出産後は保険加入できる?できない?FPが教える出産後の保険加入や見直しで重要な3つのポイント
こんにちは、双子のパパYuichiです。
実は数日前にブログに、とあるお問い合わせを頂いたんです。
はい、今日は僕の本業である「保険」のお話です。
出産後に保険へ加入しようと思ったり、今入っている保険の見直しをしようとしている人も多いのではないでしょうか?
特に、僕ら双子のパパママは、ママが切迫早産になったり帝王切開で入院・手術をすることも多いので、入院中に「あー保険入っておけばよかった」とか「退院したら保険の見直ししよう」とか思うママも多いかもしれません。
でも、もしかしたら保険会社から「残念ですが保険には入れません」とか「条件がつきます」と言われてしまうママもいるんじゃないでしょうか?
そこで今回は、FPである僕が常日頃、妊娠・出産前後の女性にお話している保険の基本的かつ重要なことについてまとめたいと思います。
この記事の目次
妊娠・出産前後の保険を検討する際に重要な3つのポイント
ここでは、ママが妊娠・出産の前後で保険に加入したり見直しをしたりする際のポイントやタイミングについてまとめます。
保険加入や見直しは「妊娠・出産前」が大前提
まず大前提として、保険加入や見直しは妊娠・出産前に終えておきましょう。
ただ、妊娠はいつわかるかわかりませんので、夫婦で妊娠を希望しているのであれば結婚を機に保険加入や見直しは検討しておきましょう。
なぜ妊娠・出産前が大前提かと言うと、帝王切開や切迫流産・切迫早産、妊娠高血圧症、悪阻など様々なケースで予想外の入院や治療・手術をしなければならないことが起こる可能性があるからです。
実際に、保険加入の際に記入する保険会社の告知書を見るとわかりますが、「過去5年以内の妊娠・出産にまつわるトラブルの有無(異常分娩)」について答える箇所があります。
妊娠・出産にまつわるトラブルとは、
- 帝王切開
- 切迫流産、切迫早産
- 悪阻
- 妊娠高血圧症
- 妊娠中毒症
- 早期破水
- 子宮外妊娠
- 死産など
普通分娩で出産をする以外に治療を受けたり、手術や入院をした場合、そのほとんどが当てはまってしまいます。
このような場合、保険加入ができても妊娠・出産にともなうトラブルでの保険金や給付金の支払いが制対象外と(特別条件)されたり、最悪の場合には保険加入自体ができない場合もあります。
症状が軽い場合でも、直近の妊娠や出産でトラブルがあった場合には、同じように制限される場合もあります。
また、保険会社によっては妊娠27週までは保険加入ができるところが多くありますが、妊娠中のトラブルや出産のトラブルは保険金・給付金の対象外とするところがほとんどですので安心はできません。
こう言ったことからも、保険加入や見直しは妊娠・出産前が大前提であると言えます。
※不妊治療を予定しているご夫婦は、治療前に保険加入を検討しましょう。不妊治療も保険加入時に「特別条件付き」となる場合があります。
出産後の保険加入や見直しをする際の3つのポイント
保険加入や見直しは妊娠・出産前が大前提とは言っても、気がついたときにはもう「出産間近」と言う人もいるかと思います。
仕方ないですよね、だって人それぞれタイミングや事情がありますから。
でも、必要以上に落胆する必要はありません。
大丈夫ですよ、しっかりと情報収集して、取れる対策はしっかりとありますから。それでは、そのポイントをまとめていきますね。
1. 出産後に保険加入できるタイミングを確認する
各保険会社によって期間はまちまちですが、出産から約1ヶ月経過すれば保険加入できると言うところがほとんどです。
新しく保険加入する場合も、見直しをする場合も、約1ヶ月経過がタイミングだと言うことを覚えておきましょう。
2. 妊娠・出産でトラブルがあった場合、その内容をまとめておく
上でもお伝えしましたが、ここで言う「トラブル」とは、帝王切開や切迫早産、悪阻などで治療・入院・手術をした場合を指します。
出産後に保険加入する場合には、告知書にそのトラブルの内容を記載する必要があります。
病名、手術名、入院日数、病院名、投薬名などの情報が必要になりますので、病院からもらったレセプトなどの書類は絶対になくさないようにしましょう。
3. 保険会社は必ず2社以上で検討する
これはよく言われていることかもしれませんが、でもこの本当の意味を知ってる人がどれだけいるでしょうか?
まず第一に、保障内容や毎月の保険料は保険会社ごとに差があるから。
一番有名な理由ですよね。
同じような保障なら毎月の保険料の安い保険を選ぶべきです。また、同じ保険料なら少しでも保障の良いものを選ぶべきです。
そのためにも、2社以上で比較する必要があるんです。
そしてもう1つ、さらに重要なことが『保険会社ごとに告知の査定が異なるから』と言うのがあります。
- A社では保険加入が断られたけど、B社では条件つきで加入できる。
- B社では条件つきで加入できるけど、C社なら診断書があれば条件なし(ノーマル)で加入できる。
- C社なら診断書があれば条件なし(ノーマル)で加入できるが、D社なら告知書のみで条件なし(ノーマル)で加入できる。
このように、保険会社ごとに加入条件や査定の方法が違うために、1社で加入を断られても別の会社では加入することができる場合があるんです。
これを知らない人がすごく多いんです。
意外と知りたい情報はネットに転がっていない
「保険屋さんに知り合いがいるから」とか、
「今お世話になっている保険会社で断られたから」とか、
「あまりよく知らないから一応ネット保険を調べてみたけどダメだった」とか、
色々な状況があるかもしれませんが、「あなたの知らない保険会社で、あなたが加入できる可能性がすごくある」と言うことを覚えておいてください。
そして、そう言う情報って自分だけでは絶対に知ることはできません。
なぜなら、ネット上には絶対に出ない保険会社が内部で持っている情報だから。
じゃあ、その情報をどう収集するか?
