「心がちょっと軽くなる双子育児」立川の子ども家庭支援センターさんのお誘いで講師をしてきました
こんにちは、双子のパパYuichiです。
双子育児って、ひと言でいって「戦争」みたいなものですよね。
大変という言葉だけでは片づけられないけど、でも「大変」という言葉が一番しっくりきます。
今まで会った双子のママもパパも、僕なんか全然大したことないくらい毎日すごく忙しそうに、大変そうにしていました。
そんなとき、悩みを聞いてもらったり、子育てのアドバイスが聞けたり、お友達ができたりして心が少し軽くなるのが、自治体やコミュニティが開催している多胎講座や子育てイベントです。
今回、僕は立川市の子ども家庭支援センターさんのお誘いを受けて、「心がちょっと軽くなる双子育児」という双子育児イベントの講師をしてきました。
このイベントでは、ママとパパが別室でそれぞれの講座に参加するもので、僕は双子パパたちと一緒にディスカッション形式で双子育児についてお話してきたんですが、そのディスカッションのテーマは2つ。
- ママに対する思い、意識していること
- 家事育児の役割分担について
当日はこの2つのテーマについて、参加されたパパそれぞれに発言してもらいましたので、今日はそのときの様子を写真をまじえながら、この2つのテーマでどんな話をしたのか紹介したいと思います。
この記事の目次
ママに対する思い、意識していること
双子育児をするにあたって、子どもたちに対する思いや行動はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのがママに対する思いだと個人的に思っています。
そこで、参加された双子パパのみなさんが、どんなことを普段ママに対して思っているのか、意識しているのかを聞いてみました。
共通していたのは「ママに対する労わり」の気持ち
基本的にこういった講座に参加してくれるパパたちは優しい人がほとんどです。
この日も、このテーマに対してパパたちが熱く語ってくれましたので一部紹介します。
- イライラさせないようにする
- ママのやり方の家事を覚える
- 話を聞く(アドバイスではなく相槌)
- ストレスをためない
- 感謝の気持ちを忘れない
- 平日はなるべく早く寝てもらうようにする
- なるべく「ママ」と呼ばずに名前で呼ぶようにする
- 家ではなるべく携帯を見ないようにする
基本的には、どのパパも共通してこれらのことをママに対して思っているようでした。
「うんうん、わかるわー」と笑顔で、自分と同じ境遇の友人を見つけたように頷いているのが印象的でした。
僕がいつもママに対して思っていること
ちなみに、僕がいつもママに対して思っていること、意識していることは基本的には他のパパさんたちとおなじですが、参考までに紹介したいと思います。
- 双子育児は「ママが主導権を握る」という先入観を捨てる
- 子どもたちの育て方については、「こう思うんだけどどうかな?」「これってどうかな?」と、相談するような言い回しをする
「育児はママがするもの」という考えは無意識のうちに男性の頭の中に植え付けられていると考えています。
だから、困ったらママにお願いする、とりあえずママならなんとかしてくれる、自分がやるよりママがやったほうが子どもたちも機嫌がいい、そうやって自分の都合のいいように無意識のうちに思ってしまいます。
そうならないために、ママのスタイルを尊重することも大切ですが、まずは自分が先頭に立ってやってみる、意識的に「ママが主導権を握る」ことに対して先入観を捨てるように心がけています。
もちろん、現実問題として(母乳での授乳など)ママに頼らざるをえないこともあると思いますが、パパが先頭に立ってするべきことはたくさんあると思うんです。
子育てについてママと話すとき、自分のこだわりや好き・嫌いをなるべく押し付けないように伝えようと考えています。
ママパパそれぞれに思うことはあって、譲れない部分もあるのは当たり前です。
でも、それをそのまま相手にぶつけてもケンカになるだけ(経験済み)なので、お互いが納得できる妥協点を探すことを自分の中でのゴールにすると最初から設定していれば、ママの考えを聞いてから判断しよう、自分の考えよりも素敵なアイデアが生まれるかもしれないという気持ちにもなります。
家事育児の役割分担
双子育児をするにあたり、家事育児を相手に全部任せてしまったら、任された方は身体的にも精神的にも潰れてしまいます。
僕も3号が生まれるときにママが切迫早産で入院したことがきっかけで、1ヶ月だけですが当時2歳の1号2号とワンオペで過ごした経験があります。
今では笑い話にできることもありますが、当時は1日1日を乗り切ることが目標で、「死ななければOK」という低いハードル設定でなんとか乗り切った記憶があります。
そのお陰かもしれませんが、家事育児に関しては全般をそつなくこなすことができるようになりました。
では、みなさんは、家事育児の分担をどうしているのでしょうか?
