台風や大雨・地震で避難所へ行くときに持って行くもの・あると便利なもの、注意点とは?
こんにちは、双子のパパYuichiです。
2019年10月12日、過去に類を見ないほどの(僕の43年間の人生において)台風に襲われました。
僕の住む神奈川県川崎市では多摩川が一部氾濫し、避難指示※1も出ていました。
その理由は、土砂災害と河川の氾濫です。
数十分ごとにスマホに川崎市からの警戒情報が入り、その音に僕ら大人も子どもたちもドキドキして不安でいっぱいの夜を過ごしました。
この日、僕らは真剣に避難することを考えました。
結果的には、多摩川に近く住んでいるマンションよりも低い位置にある避難所に避難しないことに決めました(垂直避難)が、それでも万が一のときのために「避難所に行くなら何を持って行ったらいいか」色々と調べたり実際に準備したことが今後に役立つと考えました。
そこで、僕自身がこの日のことを忘れないようにするためにも、この日(数日前から)準備したこと、考えたこと、調べたことをまとめたいと思います。
今日の記事の中で1つでも参考になることがあれば嬉しいです。
※1「避難指示」については気象庁のホームページに詳細が載っていますのでご覧ください。
この記事の目次
避難所に持って行くもの・あると便利なもの
人生のうちに、まさか自分が避難所へ行くことになるなんて想像もできないですよね。
でも、そのときは急に来るかもしれません。
ただ、地震と違って台風の場合、進路予想もできるので ”ある程度の準備” はできると思うんです。
それをするか、しないかで僕らもそうですけど、子どもたちの精神状態や健康状態を守ることもできるんじゃないかと感じたんです。
そこで、実際に避難所に行くもの、あると便利なものについてまとめますので参考にしてみてください。
ちなみに、小さい子どもがいる家庭で災害に備えるために準備しておくべきものについては過去にまとめていますので、こちらもご覧ください。
今日はこの記事に含まれていないグッズや考え方についてまとめていますので、どうぞ最後までご覧ください。
おにぎり・お弁当・パン、飲料水
まず大前提として、避難所には基本的に食べるものがほとんどないということを覚えておきましょう。
避難所の機能として、内閣府の提唱する「防災基本計画(平成30年6月中央防災会議)」で、以下のようにまとめています。
第2編第1章第6節7(3)指定避難所
〇市町村は、指定避難所又はその近傍で地域完結型の備蓄施設を確保し、食料、飲料水、常備薬、炊き出し用具、毛布等避難生活に必要な物資等の備蓄に努めるものとする。
このように、「食料」がある前提としていますが、これはクラッカーやアルファ米などの備蓄のことをいいますので、僕らが毎日食べているようなご飯をイメージして避難所へ行ったらショックを受けるかもしれません。
特に子どもたちが小さければ、「ご飯食べたい!」「パン食べたい!」「唐揚げ食べたい!」となるのは当たり前のことですし、我慢できないのは仕方ないことです。
そうならないために、もし避難所に行くときには家からおにぎりやお弁当、パンなどを持参して行くことをおすすめします。
あとは飲料水ですね。
子どもたちが喜ぶジュースや麦茶も余裕があれば持って行った方がいいかもですが、もし電源が確保されているなら、カップラーメンとティファールを持参すれば温かいものも食べることができますよね。
携帯用の簡易ベッド・マットレス・バスタオル
先ほどの防災基本計画(平成30年6月中央防災会議)では、避難所の生活改善のために応急的に整備すべきものとして、以下の8つのものを整備しておくよう避難所に求めています。
- 畳、マット、カーペット、簡易ベッド
- 間仕切り用パーティション
- 冷暖房機器
- 洗濯機・乾燥機、洗濯干し場
- 仮設風呂・シャワー
- テレビ・ラジオ
- 簡易台所、調理用品
- その他必要な設備・備品
このように、マットや簡易ベッドが整備されるようにとのお達しは出ていますが、実際には日本全国すべての避難所にすべてが揃っているということはありません。
例えば、避難所によっては大人2人で毛布2枚が配られてお終いなんてこともありますので、毛布をかけて寝たら床に直に寝ることになりますので体がバキバキになって寝れないこともあります。
段ボールベッドという便利なものも最近は出てきていますが、床に体温を奪われないという点では優れていますが、それでもやっぱり柔らかいところで休みたいですよね。
そんなときのために、携帯用で小さくまとめて持ち運ぶことができる簡易マットやマットレス(キャンプ用のものがあります)があるといいですね。
あとはバスタオルですが、もちろん体にかけることもできますし、下に敷くこともできます。
あとは丸めて枕にしたり、体が濡れたときはもちろん拭くこともできます(濡れたままでは体温を奪われて体調を崩します)。
簡易マットやマットレスについては、今は本当に持ち運びやすいものが多く販売されているので、万が一のときのために家族の分を準備しておくことをおすすめします。
電源タップ
避難所は学校の体育館などを使用することが多いと思いますが、大体のところに電源を確保できるコンセントがあると思います。
でも、あれってすごく数が少ないんですよね。
誰かがもしすでに充電していたとしたら、「充電させてもらっていいですか?」って言いにくくありませんか?