僕らのような保険を扱うFP(ファイナンシャルプランナー)に聞いてください!
例えば、僕なら(個別の保険会社名は明かせませんが)生損保合わせて30社以上と提携しているので、その全てと適合するか確認することができます。
- 妊娠・出産前にどうしても保険について相談がしたい
- 出産した直後だけど保険の見直しを検討している
- そもそも保険が必要かわからない
こう言うときは、必ず僕のような複数の保険会社を取り扱うFPに相談するようにしてください。
そもそも検討ができない保険会社、検討はできるけど条件がつく保険会社、ノーマルで加入できそうな保険会社、そう言った外部には絶対に出ない情報を含めて相談に乗ることができますから。
公的にもらえるお金についても確認はしておきましょう
出産育児一時金や高額療養費の限度額認定証など、民間の生命保険以外に確認しておくべき「お金」のことはたくさんあります。
どれも大切で、できれば生まれてくる赤ちゃんのために、ママではなくパパが主導権を握って手続きを進めていくとママも安心です。
以下に過去にまとめた記事を置いておきますので、必要に応じて確認してくださいね。
参考記事:こんなにあった!妊娠・出産でもらえるお金【ママなら誰でも編】
参考記事:こんなにあった!妊娠・出産でもらえるお金【働くママ編】
参考記事:【双子の医療費どうする?】これで安心!医療費助成制度まとめ
出産後に保険加入や見直しをする際に重要なポイント まとめ
出産後に保険加入ができるかどうか、ただでさえ出産前後はバタバタしますので、「そんな保険なんか面倒くさい!」「わからないから誰かどうにかしてー!」なんて状況でしょう。我が家もそうでしたから気持ちは痛いほどわかります。
なので、ここにまとめておきました。
- 保険加入や見直しは妊娠・出産前が大前提
- 妊娠・出産でトラブルがあった場合には、その内容をまとめておく
- 検討する保険会社は必ず複数(できるだけ多く)
- FPに相談すると確実で早い
本当は、「〇〇生命はダメで、△△生命の□□保険がおすすめですよ」ってブログでも言いたいんですけど、それはできないんですよね。
僕らは保険業法と言う法律に則って働いています。
簡単に言うと、僕ら保険の販売資格を持ったFPは、各保険会社の商品を説明するときはパンフレットや約款を使ってでしか説明をしてはならず、ネット上など不特定多数に向かって個別商品を説明することも禁止されているんです。
もっと言うなら、保険の販売資格を持っていない人も、個別の保険商品の説明をしてはいけないんです。この辺りは今は規制が厳しくないですが、そろそろ締め付けが出てくると思います。
これは、不確実な情報を蔓延させて保険を検討する人に不利益が生じないようにすると言った意図があるからです。
なので、僕もこう言った「一般論」を語ることはできても、具体的な保険会社や保険商品を取り上げて説明や評価することができないんです。
もし、僕に相談したいと言う方がいれば、直接お会いしてお話が聞ける「東京都内、神奈川、千葉」あたりにお住まいの方で、都内まで出てきてくれる方限定となります。
「それでも相談したいわぁ」と言う人はブログのお問い合わせ窓口からご連絡ください。「都内は遠いわぁ~」と言う人は、僕のようなFPが在籍している保険代理店で相談することをお勧めします。
保険代理店には、店舗型と訪問型がありますが、店舗型なら駅やショッピングモールの中に入っているので見たことがある人もいるのではないでしょうか。訪問型は自宅や指定した喫茶店などで相談ができるタイプの保険相談です。
僕がFP目線で見てのお勧めは「訪問型」の保険マンモスです。
実は僕は以前、身分を偽って保険相談を4回(どれも別の会社)受けたことがあります。実際にFPとして保険相談をしている僕から見ても、保険マンモスのFPは一番良かったんですよね。
具体的には、
- FP資格を有している(中には資格のない人もいましたから)
- 経験が豊かで知識が豊富
- 営業すると言うよりは話を聞いてくれる
- 最終的にちゃんとした提案をしてくれた(加入はしなかったけど)
- 必要な保険は無理に切り替えようとしなかった
- 身なりや話し方がきちんとしていた
- ゴリゴリの営業はなかった(お断りしたらあっさりと引き下がってくれた)
本職の僕から見ても、他社と比べて安心して相談することができると思います。
と言うわけで、出産後に保険加入したり、保険の見直しをするときの基本的なことをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
自分で調べたりすることもネットを使えば可能です。ただ、僕が思うに、ネット上に転がっている保険の情報は、本当に知りたい情報の3割程度しか確認ができないと言うのが僕の印象です。
一見詳しそうなサイトもあったりしますが、「本当にわかってるのかな?」と言うサイトも多く存在します。それでもサイトの作りがキレイだったり、「もっともらしい言葉」を使っているので、知らない人はそれが本当の情報だと錯覚してしまう危ないケースもあります。
誰に相談するかは個人の自由ですが、本当に信頼できる情報を得るためにも、あなたに合うFP(ファイナンシャルプランナー)を見つけてくださいね。
そうしたら、出産後でも安心して保険を検討できると思いますから。
おしまい
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