双子の育児にコツはあるのか?1歳を迎えた今、パパ目線で振り返ってみた。【前編】
こんにちは、双子のパパYuichiです。
9月11日に1号2号ともに1歳の誕生日を無事に迎えることができ、僕らは本当に喜んだんです。それは、僕らの愛しいTwinsは「超未熟児」で生まれ、色々なトラブルを乗り越えてきたから・・・。
だから、これから双子が生まれてくるママパパ、双子が生まれたばかりで朝も夜も大変な思いをしているママパパに、「1歳になっただけでここまで楽になるよ!」って言うことを教えてあげたくて、まだ僕らも「双子育児2年生」になったばかりですけど、でも少しでも僕らが経験したことが共有できればいいかなって。
「上から目線」にならないように気をつけて書くようにしますが、とは言え僕も書くことは素人ですので、そこはあまり突っつかないでくださいね^^;
この記事の目次
生まれるまではママも大変でした
そりゃそうですよね、だってあの「か細い身体」の中に2人も入っているんですから。だから大変だったと思います、肉体的にも精神的にも。
双子のパパにして欲しい6つのこと【妊娠から出産にかけて】でも書いていますが、この時期にパパができることはたくさんあります。
役所などでの手続きや病院での手続き、ご飯を作ったり掃除をしたり、もちろん家の中でタバコは吸っちゃダメですよ!この時期にパパが第一に考えなくちゃいけないのは、自分のことではなく、ママとお腹の中の赤ちゃんのことです!
妊娠6ヶ月での緊急入院
何度か一緒に定期健診にも行きました。ママにひどい悪阻はなかったんですけど、それでも電車の揺れだったり人混みはツラいみたいでした。そして元来「頑張り屋さん」だったママは、仕事を残して会社に迷惑をかけないようにしようと、できるだけ仕事を終わらせておこうと頑張ったんです。
ここで難しいと感じたのは、ママは初産だったために、「お腹の張り」の感覚がわからなかったってことなんです。一度、出産を経験したママなら「ああ、これがお腹の張りか、これ以上はヤバイかな・・・」ってわかると思うんです。
でも、やっぱり初めての場合、わかりにくいらしいんです。だから途中からは安静にしてはいたんですが、妊娠6ヶ月での緊急入院となってしまいました。
僕がここで、ママの名誉のためにもう一度言いますが、ママは悪くないんです。僕が考える入院にいたったきっかけは次の2点だからです。
- 初産の場合、お腹の張りに気づきにくいと言うこと。
- 双子の妊娠がわかっても、ママの会社の仕事が少ししか減らなかったこと。
今、お腹に赤ちゃんがいるママは、もし初めての赤ちゃんなら「お腹の張り」には気をつけてください。そして、そのお腹の張りは気づきにくい場合もあると言うことも覚えておいてください。
そして仕事についてですが、ママの場合はそうではなかったんですが、マタハラの被害に遭うママも多いそうです。ママはなかったって言っても、やっぱり妊娠中の通常業務は厳しいですよね。しかもこれが本当にマタハラ被害にでもなったら、ママもお腹の子たちも大変なことになるところでした。
もし、今あなたのママが職場でツラい目に遭っているとしたら、パパが助けてあげてください。【双子ママも危ない!】マタハラの相談が増加してるってホント?にも書きましたが、回避する術はありますので、パパがママの援護射撃をしてあげてください。
ママの入院後に、パパがいかにフォローできるかがポイント
ママが緊急入院したとき、ここでパパがどう考え、どう動くかで今後が変わってきます。そのとき、ママはこう考えます。
- お腹の子たちは大丈夫かしら。
- 急な入院で職場に迷惑をかけちゃったなあ。
- パパ1人で大丈夫かしら・・・
- 家のことパパに任せられるかしら・・・
- 冷蔵庫にある食材は大丈夫かしら、パパなんとかしてくれるかな・・・
- 退院したら家の中きたなくなってるのかな・・・
- 入院の手続き、あと役所にも行かなきゃだった。パパに頼めるかな・・・
まだまだあるかもしれませんが、大体こんな感じじゃないでしょうか。そして、そのうち赤字の部分はパパが活躍できる部分なんです!
もう一度言いますよ。
パパはここが活躍するチャンスですよ!!!
