「ウィンドウロック」以外ない!※衝撃動画あり
こんにちは、双子のパパYuichiです。
先日、大阪で3歳男児がマンションのベランダから転落死するというなんとも悲しい事故が起こりました。
まだ記憶に新しいので鮮明にこのニュースを覚えている人もいると思います。
簡単にその内容をかいつまむと、
14日午前8時50分ごろ、大阪府吹田市垂水町2丁目のマンションで、「大きな音がした。子どもが転落した」と住人女性から119番通報があった。大阪府警によると、9階に住む男児(3)が敷地内に倒れており、搬送先の病院でまもなく死亡が確認された。頭や胸を強く打ったとみられる。府警は9階ベランダから転落したとみて経緯を詳しく調べている。
吹田署によると、男児は父親(39)と母親(40)、小学1年の兄(6)との4人暮らし。他の3人は外出中で、男児は発熱のため幼稚園を休んでおり、当時は自室で1人だった。玄関は施錠されていた。ベランダ(高さ約1・2メートル)から誤って転落した可能性があるとみている。
自分に子どもができてからというもの、このような悲劇が報道されると我がことのように胸が締めつけられます。
可愛いけどやんちゃ盛りの年齢ですから、親が気をつけていても起こってしまう悲しいケースもあります。
我が家も4歳双子、2歳長女と「危ない」盛りですので、実際本当にどうしたら安全かを改めて考えてみました。
そこで結論づけたのが、幼児の転落防止対策を考えるなら、窓用「ウィンドウロック」しかないなということでした。
窓用「ウィンドウロック」はこちらです。
こちらは二重ロックができる安全性の高いものです。
今日は、なぜ窓用の「ウィンドウロック」が子どもの転落防止対策に一番有効なのかを、その理由とともに転落事故についてのデータをまじえて紹介したいと思います。
この記事の目次
消費者庁の調べでは「転落死」は3歳4歳児の事故死の原因の第2位
衝撃のデータでした。
消費者庁の「子どもの事故の現状について(平成29年)」という資料の中で、子どもの事故死の原因の内訳で3歳児(16.1%)と4歳児(13.2%)の転落死が全体の中の2位となっていたんです。
※下の図は資料中からの引用です
緑で囲まれたものが「建物からの転落」となっていますが、驚いたことに3歳4歳以降の年齢でも、いずれも高い確率で転落死が発生していることがわかります。
また、事故の発生時期についても、気温が暖かくなってくる「4月~8月」が特に多いというデータが出ています。
※下の図は資料中からの引用です
これだけ多い3歳児と4歳児の転落事故ですが、色々と調べてみると、どうやら一番の対策はシンプルな窓用の「ウィンドウロック」だということがわかってきたんです。
幼児がベランダなどから転落してしまうときの3つの共通点
幼児がベランダなどから転落してしまうときには、3つの共通点があります。
- 親の目が届かないところで発生する
- 窓が開いている
- 足場になるようなものが置いてある
親の目が届かないところで発生する
これは、必ずしも子どもを置いて外出することを指しているとは限りません。
ちょっとトイレに行く、ご飯の準備をする、宅配便の対応をする、日常生活の中でいくらでもこのような時間はあります。
ほんの数分目を離しただけで、この危険な状況が作りだされるということを知っておく必要があります。
窓が開いている
暑くなれば窓を開けて網戸にしておくこともあるでしょう。
窓がいていなくても、鍵を閉め忘れていることもありますし、子どもが鍵を開けてしまうこともあります。
子どもの成長は早いですが、毎日子どもを見ていると「まだ大丈夫」と思ってしまうことはありませんか?