そんなときに電源タップを持っていたら、「一緒に充電させてもらってもいいですか?」って言えますよね。
これってすごく大きなことだと思うんです。
災害時の情報収集や子どもを安心させるためのツールとして、スマホやタブレットはなくてはならないものです。
そして、スマホの光は「明かり」代わりにもなるので、充電がなくなることは命取りです。
荷物にならない電源タップは、余計なコミュニケーショントラブルを起こさないためにも持っているといいものだと思います。
ライト付モバイルバッテリー
過去にもモバイルバッテリーの重要さはお伝えしていますが、今は機能性が優れ、容量も大きくなってしかも安価なものがどんどん販売されています。
その中でも、暗闇でモバイルバッテリー自体がライト代わりに発光するものもでてきています。
今出ているものでは、1回フル充電すればスマホ1台を10回分充電できるもの、2台同時に充電できるものなどもあります。
価格も3,000円程度で購入できるので、2台3台持っていても全然荷物にならないのでおすすめです(我が家も2台持っています)。
着替え
特に台風で大雨の中で避難所に向かうとき、すでに避難所に着いた時にはビショビショに濡れているということもあると思います。
そんなときに、着替えがないと濡れたまま避難所で過ごすことになってしまいます。
乾くまで待っていたら風邪をひいてしまいますし、もし乾いても生乾きの嫌な臭いが残ってしまいます。
たかが臭いと思うかもしれませんが、ストレスがかかる避難所での生活の中、常に嫌な臭いに囲まれて過ごす時間は想像以上に酷なものです。
親の着替えもそうですが、子どもたちの着替えも忘れずに持って行くようにしましょう。
避難所に行くときに気をつけること
避難所に行くときに気をつけることなんてある?
僕は普通にそう思っていましたが、これを知っているか知らないかで実際に避難所に行ったときに全然違うなと感じました。
なので、これからお伝えすることは絶対に覚えておいてください。
行くなら早いタイミングで行くこと
「まだ大丈夫」「まだ行くタイミングじゃない」「ギリギリまでテレビで様子を見ていよう」
こう思うのが普通だと思います(僕もそうでした)。
でも、本当にヤバくなったら早いタイミングがいいです。
理由は、早く行けば避難所の中でも自分の好きなスペースを確保することができるからです。
- 壁際(寄りかかることができる)
- 充電できるコンセントの近く
- 窓やドアから離れている(窓の割れの危険性、ドア開閉時の騒音や風の吹きこみなどから離れる)
早く避難所に行けば、このような自分の選びたい場所をいち早く確保することができます。
もちろん困ったときは助け合いの精神が大事ですが、子どもたちがいる家庭にとっては「どこに居場所を確保するか」は死活問題です。
運悪くトイレの近くや入口の近くしか空いていなかった場合、人の出入りが頻繁にあることで夜は寝れないこともありますし、プライバシーの確保も難しくなります。
授乳中のママがいる家庭の場合などで、これは重要なポイントになるのではないでしょうか。
下見に行けるなら行っておくこと
これは、雨や風がまだ激しくなく、近くに氾濫しやすい河川がない、がけ崩れの恐れがないなどの場合に限ります。
このように、安全が確保されているなら、自分たちが行く避難所にはどのような設備があって、どのような食糧や飲み物があって、毛布やマットなどがどれくらい配られるのかなども見ておくといいでしょう。
多分これはパパの役割になると思いますが、下見ができれば避難所に何を持って行けばいいか把握できるので、その確認した内容をもとに持ち物を決めて避難所に向かうことができます。
ただ、くれぐれも雨や風、河川の氾濫やがけ崩れなど危ない状況だと判断したら、下見だけでなく避難所への移動も控えて垂直避難(自宅やマンションなら2階以上、なければ近くの高い建物に避難)するようにしましょう。
避難所では小さい子どもを1人に絶対にしないこと
嫌な話ですが、こんな危機的な状況のときを狙って動き出す犯罪者が本当にいます。
避難所は高齢者や大人だけではありません。
小さな子ども(男女関係なく)を狙って、性犯罪を犯そうと行動を起こす不届き者がいます。
実際に、今回の台風被害の中で小さい子どもを狙って小学校などの避難所にに潜り込んだり、トイレで待ち伏せて1人で来る子どもを狙おうと画策している犯罪者予備軍をTwitter上でたくさん見ました。
「ちょっとそこまで」「トイレは1人でも行けるから大丈夫」「面倒だから1人で手を洗ってきなさい」などと、絶対に子どもを1人にしないようにしましょう。
また、このような不届き者は外部から侵入するだけでなく、同じ被災者の中にもいます。
子どもたちを守れるのは僕ら親だけですから、自分の可愛い子どもたちのことを狙っている不届き者がいることを覚えておきましょう。
最後に
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
僕らの住んでいるところは幸いにも直接的な被害はありませんでしたが、今回のように50年に一度と言われるような驚異的な台風に対抗するには、子どもたちを守るためには僕ら親がしっかりとした準備をしておく必要があります。
とはいえ50年に一度です。
しかし、この可能性は急に目の前に現れる感覚じゃないでしょうか。
そのとき僕らがしっかりと動けるかどうか、それは日頃からどれだけ想像しているか、心の準備をしているかにかかっていると思います。
台風だけではありません、地震やゲリラ豪雨、大雪などの自然災害の被害をどう防ぐか、どう避難するか。
万が一のときのために、しっかりと心の準備をしておきましょう。
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