逆に、ここで活躍できなければ、後で一生言われることになりかねません・・・。言われたくないですよね?本当はママも言いたくないんです。
「あの時、パパ何にもしてくれなかった・・・」
「家の中も散らかしっぱなしで、退院して家に帰ったらゲンナリした・・・」
「子どもがもう1人増えたみたいで一気に嫌いになった・・・」
「私がツライときに、束の間の独身生活を楽しみやがって・・・」
これが一生続くんですよ??もう地獄以外の何物でもないですよ。僕は耐えられません^^;
でも、安心してください!
双子の妊娠出産で必要な手続き【妊娠編まとめ】でも書きましたが、母子手帳をもらいに行ったり、助成金などの手続きをしたり、病院の入院手続きをしたりするのはパパでもできます。
「病院にいるんだから、病院の手続きはお前がやってくれよ!こっちは仕事が忙しいんだよ!」と言う人がいました。
言語道断です!!!
ママは「絶対安静」なんです。トイレなど必要なとき以外はベッドから出ることも控えないといけないんです。だから緊急なんですよ!!
こんなときくらい、会社に「ちょっと休みます」とか「早く帰ります」とか言えるような発言権もらえるくらい、パパは日頃から仕事頑張れ!って言う話です。まあ、自分でも言ってて耳の痛い話なんですけどね。
生まれてからもテンテコマイ
ママも、お腹の中にいた1号2号も頑張ってくれたこともあり、7ヶ月と言う超早産ではありましたが、無事に生まれてきてくれました。
ただ、生まれてきた1号2号はそれぞれ、1000gと1200gの超未熟児だったので、帝王切開で生まれてすぐ、顔を見たら本当にすぐにNICUへと運ばれて行きました。
それから3ヶ月、1号2号はそこで頑張って貧血や黄疸などのトラブルを乗り越えて、大きく育っていってくれたんです。
ママは入院中、パパがすぐにすることとは?
生まれてすぐは休んでる暇なんかありません!ママは入院していますし、1号2号はNICUですから、色々な手続きをしなくてはいけません!
名前が決まったら「出生届」、それと一緒に「児童手当」の手続き、子どもたちの健康保険への加入も忘れずに!健康保険に加入しないとNICUの費用がとんでもないことになりますから(笑)。
出生届や児童手当などの手続きに関しては双子の妊娠出産で必要な手続き【出産編まとめ】にまとめてありますので、そちらをご覧ください。
NICUの費用や子どもたちの入院や治療費用については、お住まいの自治体で何らかの助成があるはずです。未熟児養育医療制度や乳幼児医療費助成制度については、【双子の医療費どうする?】これで安心!医療費助成制度まとめにまとめています。
実際に1号2号にかかった医療費(NICU含む)も載せているので、この金額を見たらビックリしますよ(笑)
また、これはママがすることなんですが、入院が決まったり、帝王切開になりそうなことがわかったら、高額療養費制度の限度額認定証を早めに取得して医療機関に提出しておくと、退院の際に窓口で支払う金額を抑えることができます。
これについては、こんなにあった!妊娠・出産でもらえるお金【ママなら誰でも編】にまとめていますので、参考にしてみてください。
NICUに入院中にパパができること
1号2号がNICUにいた約3ヶ月の間、ママは毎日新鮮な母乳を1号2号に届けていました。それはそれは大変だったと思います。何せ毎日ですから。
そんな中で、僕ができること。それは何かと言うと「お風呂とオムツ替えの練習」でした。
僕はママと違い、母乳を出すことができませんから、毎日1号2号に会いにいくことはできませんでした。でも週に2回~3回でも会いに行けるときには積極的にオムツ替えや沐浴をすることにしていました。
もちろん、最初は全然うまくできませんでした。しかも僕の両手で隠れるほどの小ささだったので、手も足も細く、ちょっと力を入れたら折れてしまいそうで怖かったのも覚えています。
でも今思うと、ここで何回もオムツ替えや沐浴をさせてもらえたので、今では「チョイチョイチョイ」って何の抵抗もなくできるようになったのかもしれません。いっぱい教えてくれた看護師さんには感謝ですね!
だから、今我が子がNICUにいるって言うパパさんがいたら、看護師さんの許可が出ているのであれば積極的にオムツ替えや沐浴をしたほうがいいですよ!
