子どもにすぐ怒るのをやめるために誰でもできる3つの方法
こんにちは、双子のパパYuichiです。
子育てをしていて、自分ではそうしたくないのに子どもにすぐに怒ってしまい、「あぁ、またやってしまった」と罪悪感にさいなまれることはありませんか?
本当はしっかりと言葉で伝えたいのに、感情にまかせて怒ってしまったことはありませんか?
僕は何回もあります。
今でも疲れていたり、体調が悪かったりすると、冷静さを欠いてしまうことがあります。
それでも、毎日の子どもたちへのイライラが嘘みたいに消えた「たったひとつ」の魔法でお伝えしたような役割を子どもたちに与えて見守ることで自分の理性を取り戻したり、もう限界!双子育児のイライラがMAXに達したときに読んだら心が軽くなった『保育者のためのペアレントサポートプログラム』という本を紹介しますで読んだ本で心が軽くなったりすることができました。
このようなチャレンジを繰り返していく中で、僕は子どもたちにすぐに怒るのをやめるための3つの方法を見つけたので紹介したいと思います。
これ、誰でもできますのでぜひみなさんもやってみてください。
今回ご紹介する3つの方法は、あくまでも我が家で「成功」したものです。
試してみて「ウチには合わないな」と思ったら、少し工夫して変化を加えたり途中でやめたりすることも間違いではありません。
心に余裕を持ってあなたに合う方法を探してくださいね。
この記事の目次
6秒待って子どもたちを観察する時間を作る
アンガーマネージメント協会によれば、怒りのピークは6秒であって、そのピークを乗り切れば怒りをしずめることができるというものです。
このアンガーマネージメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングで、ビジネスやコミュニケーションスキルなどの多くの場で効果的に利用されている考え方です。
6秒我慢すると冷静になれて自分が何にイライラしているのかわかる
先ほど紹介した著書「保護者のためのペアレントサポートプログラム」の中でも、このアンガーマネージメントを育児に活用することで、僕らママやパパの心をしずめることができると書かれています。
実際に6秒待ってみると、かなり長い時間のように感じます。
そして6秒経つのを待っていると、自分が何にイライラしているのかに気づくことができます。
本当に子どもたちが原因で怒っているのか、自分の疲れや体調不良が影響していないか、意外と多くの情報をこの6秒間の間に知ることができます。
子どもたちを観察すると本気かどうか見えてくる
子どもたちを観察すると、そのときの行動が本気なのか、こちらの注意を引きたくてふざけているのか冷静に判断することができます。
もし注意を引きたくてふざけているのであれば、こちらがムキになって怒るのは間違いです。
ふざけているだけなのにこちらがムキになって怒ると、子どもたちは「なんで怒るの?遊んでほしいだけなのに」となって余計に面倒臭くなります。
まあ、度が過ぎたふざけなら怒りますけど。
「やめなさい!」ではなく「なぜそうしたか」の理由を聞いてみる
感情的に怒ってしまうとき、ほとんどの場合「やめなさい!」「何してるの!」「いい加減にしなさい!」という言葉が出てきます。
なぜこの言葉が出てくるかといえば、ただ単純に「簡単だから」です。
なぜ「やめなさい!」はいけないの?
全部が全部「やめなさい!」がいけないわけはないですよね。
本当に危ないとき、絶対に間違っているとき、今すぐにやめさせないといけないとき、こんなときは僕でも使います。
でも、この「やめなさい!」は使い続けているとマヒしてくるんですよね。
何か気に障ることがあれば、とりあえず「やめなさい!」と言っておけば自分自身も注意したという事実が残ります。
だから、本当ならしっかり近くに行って対応しなきゃいけないときでも、ちょっと離れたところから「やめなさい!」と言ってしまいます。
大概それで言うことを聞いてくれることはないので、こちらも意地を張って「何度言ったらわかるの!」とどんどんヒートアップしていてしまいます。
また、大人は言葉の前後を読み取ることができますが、子どもは「そんなことやめなさい!」と言われても何をやめたらいいのかわからないことがあります。
「そんなこと」ではなく、「おもちゃで人を叩くのはやめなさい」
「元に戻しなさい」ではなく、「おもちゃをおもちゃ箱に片づけなさい」
「向こうに行きなさい」ではなく、「テレビを見る部屋に行きなさい」
これは僕ら親の「我慢の問題」かもしれません。
簡単な言葉を極力使わずに、面倒臭がらずにしっかりと文章の中に「いつ・誰が・何を・どうする」を入れて話すクセをつけていきたいですね。
「なぜそうしたか」その理由を聞く意味は無意識に楽をしないため
「なぜそうしたか」を聞く意味には2つの理由があります。
まずは先ほどもお伝えした、子どもの本意を知ること。
そしてもうひとつは、子どもの近くに自分がちゃんと移動することが大切だからです。
特に双子育児や3人育児をしていると、家事や育児に追われて、ついつい無意識のうちに「言葉だけ」を遠くから投げかけて子どもたちに対応しようとしてしまいがちです。
僕もついこうやって「楽」をして子どもたちを操作しようとしまいがちです。
ただ、これをしてもまあほとんどの場合、失敗に終わるのは目に見えています(我が家もそうです)。
だから、「なんで今そんなことしたの?」「どうしたかったの?」と子どもたちの側に座って目線の高さを合わせて聞いてみることで、ちゃんと子どもたちにもママパパは向き合ってくれてると思わせることができます。
実際、こうして対応すると、子どもたちもつたない言葉を一生懸命使って自分の意思を表そうとしてくれるのがわかります。
「なんでおもちゃ投げたりしたの?」
「だって、だって、〇君が、〇君が僕の…」
「いいよ、ゆっくりお話してごらん?」
「だって、僕、いやだったから」
「なんで叩く必要があるの?お話できるはずだよ?」
「だって、〇ちゃんが嫌だったから」
「それなら嫌だからやめてっていえばいいよね?」
「しなさい!」をやめて提案してみる
「あーしなさい!」「こーしなさい!」って毎日言ってませんか?
