毎日の子どもたちへのイライラが嘘みたいに消えた「たったひとつ」の魔法
こんにちは、双子のパパYuichiです。
「何回言ったらわかるの!」
「いい加減にしなさい!」
「ダメって言ってるでしょ!」
「だーかーらー!もーっ!!!」
もう毎日毎日、同じことばっかりなので自分が嫌になります。
自分が間違ってるのかと、なんだかもう訳がわからなくなります。
子どもたちに対してというより、どうにもこうにも現状を打開できない自分にイライラして、結果として子どもに強い口調であたってしまう。
本当に自分が嫌になって、自己嫌悪と罪悪感と色んな負の感情が混ざり合って茶色と緑が混ざったような真っ黒な気持ちになります。
だから、どうしたらいいのかってずっと考えてたんです。
ずーっとずーっと考えてたら、ひとつアイデアが浮かんできたんです。
最近子どもたち毎日がケンカというか物の取り合い、僕がやる私がやるの大乱闘で朝なんか時間ないからイライラ。でもちょっといいこと思いついたから明日からやってみよう。
— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年1月28日
やっぱりいろいろ試さないとダメですよね。
それまで毎日子どもたちに対して抱いていたイライラが嘘みたいに消えたんです。
今日は僕のイライラが消えた「たったひとつ」の魔法について紹介したいと思います。
この記事の目次
「たったひとつ」の魔法とは、子どもたちに「役割」を与えてみたこと
僕の頭に浮かんできたアイデアは、子どもたちに「役割」を与えることだったんです。
でも「役割」っていっても、別に難しいことじゃないんです。
「役割」で子どもたちの自己主張の落としどころを作った
1号2号は4歳「双子ですけど、二卵性双生児ということに加えて成長の度合いも違うので、自己主張する内容も違います。
3号は2歳長女で年齢は一番下ですけど、さすが女の子という感じで言葉や態度で食い下がります。
ちょっとソファーでうたた寝してたら2号がイタズラして怒鳴る夢見た。起きたら膝に2号がもたれかかって寝てたから起きたらちょっと優しくしよ。
— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年1月24日
もうこんな夢を見たときは、本当に自分はちょっと追い込まれてヤバイんじゃないかって思いました。
でも、子どもたちの自己主張はそれだけ成長してきているって証拠でもあるし、子どもたちも自分の気持ちのやり場(心が満たされるゴール)に困っているんじゃないかなって思ったんです。
だから、その子どもたちの自己主張の落としどころを作ってみたら、もしかしたら何か変わるんじゃないかなって思ったんです。
子どもたちを興味のあることの「係」に任命した
子どもたちの興味のあること、譲れないこと、本当に三者三様です。
- 1号は、何でも一番がいい!自分が一番じゃなきゃ嫌!負けず嫌いが半端ない。
- 2号は、テレビのリモコンが大好きで、ダメと言って取り上げてもテレビ本体の電源をいじってONにする。
- 3号は、甘え上手で負けず嫌い、1号2号のハイブリッドタイプ。
これが毎日、いっせいに大声で騒ぎだし、最後には大絶叫で泣きだし、物に当たり、ジャングルのような状況になるので、本当に困ってたんです。
そこで、まず3人の中ではコミュニケーション能力が劣っている(なかなか言葉が通じないときがある)2号から、係を任命することにしました。
すると、思いのほか早く変化が表れたんです。
子どもたちがいっせいに余計なことし始めるとイライラして「やめなさい!」って怒鳴ってたけど昨日から思いきって「係」を与えてみた。まずはリモコン大好きで困ってた2号をリモコン係に任命したら責任感出てきて「リモコン係さんテレビ消して」って言ったらいい返事で素直に消した。これか!?
— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年1月29日
前へ前へ行きたい1号は「ドア係」で寝室のドア以外のドアの開閉をお願い。
寝室のドアの開閉になぜかこだわりのある3号は、「寝るときの寝室のドアを閉める係」。
3人それぞれに、今興味のあるものを使って「係」に任命したところ、びっくりするくらいに責任感のようなものが芽生えてきて、さらにそれぞれがそれぞれの「係」を認識して、「これは自分が」「これは自分じゃない」という言動が増えてきたんです。
この発見は、僕らの心をすごく勇気づけてくれるものでした。
口を出さずに「見守る」ことができるようになったらイライラが減った
僕らは無意識のうちに、子どもたちは「できないだろう」「危ない」と考えすぎていたのかもしれません。
成長が遅いから助けないと、自分たちが守らないと、そう考え過ぎてたのかもしれません。
でもその考えが、子どもたちのやる気・興味を潰していたのかもしれないと思ったとき、自分たちが思い描いている理想に頑張って近づけようと、子どもたちに無意識にその理想を押し付けていたのかもしれないと思ったんです。
でも、この「線引き」ってすごく難しいと思いませんか?
