全然泣き止まない!のけ反る!夜中に突然泣き叫ぶ!これって「夜驚症」?僕ら親が気をつけることって何だろう?
こんにちは、双子のパパYuichiです。
突然ですが、あなたは「夜驚症(やきょうしょう)」って知ってますか?
今日は、僕が最近初めて知ったこの症状についてお話したいと思います。
この記事の目次
夜驚症と思われる症状
最初にこのキーワードを知ったのはTwitterでした。
夜驚症って言うんですね。ウチの1号は走り去りはしませんが、でも大号泣&エビ反りが1時間以上も続くことがあります(+_+)
夜驚症?恐怖の鳩時計と化す2歳児の夜泣きの話 https://t.co/uA81slu3Cx @pucchanPCさんから— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2016年12月12日
お友達のpikaさんが記事にしてたのを見たのがきっかけです。
まさに1号がこんな感じだったんですよね。
まだしっかりと歩くことができないので「走り去る」ことはしませんが、それでも全力で泣き叫びながらのけ反ります。
今までも1ヶ月に数回ほどのペースであったんです。
このときまでは僕なりの夜泣きの対処法で何とかしてきました。
でも、今回のは今までで突き抜けた感じの号泣&絶叫&エビ反りだったんです。
2017年の正月に記録したMAXの号泣&絶叫&エビ反り
12月31日に帰省して、年が明けた1月1日の深夜。
むっくりと起き上がった1号が「あ”ぁ、あ”ぁ」と繰り返し始めました。
最初はいつもの感じだと思いながら様子見で見守ります。
すると、段々と声が泣き声に変化してきて、「これはダメなやつだ」と抱っこに切り替えました。
結論から言うと、何をしてもどうにもなりませんでした。
- 力いっぱいのけ反るので抱っこさせてくれない
- 座り抱っこから大好きな立ち抱っこにしても全く効果なし
- 一度布団に置くも、のたうち回って号泣&絶叫
- 目は開いているが、目線は合わない
- 暴れまわっても2号3号が危ないので、抱っこするがさらに抵抗する
- 腕が疲れて真冬なのに汗をかいてくる
- 戦いは30分ほど続いた
- 1号は号泣&絶叫のせいで声が枯れて、むせてくる
30分ほどして疲れ切ったように眠りにつきました。
結果的に30分でしたが、1号が眠りにつくまでは「これが永遠に続くんじゃないか」と感じ、僕の心はおかしくなりそうでした。
その日は何があってもいいように、僕の隣で添い寝をするように1号を寝かせることにしましたが、結局朝までに1時間置きに合計4回この戦いが続きました。
「夜驚症」の症状について調べてみた
夜驚症について調べようと思うと、医師や病院以外のサイトも出てきますので、ここは信用ができそうなサイトの情報を参考にさせていただきました。
以下の情報は、メディカル i タウンと言うサイトで公開されている、東海大学医学部精神科学教授 松本英夫氏が執筆されているページを引用させていただきます。
夜驚症の症状と原因
夜驚症は2、3歳以後に現れることが多く、通常は思春期までには自然に消失します。いわゆる“寝ぼけ”と同じものと考えてよく、入眠後だいたい2時間以内に突然、出現します。深夜や早朝に起こることはほとんどありません。
乳幼児は睡眠・覚醒のリズムが、大人のように完成していないことが関係しているともいわれていますが、確かな原因はわかっていません。親の育て方との関係もとくに指摘されていません。
ただし、夜驚症ではいわゆる誘因といわれるものが存在することが時々あります。誘因として多いのは、怖いテレビやアニメを見た、学校や幼稚園で叱られた、友だちと興奮して遊んだ、などのように何らかの刺激になるような出来事です。
引用元:メディカル i タウン「夜泣きと夜驚症」より
今回の症状は、お正月に帰省して、従兄弟の子どもたちと楽しそうに遊んでいたこともあり、「外部的な刺激」が原因なのではないかと想像ができます(そうじゃないかもしれません)。
確かに、いつも以上に楽しそうにはしゃいでいましたから。
夜驚症の症状の現れ方
夜泣きの激しさの程度や続く時間は、子どもによってさまざまです。「抱いていないと泣き叫ぶために、ベッドに下ろせない」などのように激しい場合もあります。
夜驚症は、(1)睡眠中に突然、覚醒する、(2)入眠後2時間以内が多い(少なくとも睡眠の最初の3分の1で出現)、(3)強い恐怖の表情や動作を示し、汗をかき呼吸や脈が荒い、(4)家族が起こしても反応が遅い、(5)本人に翌朝に尋ねてもエピソードを覚えていない、などの特徴があります。
引用元:メディカル i タウン「夜泣きと夜驚症」より
「入眠後2時間以内」と言うのも当てはまります。
「強い恐怖の表情」や「呼吸が荒くなる」などもその通りです。
夜驚症に治療は必要か?
