赤ちゃんの熱中症対策 あなたの予防策は間違ってるかも!?
こんにちは、双子のパパYuichiです。
この時期、雨が続くとムシムシしますね。
虫は好きなんですけど、ムシムシするのは大嫌いなんです。
だって、蕁麻疹出ちゃうんで(>_
なんで蕁麻疹が出ちゃうかは、以前の記事「僕が吠えるほど苦手なもの10個ランキングしてみた。」で書いてあるので、お時間ある人はどうぞ^^
そうそう、話題は熱中症ですよ。
赤ちゃんも熱中症になるんですって!知ってました?
この記事の目次
熱中症とは
熱中症って怖い!
『熱中症って暑さで体調が崩れることでしょ?』って、なんとなくわかってはいるんですが、ここは正確な情報を知っておこうと言うことで、まず熱中症ってどんなものか調べてみました。
熱中症は、屋内・屋外を問わず高温や多湿等が原因となって起こり得る。
日射病とは違い、室内でも発症するケースが多く、年々増加傾向にある。2010年の夏には1731人が死亡した。
高温障害で、日常生活の中で起きる「非労作性熱中症」と、スポーツや仕事などの活動中に起きる「労作性熱中症」に大別することが出来る。
本質的には、脱水による体温上昇と体温上昇に伴う臓器血流低下と多臓器不全である。
表面的な症状として主なものは、めまい、失神、頭痛、吐き気、気分が悪くなる、体温の異常な上昇、異常な発汗(または汗が出なくなる)などがある。
また、熱中症が原因で死亡する事もある。特にIII度の熱中症においては致死率は30%に至るという統計もあり、発症した場合は程度によらず適切な措置を取る必要があるとされている。
また死亡しなかったとしても、特に重症例では脳機能障害や腎臓障害の後遺症を残す場合がある。
Wikipediaより引用
ここ数年じゃないですか?
室内でも熱中症にかかるってわかってきたの。昔は「日射病」って言葉のほうが使われていて、夏場の直射日光で体調を崩すから、イメージとしては外が危ないって感じでした。
また、熱中症には熱失神、熱痙攣(ネツケイレン)、熱疲労、熱射病の4つの種類があります。
Wikipediaより引用
熱中症のメカニズム
和光堂さんのホームページに詳しい熱中症のメカニズムが出ていましたので、そちらをお借りして一緒に見ていきましょう!
通常だと発汗することで体内の熱を発散して体温調節するんですが、体温が上がりすぎたりするとキャパをオーバーして熱が体内にこもるんですって。
赤ちゃんと熱中症
大人は熱中症にかかりますが、赤ちゃんも熱中症にかかるそうです。
赤ちゃんは体温調節機能がまだまだ発達していません。だから、熱中症になりやすいんですね。
それでは、赤ちゃんと熱中症について見ていきましょう。
赤ちゃんの熱中症の症状
こんな症状が出たら「あれ?熱中症かも?」って注意しましょう。
■ 顔が火照っている
■ 体全体が熱を持っている
■ 皮膚がカサカサ乾燥している
■ おしっこの色が濃い、おしっこ・うんちの量が少ない
■ 体に力が入らず、ぐったりしている
■ 食欲がない・ミルクを飲まない
気温が上がると、ただでさえ体温が高い赤ちゃんは汗をたくさんかきますよね。
暑そうな表情などもそうですが、おしっこの色なんかはオムツ替えのときに注意する必要がありますね。
『あれ?おかしいぞ?』って、いつもと違う表情を読み取るためにも、日頃から赤ちゃんの表情を観察しておくといいですね。
赤ちゃんはどんな環境で熱中症になるの?
大人なら、スポーツしているときや外で仕事をしているときが多いと思いますが、赤ちゃんはほとんど家の中にいますよね。
赤ちゃんはどんなときに熱中症になるんでしょうか?