自分のできることをしっかりと、ママに負担をかけないように
パパたちに共通していたのが、「ママに余計な負担をかけない」というものでした。
具体的には、ママとの役割分担についてこのように考えていることがわかりました。
- 風呂とゴミ出し担当、洗濯はまださせてもらえない(ママのこだわりがあるため)
- 子どもを怒る役割はパパ担当
- ママのルールに任せる
- 家事は全部パパ、ママには育児に集中してもらう
- 掃除はパパ(パパの方が得意だから)
- そのときできる人がやる
- ご飯の作り置きをしている
- 1年間の有給を取った
やはり、ママに楽をしてほしい、ママの気持ちを尊重するということを中心にパパたちは役割分担について考えているようでした。
まだまだ自分じゃ役不足だと感じていても、その中でできることをして、ママに迷惑をかけないように頑張っているというパパが多かったです。
我が家の役割分担について
僕もママと一緒に家事や育児の役割分担について、何度も何度も話し合ってきました。
- 結果として役割分担はできているが、常にフットワークを軽くしてお互いをカバーできるように心がけている
- 臨機応変に変化を恐れないようにしている
- 一度決めた役割分担でも、「ちょっと違うな」と思ったらお互いに役割を交代してみたり、変化させて落としどころを見つけるようにしている
例えば、我が家の役割分担を一部だけ紹介するとこんな感じです。
朝ごはんを作るのは僕、その間に子どもたちを起こしてオムツ替えて着替えさせるのはママ。
寝かしつけは僕、その間に洗濯ものを干すのがママ。
これらを含めた役割分担は、最初から決めていたことではなく、生活リズムやお互いの仕事などを考えて、結果としてそうなったというものです。
ただ、一度決めたものはできれば変えたくない・変化を求めないというのが自然なことです。
それでも、僕ら親も子どもたちも、毎日が全部同じ環境・体調とは限らないので、「変えたくない」ですまないことも出てきます。
そうなったとき、臨機応変に役割を変えたり、お互いの役割をカバーできるように心のフットワークを軽くしておくことを心がけています。
最後に
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
双子育児って、本当に大変で、ママパパ一緒に協力していかないと、どっちかに負担がかかってそれこそ大変なことになります。
もちろん現実問題、仕事などの影響でママパパどちらかに負担が偏ってしまうこともあると思いますし、それをなんとかこなそうと頑張っているママパパには頭が下がります。
だからこそ、同じ双子ママパパという境遇の人たちが集まって、顔を合わせて話をするだけで心が軽くなると思うんです。
- ああ、頑張ってるのは自分だけじゃないんだ
- 私が困っていることは何も特別なことじゃなかったんだ
- 僕の疑問や悩みも聞いて!
- これってダメなのかな?
- 不安しかないけどみんなどうしてるの?
ここで大切なのは、ただ話を聞くだけじゃなくて、自分も声に出して話をするってことなんです。
それだけで心が少し軽くなるし、同じママパパから思いがけない答えをもらえるかもしれないからです。
子育てをしていると、自分が合っているのか間違っているのかわからなくなったり、誰にも相談できなくて自分の中にどんどん暗いモヤモヤした部分がたまっていくことがあります。
そんなモヤモヤを少しでも解消することができるなら、少しでもその役に立てるのであればという思いから今回のイベントへの参加を決めました。
終わった~!
なんとか勢いだけで乗り切った!
やっぱり双子パパさんたちは優しい人が多いなぁ(*´-`)#多胎講座 #立川 pic.twitter.com/tL5ABXLhtC— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年2月23日
そして、思った通り、やっぱり双子のパパはみんな優しい人ばかりでした。
積極的にディスカッションにも参加してくれて、ホワイトボードに板書までしてくれて、本当にやって良かったと思いました。
今回は双子パパの部を僕は担当しましたが、今度はママたちの意見も聞いてみたいなと思ったので、いつか双子ママパパ合同のイベントにも出てみたいなと思っています。
もし、こんな僕でも役に立つことがあるのであれば、呼ばれれば行きますので、双子育児のイベントや講座を開催するときは声をかけてくださいね。
今年は積極的に色んな人と交流を持って情報交換したいと思っていますので。
最後に、一緒にママの部を盛り上げてくれた「みお」さんが活動しているプロジェクトを紹介します。
以下はfacebookページの抜粋です。
こんにちは!
この度、東京都立川市を拠点とした多胎児のパパ・ママを応援するプロジェクト、Swing Ring(スイリン)を立ち上げました、Mioです。
2009年生まれの長男と、2010年生まれの双子女児、3児の母として日々奮闘しております。
双子だから単胎児のようには出来ない…
双子だからあきらめよう…
こんな大変な日々をどう乗り越えればいいのか分からない!
ちゃんと愛情を注げているのか不安…今ある悩みはきっと、ほかの多胎児パパ・ママの悩みと似ているはず。
共有して、共感して、そして今あるhappy♡が、もっと増えるようなお手伝いが出来ればいいなと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
打ち合わせから当日のサポートまで、すごく僕らをフォローしてくださった立川市子ども家庭支援センターのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
また、ぜひご一緒できたら嬉しいです。
おしまい
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