窓を開ければ外から聞こえてくる車や電車の音、光、においなどに敏感に子どもは反応するので、ちょっと届かないかもという高さでも頑張ってしまうことがあります。
足場になるようなものが置いてある
ベランダには子どもの足場になるようなものがたくさんあります。
- エアコンの室外機
- 物置用のボックス
- 植木鉢
- バケツ
- 物干し竿の足場
- イスやテーブル など
さらに気をつけたいのが、子どもは「目的のために物を利用する」ことができるということです。
ベランダに足場になるようなものがなかったときでも、外の様子が見たければ家の中から足場になりそうなものを持ってきて利用します。
段ボール、おもちゃの箱、リビングのイス、ゴミ箱、簡単に持てそうなものなら何でも利用します(時間があれば重いものでも移動させます)。
実は足場がなくても手すりに手が届けば危ない!衝撃の動画を紹介します
建築基準法施行令の第126条では、2階以上のベランダの手すりの高さは床から110cm以上と決められており、例えば東京都の「子育てに配慮した住宅のガイドライン」ではそれ以外にもエアコンの室外機と手すりまでの距離も60cm以上離すことを奨励しています。
3歳児の平均身長は約100cmほどですので、手すりの高さが110cm以上なら頭は出ません。しかし簡単に手は届いてしまう高さです。
ここで、衝撃的な動画をご紹介します。
この動画は朝日新聞社が取材した、東京都の商品等安全対策協議会が行った実験です。
子どもたちがいとも簡単に、足場がなくても手足を上手に使い手すりを乗り越えていく様子が映っています。
柵の真上に手すりがある場合、簡単によじ登ることができる様子がわかると思います。
これを見たとき、もちろんベランダに足場を置かないことも大切だけど、足場がなくても手すりに手が届くなら危ないのではないかと感じました。
幼児のベランダからの転落事故を防ぐにはベランダに出ないようにするのが一番確実
この動画を見たとき、幼児のベランダからの転落事故を防ぐ一番簡単でかつ一番効果的は、そもそもベランダに子どもが出ないようにすることじゃないかと思いました。
我が家は1号2号が窓の鍵に手がかかるようになってからは、窓用の「ウィンドウロック」をかけるようにしています。
使用しているのはこれですが、似たようなものならどのようなタイプでも問題ないはずです。
ちなみに、ここで紹介しているものは鍵を外して「二重ロックできる」安全なタイプですが、二重ロックまではいらないというのであれば100均などで似たようなものを買うことができます。
子どもたちは僕ら親が見ていようがいまいが関係なしに、窓を開けて外に行きたがります。
「電車が見たい!」「雨降ってる?」「お外寒い?」と色んな理由をつけて外に出たがります。
もちろん僕らがいるときは手を繋いだりして安全を担保してベランダに出すこともありますが、基本的にはベランダは出ないところというふうに教えています。
それでも、ちょっと目を離したときにカーテンの陰に隠れていたり、窓を開けようとする様子を何度も見たことがあります。
そんなときでも、窓用の「ウィンドウロック」をかけていれば鍵を開けたとしても窓は開きませんので、子どもたちが勝手にベランダに出るのを防ぐことができます。
窓用「ウィンドウロック」の使用上の注意
窓用「ウィンドウロック」の使用上、注意することは次の3つです。
- 取り付けは必ず窓の上側
- 外すときに落下しないように注意
- めんどくさくても必ずロックすること
窓用の「ウィンドウロック」は便利なもので、力の弱い女性でも簡単にロックすることができます。
しかし、取り付ける場所は必ず窓の上側にするようにしましょう。
写真のように窓の下側でも取り付けは可能ですが、もし下側に取り付けてしまうと子どもたちが取り外してしまう可能性があります。
子どもが絶対にベランダに出ないようにするには、必ず子どもの手が届かない窓の上側に取り付けましょう。
また、取り外すときは、しっかりと手を添えて取り外さないと、誤って自分の顔に落下させてしまったり、近くに子どもがいたらケガの危険があります。
頭上にあるウィンドウロックが落下しないように片方の手でしっかりと押さえて取り外すようにしましょう。
最初のうちはロックをすることが面倒に感じることがあるかもしれません。
しかし、その「手間」が子どもたちを危険から遠ざけることになりますので、洗濯物を干すときなど以外は常にロックするように心がけましょう。
ちなみに、網戸の場合、窓のロックはできますが網戸のロックはできませんので、もし危ないなと感じたら無理をせずにエアコンに切り替えましょう。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
気温が上がってくると、海や川の事故で子どもが犠牲になるニュースなどに胸を痛めますが、今日紹介したような転落事故のニュースにも本当に胸を締めつけられます。
「ウチは大丈夫か?」「本当にこれで大丈夫か?」しっかりと考えているつもりでも、いつどこで気が抜けてしまったり、偶然が重なって不幸が起きてしまうかわかりません。
今日紹介した窓用の「ウィンドウロック」は、簡単かつ効果的な方法だと思っていますが、それでも何かの間違いがあって危ないことが起きてしまうかもしれません。
それでも、できることは絶対にしないと可愛い子どもたちを守ることはできません。
まだ窓用の「ウィンドウロック」を買っていないという人は、ぜひ子どもたちの安全のために早めに準備しておいてください。
※二重ロックのないものなら100均でも購入が可能です
おしまい
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