暑い日の外出
家の中は快適でも、暑い日に外に出ると赤ちゃんの体もビックリしちゃいます。
上でもお伝えしましたが、赤ちゃんの体温調節機能はまだまだ未発達です。
なので、室内にいるときよりも汗をかきやすいですし、体温も上がりますので注意が必要です。
暑い日のベビーカー
『ベビーカーには日よけをつけてるから万全よ!』って思っているかもしれませんが、実はベビーカーに乗っていて日よけをしていても熱中症にかかることがあります。
ベビーカーは大人の歩いている位置よりも低い位置、道路に近い距離にあります。
地面って実は温度が高いんですよね!よくプールサイドを裸足で歩くと『アチッ!アチッ!』ってなったことありませんか?
ちょうどベビーカーの高さって、地面に降り注いだ太陽光の反射熱をもろに浴びる高さなんですよね。
しかも、ベビーカーの材質によっては通気性のよくないものもありますから熱がこもりやすいんですよね。
節電のし過ぎ!
我が家も双子が生まれてから、電気代、水道代、ガス代が一気に上がりました^^;
だから節約に努めています。
そこで気を付けるのが、電気代の節約【節電】のし過ぎです。
『まだエアコン入れなくて大丈夫!』『ウチはエアコンなんか使いません!風があるから大丈夫です!』
ってお話よく聞きます。
たまに「それ何の自慢??」って言うくらい意味わからないものまでありますが、でも赤ちゃんがいる場合は過度な節電はしないほうがいいですよね。
赤ちゃんはもともと体温が高いので、大人以上に汗をかきます。
大人は我慢できる気温でも赤ちゃんは耐えられないこともあります。
赤ちゃんが暑そうだったら、汗をたくさんかいているようだったら、節電はちょっと控えてエアコンつけてあげましょ。
厚着している
これ、注意しないとって思います。
今日はちょっと肌寒いかなって思ってても、急に気温が上がることもありますよね。
そんなときに厚手の服を着ていたり、1枚多めに着ていたら赤ちゃんは汗ビチョビチョです。
体温も上がります。これで熱中症になっちゃいますからホント怖いです。
夏場の車での長時間移動
今年の夏、車で関西まで遠出する予定です。
なので、これは気をつけないといけません。
長時間ずっとチャイルドシートに乗せておくと、エアコンを入れていても汗をかきますよね。
顔なんかは汗かいてなくても、背中は汗ビッショリなんてことはよくあります。
車内が涼しいから安心してると、気付いたら熱中症になってるなんて話もよく聞きます。保冷剤つきの汗取りシートなんかを上手に利用して、赤ちゃんの汗対策をしたいですね。
あとは窓から入ってくる直射日光にも注意が必要です。
赤ちゃんはチャイルドシートの中で動けませんから、直射日光が当たると、ずっと当たったままの状態が続くことがあります。
日焼けもしますし、体温も上がるのでこれも熱中症の原因になります。車内の日よけカーテンなどで鉄壁なガードをして赤ちゃんを守ってあげましょう!
そして、1時間から2時間くらいおきに休憩をとって、気分転換に抱っこしたり遊んであげましょうね。
水分補給も忘れずに!
あと、くれぐれも車内に赤ちゃんを置き去りにするようなことはないようにしましょうね。
赤ちゃんの熱中症対策
我が家の双子も今年初めての夏を迎えます。
しっかりと熱中症対策・予防をしていこうと思っています。
熱中症の予防をしよう!
まずは、熱中症にならないことが大事ですよね。
家庭でできる赤ちゃんの熱中症の予防策をまとめてみました。
■ こまめな水分補給
もう、これは必須ですよね。特に夏場や暑い日は汗をたくさんかきますから、いつもより頻度を多めに授乳や白湯、ベビー麦茶(普通の麦茶なら薄めを)などを飲ませてあげましょう。
■ 外出時は帽子、風通しのよい服装を
麦わら帽子みたいな通気性のよい帽子をかぶせてあげましょう!カワイイ帽子で双子お揃いなんてしちゃったら、もう親のほうがテンション上がっちゃうかもしれませんね^^
暑い日の赤ちゃんの服装は「大人の服装マイナス1枚」と言われています。
生地も薄手で通気性のよいものを選んであげましょうね。
ただ、急な天候の変化もあるでしょから、もし寒くなっても大丈夫なように1枚羽織るものがあればいいですね。タオルケットやポンチョみたいのがあると便利ですよ。
■ ベビーカーでの外出は場所と時間帯を考えて
ベビーカーでのお出かけをする場合は、直射日光の当たらない日陰を歩いたり、気温が高くない朝方や夕方などを選べるといいですね。
熱中症かな?赤ちゃんに異常を感じたときの対処法
どんなに注意していても、やっぱり熱中症にかかってしまうこともあります。
そんなときは自分を悲観せずに、すぐに赤ちゃんに目を向けて対処してあげましょう!