今ではお風呂の時間は「僕の幸せな時間」のひとつになっています。1号2号をお風呂に入れることができるのはパパの特権です!我が子の成長を毎日見ることができる、これはパパの幸せ以外の何物でもないって僕は感じています。
具体的にどんな幸せを感じることができるのかは、以前「Conobie」と言う育児系サイトに寄稿した記事もありますので、そちらも時間のあるときに見てみてください♪
↑コレ見たら、また戻ってきてくださいね~^^/
カンガルー抱っこもしました。「カンガルー??」って初めて聞いたときは思いましたが、ママパパが上半身の服を脱いで赤ちゃんを抱っこして、直接肌と肌で触れあうのをカンガルー抱っこって言うんですよね。
赤ちゃんもママパパの体温や匂いを感じることができて、僕らも愛おしさを感じられる、今は常識となりつつあるものだそうです。NICUで保育器にずっと入っている1号2号でしたから、直接我が子にたっぷりと触れることのできるこの「カンガルー抱っこ」は僕らにとっても幸せな時間でした。
NICUからの卒業!そして始めての双子育児スタート!僕らの生活も一変!
もう「違和感」しかなかったですよね^^;
「ウチに双子がいるーーー!!」
正直な話、今でもたまに思うときがあります。それまで普通に夫婦2人で暮らしていた家に、全然違う個体が、しかも一気に2つもあるんですよ!しかもウニウニ動いているんですよ!
NICUに入院していた頃は、自分の子どもたちだって意識はあったんですけど、それでも週に数回「会いに行く」って言う存在だったので、まだお客さん感覚だったのかもしれません。
でも、これからは毎日、そこにいる訳です。もうずっと一緒に生活することになるんです。この違和感、これはなかなかですよ。初めての感覚でした。まあ、でもそんな浮ついたことはすぐに言えなくなりますよ^^;
「これからどう子育てしよう」とか「何から始めよう」とか考えたり、予定組んだり、そんなこちらの思惑なんか全然関係なく、今度は1号2号中心の生活が始まるんですから・・・
もちろん最初は夜中も起こされますよ
最初、ミルクの時間は2~3時間おきです。それは昼も夜も変わりません。だから、もし夜10時にミルクをあげても朝まで最低3回はミルクをあげることになります。
ゆっくり寝るなんて、この時期はできませんから、それは覚悟しておいたほうがいいかもしれないですね。なので、この頃は夜以外でどうやって睡眠を確保するかマジで考えていました。「あ~山手線を1周乗ったら1時間寝れるかな~」とか。実際2周しちゃったこともあります^^;
もちろん、ミルクだけじゃなくて夜泣きもしますから、さらに寝かせてくれませんよ。基本、僕らはミルクも夜泣きの抱っこも一緒にしていましたが、「昨日は泣かなかったね!」って言ったら「気づかなかっただけだよ!」って笑顔で言われたことがありました^^;
ママも僕に気を遣ってくれたようです。そうなると僕もスイッチ入りますよね!「うおーーー、やるかーーー!」ってね。僕もママに上手く操縦されています♪
だから、夜泣きに僕が最初に気づいたときには、ママを起こさないようにソーッと抱っこして泣き止ませて、また寝るなんてこともありました。そこはお互いさまってことで、僕らは寝不足になりながらもケンカなんかはせずに、なんとかこの時期を乗り越えることができました。
あ、でも最後のほうは僕、全然起きなかったみたいです(苦笑)。もうママも諦めて僕を寝かせてくれてました。ホント「申し訳ない&ありがとうございます」でいっぱいです^^;
結果、早寝&早起きになります
そりゃそうですよね。いつも寝不足ですから、僕らも夜9時を過ぎるとまぶたが重くなりました。それまで大好きだった深夜のテレビも見る元気はなくなりました。
でもこの時期のこのサイクルは体には良かったかもって思ってます。だって実際、早寝早起きになって体が軽く感じましたから(体重は残念ながら変化なし)。
そうそう、まだこの時期はベビー布団1組で1号2号両方とも寝かせることができました。まだ小さいですから。でもね、やっぱり2組あったほうがいいと思います。
【双子の赤ちゃん】布団って最初から2組必要?でもお伝えしていますが、寝返りを覚えるとコロコロ転がって、いやコロコロコロコロくらいですかね。
我が家のように、ベッドでなく布団で寝かせる場合は最初から2組購入されることをオススメします♪
後半へ続く。
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