親だから子どもに色々と覚えさせるのは当たり前ですし、絶対に自分の言い分のほうが正しいからそう言ってしまいますよね。
でも、子どもたちって僕らのような何十年も積み重ねた経験も知識もないので、こちらが当たり前と思っていることも「なんでそうなの?」って疑問に思うことがよくありますよね。
なぜそれをしなければいけないのかわからないのに、ただ言葉で、しかも怒ったように命令口調で言われても嫌になるだけです。
”ひとりの人間として”お話をすることの大切さ
「なんでお風呂に入らないのかな?」
「だって、テレビ見たいから」
「でもテレビ見てたら寝るの遅くなって、明日寝坊しちゃうよ?」
「でもテレビ見たい」
「明日寝坊したら保育園行けなくてお友達とも遊べないよ?」
「お友達とも遊びたいしテレビも見たい!」
「じゃあ早くお風呂入って出たらまた少し一緒にテレビ見ようか?
そうしたらテレビも見れるし、明日も寝坊せずに保育園行けるよね?」
「おもちゃおしまいにしようか?」
「まだ遊ぶ!」
「じゃあ時計の針が一番上の「12」になったらおしまいにしようか」
このように、”ひとりの人間として”提案の形にすることで、命令ではなく一緒に考えて答えを出すようなイメージが伝わって、子どもたちも「自分で決めた」という認識が生まれます。
もちろんうまくいかないときもありますが、でもそれは子どもたちとの会話の中で答えを見つけていくことになります。
何度も何度も試行錯誤して、自分と子どもたちとの間でコミュニケーションが取りやすい方法を見つけていく、この作業自体が子どもたちと向き合うってことなのかもしれません。
ゆっくり話すことの大切さ
子どもたちを怒らずに伝えるには早口じゃなくゆっくり過ぎるほどゆっくりがいい。自分の感情のコントロールもできるし子どもたちも聞き取りやすく理解できて、これだけで「パパ優しい」という印象になりさらに子どもたちも耳を傾けてくれやすくなるという法則を見つけた!#双子育児 #3人育児 #双子パパ
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年3月18日
ついつい、子どもたちに注意したり諭したりしようとするときに早口になってしまう、そんな経験ありませんか?
僕も若い頃は早口で、特に自分が焦ったときや切羽詰まったとき、緊張するときに早口になる傾向がありました。
でも、それを子どもたちにもやってしまうとダメなんですよね。
早口になってしまうと子どもたちが僕らの言葉を聞き取れない・理解できないこともありますが、それ以上に子どもたちの言葉にかぶせて説き伏せようという気持ちが大きくなってしまいます。
これが何度も続くと、子どもたちは「言ってもムダだ」「ママパパは話を聞いてくれない」と思うようになって、簡単な質問にも応えなくなってしまったり、今まで以上に大きな声で叫ぶようになったりします。
僕らはまくしあげたい気持ちをぐっと我慢して、落ち着いてゆっくり過ぎるほどゆっくりと、子どもたちに話しかける必要があります。
ただこれは思っている以上に難しいことで、そもそも自分が早口になってると自覚するのも難しいのではないでしょうか?
自分がゆっくり話していると思っても、実はそこまでゆっくりじゃないこともあるので、自分で意識するときは次のことを確認しながらゆっくりお話してみてください。
- 句読点を意識して話す
- 「〇〇は~」「△△するのは~」などと意識して語尾をのばしてみる
- 子どもの反応を見ながら呼吸に合わせて話してみる
これだけでも子どもたちの反応が変わってきますよ。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
子どもたちに怒るのってすごく疲れると思いませんか?
昔、小さい頃に学校の先生に「怒るのも大変なんだぞ!」と言われた意味が今になってよくわかります。
どうやって伝えたらいいか、怒らずにすむならどんな方法でも取り入れたい、いつも笑顔でいたい。
そんな思いは簡単に毎日の怒涛の流れの中でかき消されていくのが双子育児です。
それでも怒らずに子どもたちと接するにはどうしたらいいか?
実際に試行錯誤して、今では子どもたちに対してあまり怒らなくなりました(たまに雷を落としますが)。
怒らなくなったことでストレスが減り、子どもたちに対して余裕が出てきたとも感じます。
ここまでやってきて感じたのは、「怒らない」っていうのは精神論で自分を押し殺すものではなくて、ある程度の方法だったり技術だったりがあるからこそできるものなんだなということでした。
ただ「怒るのをやめる」では、自分の心のよりどころが曖昧で、すぐにそのプレッシャーに押しつぶされそうになります。
怒らない理由、怒るとどうなるか、怒らないとどんなことが起こるか、怒らないために必要なこと、これらを具体的に思い浮かべて、ひとつずつ確認していく作業があってこそできるものではないかと思います。
こうやって書くと面倒臭いことのように思うかもしれませんが、でも最初は慣れなくても、やっているうちにどんどん慣れていき、新しい自分にも慣れていきます。
「はあ、今日も怒っちゃった…」
「もうこんな自分は嫌だな…」
そう思ったら、ぜひ今日紹介したことをやってみてください。
もしかしたら昨日までと違う自分が見えてくるかもしれませんよ。
おしまい
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