2歳双子育児のワンオペを2カ月続けたことでわかった双子パパに本当に必要なものとは?
こんにちは、双子のパパYuichiです。
実は最近ちょっと考えていたことがあるんです。
双子パパとして、双子育児をしていて本当に必要なものはなんなんだろう…?
もちろん僕もまだまだ双子育児については今年で6年目ですので、世の中の先輩双子パパたちに比べたら全然その経験では足元にも及ばないことも知っています。
でも、毎日働きながらママと一緒に子どもたちと格闘しているうちに、今当たり前のようにしていることって実は当たり前じゃないのかなって思ったんです。
そう思い始めたのは、まわりにいるパパたちの言動やママたちの反応を聞いたときでした。
「僕のしていることは、実は普通じゃないのかもしれない」
聞いてみると、僕が当たり前のようにしている毎日のことは、パパたちはあまりやりたがらない、そしてママたちはしてほしいことだったんです。
それは、毎日の小さな積み重ねが生んだものでしたが、その中でも最大のきっかけとなったのは2カ月にもおよぶ2歳双子のワンオペ育児があったからでした。
双子育児をするうえで本当に必要なものとは?
パパができることとは?
今日は、僕がこれまでの経験で得ることができた、双子パパとして本当に考えるべき必要なものは何かについて語りたいと思います。
この記事の目次
2歳双子育児のワンオペを2カ月続けたことでわかった双子パパに本当に必要なものは「覚悟」だった
これ以外ないと本当に思っています。
覚悟を決めて、あとは「やる」だけです。
やるだけなんですが、でもこれが本当に難しいんだと思うんです。
僕も最初は「パパになる」ということがどういうことかわかりませんでしたし、まして自分が子育てをするだなんて想像もできませんでした。
子どもは欲しい、でも実際は何をしていいかわからない。
ベネッセさんの「たまごクラブ」に出させていただいたときにも書きましたが、最初に双子と聞いたときは嬉しいを軽く不安が上回ったのも事実です。
でも、予定日より3ヶ月早く、1000gと1200gという小さく生まれた命をなんとか繋ぎ止めることができて、少しずつ僕の意識も変わっていきました。
最初の1年は記憶がないくらいの忙しさで夫婦でダウン寸前
母乳と粉ミルクの混合だったのもあり、毎日夜中の授乳はママと一緒に格闘していました。
ママが片方を授乳しているうちに僕はもう片方を哺乳瓶で飲ませる。
そのための準備(お湯を沸かしたり調乳したり)と、終わったら片づけと次の準備(ミルトン)、やっと寝れたと思ったらもう次のミルクの時間。
この時期はママも僕もまとまった睡眠時間が取れず、毎日睡眠不足で今日が何曜日なのか、昨日の晩ご飯で食べたものは果たして本当に昨日だったのか、もう意識が飛んで今でも記憶があまりないくらいです。
でも記念に粉ミルクのトータルの数量と金額は記録してたんで、あの時の大変さは「お金」で覚えています。
今思えば、ママも僕も両親が近くにいないのでほとんど二人で乗り切ったので、このときがあるから今も一緒に頑張れているのかなと思います。
3号の妊娠と切迫早産がきっかけで始まったワンオペ育児
1号2号が2歳のとき、3号の妊娠がわかりました。
待望の女の子ということもあり、僕らは期待に胸を膨らませていました。
そんなときにママに下された「絶対安静」の命令によって、約1ヵ月ママ在宅のままで僕の実質ワンオペが始まりました。
切迫早産の絶対安静をなめてはいけません。
絶対安静といったら絶対安静なんで、子どもたちを抱っこするのはもちろんのこと、台所になんか立っちゃいけないんです。
基本的にはベッドかソファーの上にいて、ご飯とトイレ以外には歩いちゃいけないんです(お風呂は大丈夫ならOK)。
僕はママの適切なアドバイスのもと、次々に日々の業務をこなしていきました。
- 朝は子どもたちを起こし、ご飯を作り食べさせ洗い物をする
- 保育園の準備を夜中にして、保育園へ送迎
- 買い物をして晩ご飯を作り、子どもたちに食べさせる
- もちろんママの分も作り一緒に食べる
- お風呂を洗い子どもたちを入れる
- 着替えさせて保湿をして寝かせる
- 洗濯して干して取り込む
- ゴミ出しその他の家事
そして1ヵ月後にママの入院が決まり、さらに出産までの1ヵ月、僕のワンオペ双子育児の本番が始まりました。
第一のミッションは「死なせない」こと
最初の1ヵ月で僕も少し自信をつけたので、子どもたちにとっても素敵な1ヶ月になるようにと、何ができるかすごく考えました。
ただ結論からいえば、想像以上に大変で何もできなかったというのが事実です。
形にできるものを成果として残したいとう願望はありましたが、結果として「死なせない」のが精いっぱいでした。