簡単にできる熱中症の対処法は、涼しいところに移動する、衣服をゆるめてあげる(風通しをよくしてあげる)、体を冷やしてあげる、水分・塩分を与えてあげる、これが基本です。
体の冷やし方
赤ちゃんの体はどうやって冷やしてあげたらいいんでしょう?
■ 手足や全身に水をかける
■ 濡れタオルを脇の下や首筋、そけい部にあてる
■ うちわで扇ぐ
■ 氷嚢で脇の下、そけい部を冷やす
■ 霧吹きをかけてあげる(水が蒸発するときに気化熱で体温が下がります)
これ、覚えておくことで困ったときに助かります。
水分はどうやってあげたらいい?
池羽小児科クリニックさんのホームページで、赤ちゃんが熱中症になったときに飲ませる水分について詳しく教えてくれています。
ORSといって日本語に訳すと経口補液となります。
口から飲む点滴と思ってください。おいしい飲み物ではありませんが脱水時の水分補給としては世界的に一般的なものです。
私がアフガニスタン難民治療をしていたころはこのORSで多くの子供を救うことができました。
水500ml + 食塩1g + 砂糖20g + レモンかグレープフルーツ果汁適量
500mlのペットボトルに材料を入れシェイクすると簡単です。結構塩味がきつくなるので果汁の量で調節してください。
また、市販のスポーツドリンクの飲ませることに関しては一定の注意事項がありますので、これを見ると無暗に与えることは控えたほうがよさそうですね。
汗をかいた時のスポーツ飲料はもはや日本の常識になっています。
しかし以前より胃腸炎、熱中症などの脱水時のスポーツ飲料は問題になっていました。というのはスポーツ飲料は味を良くするために多量の糖分が含まれています。この糖分が腸に負担をかけ下痢を悪くしたり、常用すれば虫歯、肥満にも影響します。最近は「ペットボトル症候群」という言葉も生まれています。
糖分の多さと同様に塩分が少ないのもお勧めできない理由です。汗には塩分が多く含まれています。失った塩分をじゅうぶんに補充できなければ脱水時の水分補給としてはあまり意味がありません。
かといってスポーツ飲料がすべてにおいて脱水に不向きということではありません。子供は味に敏感です。年齢が低ければなおさらです。
脱水に一番効くといっても飲んでくれなければ全く意味がありません。最初にORSを飲ませてみて、飲んでくれないのならスポーツ飲料でもやむを得ないでしょう。ただし、スポーツ飲料を常用するという行為はやめるべきです。
今ではコンビニや薬局なんかでも経口補水液が売ってますから、冷蔵庫に保管しておいたり、外出時に持っていく、買っておくことも必要かもしれませんね。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これからの時期、赤ちゃんの体調管理には注意したいところです。
しかも我が家にとっても初めての夏ですから、色々と考えてるところなんです。
ここで、熱中症についてまとめたいと思います。
1. 熱中症は赤ちゃんでもなる!と言うより「なりやすい!」
2. 顔が火照ったり、体温が上がったり、おしっこに異常が出たりしたら熱中症を疑う!
3. 外出時、ベビーカーも要注意!
4. 節電もいいけど、エアコンも入れてあげようね!
5. 厚着にも気をつけよう!
6. 車の中も要注意!
7. こまめな水分補給、服装、出かける時間帯を工夫して熱中症を防ごう!
8. 熱中症になったら涼しいところで水分・塩分補給をして、体を冷やしてあげよう!
ここで大切なポイントをもうひとつ。
赤ちゃんの具合が悪かったり、痙攣が起こったり、失神するようなら、すぐに病院に連れて行ってあげましょう!
当たり前のことですが、でも熱中症は最悪、死亡事故にも繋がる怖い症状です。
ママパパがしっかり対応してあげましょうね。
おしまい
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