基本的には治療の必要はなく、脳の成長とともに見守ることが第一と考えられています。
脳が発達していくにつれて夜驚症の症状は治まっていくとされていて、思春期までには消失すると言われています。
ただし、暴れて階段から落ちたり、窓から落ちたりしないように、症状があるときは家族で見守ることが必要です。
子どもの夜驚症と思われる症状に親はどう対処すればいいか?
夜驚症の医学的な対処法は、僕が参考にさせていただいた上記サイトを見れば書いてあります。
ただ、「親の対処」については、僕は親が考えなければいけないことは2つあると感じました。
1. 僕ら親の心は簡単に崩壊する可能性がある
今回の一件で僕が感じたことです。
僕の性格はどちらかと言うと我慢強いほうだと自分では思っています。
しかも相手は我が子ですから、可愛い我が子のためならどんなことでも耐えられます。
でも、それが危ないんですよね。
1回目の号泣&絶叫が治まり、ようやく寝られると思った矢先の2回目が始まったとき、「どうすればこれが治まるかな」と考えている自分の心が少し危ない方向へ行きそうなのを感じました。
僕は一瞬、今抱き抱えている1号の口を手でふさぎ、そのまま床に叩きつけてしまいそうな衝動にかられました。
本当に怖かったです。
なんとか実際の行動に移す前にとどまりましたが、でも自分の心がこうも簡単に崩壊するのかと、自分の違った意味での可能性が見えた瞬間でした。
子どもを虐待してしまう人としない人の境界線って、実はすごく曖昧で、自分のすごく身近にあるんじゃないかと思います。
「私は虐待なんかしない」と思ってても、簡単に自分の心が折れる音が聞こえてきます。
だったら、「自分ももしかしたら危ないときがあるかもしれない」と考え、そのときの対処法を事前に考えておいたほうがいいかもしれません。
僕はこのとき、「あーもう無理!」と言って一度1号を布団の上に寝かせ(もちろん1号は大号泣&エビ反り)、ペットボトルの水を少し飲み、ママと少し会話をして気分転換をしました。
時間にして1分くらいです。
でも、この1分が僕の心を立て直し、もう一度1号と向き合うだけのパワーを甦らせたんです。
その後の数回も、少し「手抜き」をして、1号を抱っこしながらも少ししたら布団に戻し、見守ることにしました。
どうせ見守るしかできないんですから、危険な行動だけを監視して無理はしないようにしないと僕ら親の心も持ちこたえられません(僕だけかもしれませんが)。
2. 「これはいつものやつ」と安心してはいけない
これは看護師でもあり介護福祉士でもある僕の母からもらった言葉です。
この夜、母は僕らの部屋の前まで何回も来てくれて「大丈夫か?」と声を掛けてくれました。
しかし、僕は全く心に余裕がなく「大丈夫だから!」「ごめん、全然聞こえない」と冷たく対応をしてしまいました。
そして翌朝、「大丈夫かい?」と聞かれた僕はこう答えたんです。
「前にもあったから、多分大丈夫なやつだよ」
僕は心からこう思うことで、自分の心のバランスを取ろうとしていたのかもしれません。
そして、自分のそれまでの行動を否定されたくなかったのかもしれません。
でも、僕は母の言葉でハッとさせられます。
「大きな病気は『いつもと同じだから大丈夫』の陰に隠れているから危ないんだよ」
「私たち看護師は、毎回『今回は違うかも』と思いながら見ているよ」
確かに、自分が安心したいから出てきた言葉でした。
もしこの症状の影に何か重い病気が隠れていたら・・・
僕がそれを見逃していたら・・・
まとめ 僕ら親は自分の心も大切にしないといけない
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
子育てって、子どもたちの可愛い寝顔や笑顔に癒されるときが多いけど、でもそれ以上に心がへし折られるときも多いですよね。
外に出ればベビーカー問題があったり、家の中にいればいたでこんな夜泣きの問題があったり。
本当はもっと子どもたちのために色々とやってあげたいけど、でもそんな気力はもう残っていないなんて日常茶飯事です。
だから、「親なんだからそれくらいできて当たり前」とか「昔と違って今の親は」なんて言われたら、もう何もかも嫌になっちゃいます。
もちろん、優しい言葉をかけてくれたり、実際に助けてくれる人もたくさんいます。
でも、僕らも自分たちで、自分の心を大切にする準備をしておかなければいけないと思うんです。
実際に子育てをしていて困ったことになるとき、周りに人がいなくて自分しかいないことなんて少なくありません。
そんなときに、自分なりにちょっと一呼吸できる余裕を持てるように日頃から意識していきたいですよね。
1号2号が生まれて、2年が経ちました。
色んな事に慣れてきましたが、新たな「壁」がどんどん立ち上がり、僕らの前を通せんぼします。
なんとかやっていける武器(経験)もいくつか手に入れました。
でも、それに安心したらいけないと言う教訓も得ることができました。
いやー、なかなか難しいですね。
ホント難しい。
でもあまり難しく考えても心がボキッと折れそうなので、適度に緩めながら油断しないでやっていきたいですね。
あ、これが一番難しいか・・・
おしまい
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