妊婦さんは要注意!春から7月上旬がりんご病の流行時期です!
りんご病が流行り始めてるらしいです。
知ってました??
昔、小学生の頃あたりですかね。ほっぺたが赤い友達なんかがいると、『わー、りんご病だー!』なんて言ってからかっていたのを思い出します。
そんな感じではしゃいでいた、どうも双子のパパのYuichiです。
正直、それ以来じゃないですかね。『りんご病』って言葉を聞いたのって。
それが今、流行り始めているらしいんです。しかも子どもだけじゃなくて、妊婦さんも要注意らしいんです!
この記事の目次
りんご病ってどんな病気?
ウィルス性の感染症の一種
りんご病の正式名は『伝染性紅斑(デンセンセイコウハン)』と言って、ヒトパルボウイルスB19と言うウィルスに感染することで発症する病気です。
大人も子どもも感染することがあり、発症するとほっぺたが赤くなったり、腕や太ももに赤い斑点が出て痒くなります。
「ほっぺたが赤くなる」ことから『りんご病』と言われていて、ほとんどの人が子どもの時に発症して免疫を持っているので、大人になってからかかる人は少ないと言われています。
この免疫は一生続くと言われているので、一度りんご病にかかれば一生かからないとも言われています。
りんご病が流行するのは「春頃から7月上旬」
りんご病には流行する時期があり、毎年春頃から7月上旬にかけて流行し、その後終息に向かって行くと言われています。
そして、国立感染症研究所情報センターの感染症発生動向調査によると、りんご病の大流行はほぼ5年周期らしく、前回の大流行は2011年だったとのこと。と言うことは、2016年(来年)は要注意ですって!
りんご病の症状ってどんな感じ?
りんご病は小学校入学前(幼稚園くらい?)から2~3年生頃に発症する場合が多く、15歳くらいまでにはほとんどの人が免疫を得ると言われています。
ウィルスの感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染が一番多く、母子感染や血液感染も認められています。
ここで、りんご病の症状の流れを簡単にまとめてみたいと思います。
- 潜伏期間には発熱や筋肉の痛み、倦怠感(ダルさ)などの症状が出る
- 1週間から10日して、ほっぺたが赤くなってくる
- 1~3日して腕や太ももなどに赤い発疹が出てくる
- 発疹は1週間程度で消えることが多い
発疹が一旦消えても、日光にあたったり運動したりして体温が上がると、痒みがぶり返すこともあります。痒みは冷やしてあげることで落ち着く場合が多いので、氷のうや冷たいタオルなどで冷やしてあげてください。
発疹が出る前が一番感染力が強く、知らないうちにまわりにウィルスを拡げている場合が多いようです。なので、一旦発疹が出てしまえば感染力はほとんどなく、幼稚園や小学校を休まなくてはいけないことはありません。
妊婦さんとりんご病の関係
りんご病は妊婦さんへの感染が心配
なぜ大人への感染が心配かと言うと、潜伏期間が子どもに比べて(3週間ほどある場合も)長いと言うこともありますが、妊婦さんへの影響があるからです。
小さい頃にすでに、りんご病を経験している妊婦さんは大丈夫です。
ただし、りんご病を経験していなくて免疫を持っていない妊婦さんは注意が必要です。
お腹の中の赤ちゃんも心配
お腹の中の赤ちゃんがりんご病の影響を受けてしまう可能性が高く危険性が高いのは妊娠初期と言われています。
妊娠20週未満の妊婦さんがりんご病にかかったとき、30%程度はお腹の赤ちゃんにも感染してしまうと言われています。そして、感染した赤ちゃんは流産してしまったり、極度の貧血により胎児水腫となって死亡してしまうこともあります。
これは、りんご病のウィルスが赤血球を作る細胞を破壊してしまうからだと言われています。
日本胎児治療グループのホームページによると、
経過観察しながら胎児の成熟を待つか、早期に分娩をおこなって新生児に輸血をふくむ集中治療をするかのいずれかになります。
しかし胎児貧血は一般に進行性のため、経過観察により病状は悪化することが多く、また早期の分娩では未熟性による問題が生じます。
と書かれていて、また胎児貧血には胎児輸血と言う方法で対処するとも書いてあります。
胎児輸血は、重症の胎児貧血の治療に用いられます。
最も成功した胎児治療の一つであり、現在のような超音波ガイド下に臍帯静脈を介して輸血する方法は、1980年代から行われています。
そして、この治療法についてはこうも書かれています。
予後は胎児貧血の原因によって異なりますが、254例の胎児貧血に計740回の胎児輸血を行った報告(5)では、生存率89%という良好な治療成績でした。
「生存率89%」と言う言葉を見ると、医療も進歩しているのだと思いますが、ちょっと安心しますよね^^; 引用元のホームページを下に載せておきますので参考までにどうぞご覧ください。
りんご病の予防はできないから予防接種もない
りんご病の予防はできません。
りんご病は発疹が出ているときにはすでにウィルスが吐き出されているので、周囲に感染することはありません。なので、近くにりんご病で顔の赤い人がいたとしても、もうその時点ではあなたも感染している可能性があります。
また、りんご病はワクチンがないので予防接種ができません。
なので、妊婦さんはりんご病になった人やその周りの人に出来るだけ近寄らないようにしましょう。
りんご病の治療方法はない
りんご病に特別な治療法はないと言われています。
だから、もしなってしまったら自然に治るまで待つことしかできません。
なので、過去にりんご病を経験していない妊婦さんは春先から7月頃にかけて人の多く集まるところ(病院もそうですよね)に行く場合には、飛沫感染を防ぐためにもマスクをつけたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
僕は風疹の恐さは知っていたんですが、りんご病については全く知りませんでした。
僕のママがりんご病にかかることはありませんでしたが、もしかかっていたらと思うと恐ろしいです。
りんご病に対する一番の対策は、『りんご病を知る』と言うことじゃないでしょうか。
僕は今回、ちょっと遅かったですけどりんご病について知ることが出来ました。これから出産を迎える妊婦さんも是非このことは知っておいてもらいたいなって思っています。
あと、パパにもね。
だって、やっと出会える小さな命を、そんな危険にさらしたくはないですよね。 だから、もしあなたの周りに妊婦さんがいたら教えてあげてくださいね。
また妊婦さんの近くで働いている人たちも知っておいて欲しいな。
だって、もしかしたら知らないうちに、あなたが原因で妊婦さんが危険にさらされちゃうかもしれないんです。
子どもってホント宝です。自分に子どもができて初めてわかります。
だから、大人がしっかり守ってあげなきゃですよね。お腹にいるときから。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
これから出産に臨む妊婦さん、リラックスして元気な赤ちゃんを生んでくださいね^^
おしまい
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