「守る」から「見守る」ことへの切り替え
子どもたちは大切な存在ですので、いつまでも守るべき対象であることは変わらないと思います。
でも、子どもたちも少しずつ成長してきて、できることが増えてきました。
ジャンパーのファスナーを上げる、食べ終わったお皿を片づける、保育園で使った洋服の入っている袋を持ってくる。
僕がやろうとすると全力で叫びながら、ときには泣きながら「自分がやる!」と必死に食い下がります。
うまくできない、時間がかかる、汚れる、壊れる。
だから手を出したくなるんですけど、ぐっと堪えて待つ、見守る、「できないからやって」と言われたら一緒にやるというスタンスに変えてみたんです。
「守る」から「見守る」ことにしたんです。
役割を与えて見守ることでイライラが嘘みたいに減った
子どもたちに役割を与えると、その役割を一生懸命果たそうと頑張っている姿を見ようとして、自然と「見守る」ことが増えてくるんですよね。
もちろん自分がやったほうが早い、壊れそうだからやってあげたい、と思うことはまだまだあるんですが、それでも子どもたちが目をキラキラさせながら一生懸命ドアを閉めようとしたり、テレビのスイッチをリモコンで消そうとしたり、お片付けをしようとしたりするんです。
もうその姿を見ただけで感動スイッチONで涙が滝のように流れそうになります(嘘じゃないです)。
そうなると、もっと役割を与えて子どもたちが楽しそうに考えたり行動するのを見ていたい、もう少し助け船を出すのを待ってみようって思うようになるんですよね。
気がつくと、ワクワクが増えていって、それまで簡単にイライラしてたのが嘘みたいに減っていたんです。
この「魔法」、すごくないですか?
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
毎日毎日、わかってはいるんですけど、それでもイライラしたり怒ってしまう。
そんな自分が本当に嫌で、「自分はダメな人間なんだ」「親として失格なんじゃないか」って思うことがあるくらい、気持ちが落ちているときもあります。
でも、やっぱり子どもたちが可愛くて、天使みたいな笑顔を見せてくれたり、「パパできたよー!」なんて言いながら走って抱きついてきたリすると、やっぱり自分はこのままじゃダメだなって思ったんです。
なかなか言うこと聞かなかったり、イヤイヤばっかりでイライラしたりもするんだけど、でも泣けるくらい天使みたいな笑顔や受け答えするんだよなぁ。
だから多分、世の中でうちの子どもたちが一番可愛いんだろうなぁ(*´-`)
— 双子のパパYuichi@2/23立川で多胎講座やります (@fp_yuichi_fp) 2019年2月3日
今回の魔法は、そんな思いから、僕自身が子どもたちと「ある意味で正常に」付き合っていくためにひねり出したものでした。
ただ、全部が全部うまくいっているわけではありません。
全然「リモコン係」になってくれないときもありますし、「ドア係」の争奪戦になって結局僕の雷が落ちることもあります。
僕の体調が悪いときや疲れているときは我慢できずに怒ってしまうこともまだまだあります。
それでも、僕には今までになかった魔法がひとつ増えたという心の余裕ができたことで、今回失敗しても次は大丈夫、もっともっと自分もできると思えるようになりました。
もちろん子どもには個人差があり、親にも性格や感情があるので、僕の今回のチャレンジが誰でも100%成功できるものかどうかは、正直やってみないとわからないと思います。
でも、こうやって試行錯誤しながら自分なりの必殺アイテムを探して、ちょっと改造したり、アレンジして色を付けたり・引いたりしながらやっていくって大切なことだと思うんです。
僕もまだまだ悩んだり、大変なことがいっぱいの4歳双子育児真っ最中(プラス2歳長女)です。
同じように子どもたちのことでイライラしているママパパで、この方法を試したことがない人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
そして、もっと良い方法があったら僕にも教えてくださいね。
おしまい
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