すべてを自分でやらなければいけない現実。
誰も見ていないからさぼろうと思えばできるんですが、子どもたちを見ていたらそんなことはできない。
当時は、仕事をしていても家に帰ってからの段取りを考えていましたので、不器用な僕は仕事の効率がかなり落ちていたと思います。
でも、そんなときでも、2日に1回ママの病院へ着替えを交換しに行って、そのついでに一緒に晩ご飯を食べながら話をすることで少しだけ心のバランスを取っていた気がします。
ご飯と言ってもママは病院食、僕は前日のご飯の残りをタッパーに入れて持って行っていただけですが(笑)
こんな感じで、怒涛のような毎日が過ぎていき、どうすればもっと効率的に動けるか、どうしたらもっと体力を維持できるか、どうしたらもっと子どもたちと楽しく過ごすことができるか、どうしたらもっと仕事に注力できるようになるか、どうしたらもっと全部をちゃんとできるか、そればかりずっと考えていました。
このときの試行錯誤とPDCAは、確実に僕の経験値として心と体に刻まれました。
双子育児を夫婦で一緒に取り組むための鍵はパパが持っている
子育てはママが中心となる、そんなことは誰も決めていません。
「ママが中心」とかいう概念なんかないです。
強いて言うなら中心は子ども、子どもを中心にママとパパが包み込むように手を繋いでいるようなイメージです。
そのための鍵はパパが持っています。
でも、その鍵を使わずにポケットにずっと入れっぱなしなので、ママは手を繋ぎたいのにそれが叶わず一人で考えるようになって責任を背負い込むことになってしまうんです。
パパはその鍵を持っていること、実は自覚しているんです。
双子パパになること = 覚悟を持って鍵をポケットから出すこと
大変だってわかっているから、ポケットから鍵を出さずに手を入れたまんまなんですよね。
でも、両手をポケットに入れてかっこつけて粋がってるのって、誰が見ても正直カッコ悪いですよね。
覚悟を持って大変なことに向き合うって、すごく怖いことです。
自分の弱い部分を突き付けられるし、頑張っても目に見える成果なんてほとんどありません。
毎日毎日、自分は何をやってるのか、これに意味があるのか、なんでこんなに大変な思いをしないといけないのか、なんだかイライラしてきます。
「効率化」なんて考えてたら、育児なんてその反対側の極致です。
でも逃げちゃいけないんです。
子育てからも、ママからも、自分の弱さからも。
うまくいかない双子育児だからこそ一番身近な人が味方であってほしい
自分の弱さと向き合うなんて、好きな人がいたら変態です。
でも、大変なことでも一番の味方が一番近くにいてくれたら、こんなに心強いことはありません。
困ったとき、弱音を吐きたいとき、そっと傍にいてくれる、一緒に泣いてくれる人がいる。
そんな人が、ママにとってはパパなんです。
パパにとってママなんです。
もう駄目だと思ったとき、でも頑張るしかないとき、一人でいるのと二人でいるのでは大違いです。
パパはママの一番の味方になっていますか?
「一生守る」と言ったあのときの言葉は本気の言葉でしたよね?
僕らにはまだまだやれることがある!
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
子どもたちが少しずつ成長し、僕らも一緒に成長できているのかな?
そう考えると胸を張って「はい」とは言える人は実は少ないかもしれません。
僕もそのうちの一人です。
毎日後悔と罪悪感でため息をついています。
でも、そのため息もママと共有することで、自分たちの間違いに気づき、一緒にまた頑張ろうって思えるんです。
大人になっても成長できるの?
そう考えたとき、僕らが毎日格闘している双子育児に関していえば、まだまだやれることがあると思うんです。
自分を殺してとはいいませんが、自分の人生の一部を、誰かのために捧げるって素敵なことじゃないですか?
それが、赤の他人ではなく愛しているママや子どもたちなんですから。
最後にもう一度だけ言わせてもらいます。
僕らにはまだまだやれることがある!
明日からの双子育児、僕もまた気持ちを入れ替えて頑張ります。
一緒に頑張りましょう!
おしまい
これから双子のパパになる人はぜひこちらを読んでください!
知っておいてほしいこと、準備すること、夫婦関係、双子育児を始める前に男性に知っておいてほしいことを、僕がこれまでの双子育児を通して、これは絶対に知っておいてほしいということをまとめました。
双子ベビーカーはどれを選んだらいい?
口コミを見たい方はこちらの記事をご覧ください(実際に使ったママパパの感想をまとめています)。
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