【保存版】双子のパパになることがわかったら絶対に読んでおきたい10のこと
こんにちは、双子のパパYuichiです。
今回の記事はかなり長いので、ブックマークをして分けて読んでくださいね。
先日、NPO法人ぎふ多胎ネットさんが発行している『ふたご知恵袋』という冊子を紹介しました。
記事はこちらです。
この冊子には、先輩双子ママがその経験からわかることを、双子の出産後に必要なものや授乳の仕方、離乳食のあげ方、お風呂の入れ方、買い物やお出かけの方法などを会話形式でわかりやすく紹介しています。
すごく共感できるところが多く、これから双子のママになる人や今まさに双子育児で大変な思いをしている人はぜひ読んでほしい内容になっています。
でも、素晴らしいと思ったのと同時に、こんな思いも持ったんです。
先日、ぎふ多胎ネットさんの『ふたご知恵袋』という冊子を紹介して、「双子パパの知恵袋」的なものないかなと思ったので作ってみようと思う。
例えば、双子妊娠~出産までにパパができること、生後1年までのパパの役割、ママとの関係性、など。
— 双子のパパYuichi@ひよこクラブにも出たい (@fp_yuichi_fp) 2019年4月10日
「双子ママのため」のものはあっても、「双子パパのため」のものってやっぱりあまりないんですよね。
先日、立川で行った多胎セミナーのパパ部門を担当したときにも感じたことなんですが、パパは意欲はあるんですけどそう方法やタイミングがわからなくて困っていたり、意気込みが空回りして迷惑をかけた経験から「ああ、自分は向いてないんだな」と諦めてしまうケースがよくみられます。
当時のセミナーの様子はこちらにまとめています。
そもそも育児に向き・不向きなんかなくて、やるか・やらないかだと思うんです。
だから、双子が生まれるとわかったらママだけじゃなくパパも同じように「双子パパとしての準備」をしておくべきだと思うんです。
ということで、これから双子パパになる人のために必要な情報を「双子のパパになることがわかったら絶対に読んでおきたい10のこと」としてまとめたいと思います。
内容は、双子妊娠から出産、生後1年までの順に双子のパパができることをまとめています。
- 妊娠中にパパにできること
- 出産前後にパパができること
- 出産から1年の間にパパができること
- 双子ベビーカーやチャイルドシートの選び方
- 仕事やお酒の席、ゴルフなどの付き合い
- ママとの絆の深め方
僕の経験則から書いていることが中心ですが、先輩パパから聞いたことも書いていますので、内容はかなり具体的になっていると思います。
ちなみに、パパ目線で基本書いていますので、ところどころママは「?」なところがあるかもしれませんがお許しください。
※内容は随時追加していく予定です。
【お知らせ】
今回の記事にもし「よかった!」という声が多く上がれば、誰にでも手に取ってもらえるように、まずはPDFファイルとして希望者に配布したり冊子にまとめたいと考えています。
この記事の目次
- 1 双子妊娠中のパパにできる5つの役割
- 2 双子出産前後でパパにできる4つの役割
- 3 双子出産~1ヶ月でパパにできる4つの役割
- 4 双子1ヶ月~4ヶ月でパパにできる役割
- 5 双子4ヶ月~9ヶ月でパパにできる役割
- 6 双子9ヶ月~12ヶ月でパパにできる役割
- 7 双子ベビーカーやチャイルドシートの選び方
- 8 双子パパができる家事にはどんなものがあるの?
- 9 仕事と会社の付き合い(お酒やゴルフ)は減らした方がいいの?
- 10 ママと深い絆を結ぶことの大切さ
- 11 まとめ
双子妊娠中のパパにできる5つの役割
双子のパパになると聞いたとき、僕はビックリと不安でいっぱいでした。
でも覚悟を決めて、ママと子どもたちを守り、毎日を戦い抜こうと決めました。
そして、想像以上にバタバタな毎日を過ごす中でわかった5つの「パパの役割」について紹介したいと思います。
一番大切なのはママにリラックスしてもらうこと
ママにリラックスしてもらうためにできること、そのために知っておいてほしいことは3つです。
多胎妊娠に安定期はない
一般的には、妊娠5ヶ月(妊娠16週)頃に入った時期を安定期といい、妊娠初期と比べて流産のリスクが低くなるといわれていますが、双子を含む多胎妊娠に安定期はありません。
安定期の情報は、あくまでも一人の赤ちゃんを妊娠したときのことを想定していて、赤ちゃん二人に安定期は当てはまりません。
医師からも「なるべく安静に」「マタニティヨガなどは禁止」「お散歩もできるだけ控えて」といわれていましたが、確かに妊娠6ヶ月くらいでもお腹は臨月くらいの大きさがありましたので納得です。
ですから、仕事や家事を無理してさせないように、パパが気づかってあげましょう。
体だけでなく心も労わろう
双子の妊娠で大きくなったお腹に不安を抱くママも多いはず。
いくら気丈に振る舞っていても、特に初めての妊娠が双子だった場合、その不安は計り知れません。
「大丈夫かな?」「ちゃんとママになれるかな?」「ちゃんと生まれてきてくれるかな?」と、たくさんの不安がママを襲います。
そんなとき、パパがどっしりと構えてママに労いの言葉をかけたり、余計なストレスを与えないようにすることはママにとっても心から安心できるものになります。
パパにも不安はあると思いますが、双子を妊娠しているママのほうが何倍も不安で大変な思いをしています。
しっかりとママの心を労わってあげましょう。
二人で家族の未来について話し合おう
仕事が忙しいからといって、「僕はわからないから全部任せている」「できない僕がやるよりママの方が適材適所でしょ?」なんてことは絶対に言ってはいけません。
子育ては二人でするものですし、ママだってわからないなりに頑張って対応しているんです。
どんな名前にするか、どんな洋服を着せようか、休日は家族みんなでどこに遊びに行こうか、どんな大人になってほしいか、生まれてくる双子の赤ちゃんと暮らす生活を二人で思い浮かべて、家族の未来をたくさん話し合ってみましょう。
不安があるのは仕方ないこと、仕事が忙しいのは仕方ないこと、その中で二人でできることを探して、これから一緒にスタートするんだという話し合いをすることをパパが積極的に考えましょう。
タバコやお酒は控えよう
タバコやお酒が好きな人は要注意です。
「好きなものは絶対にやめられない」「唯一の楽しみだから」なんて言葉はぐっと飲み込んでください。
タバコは髪の毛や服に着いたニオイだけでも気分が悪くなる
タバコは煙さえ吸わなければ大丈夫なわけではありません。
妊娠中のママはニオイにも敏感ですので、髪の毛や服についたタバコのニオイですら気持ち悪くなることがあります。
ママに余計なストレスを与えないためにも、パパはタバコを吸ったら髪の毛や服のニオイにも気をつけて、必ず手を洗うようにしましょう。
妊娠中のママが受動喫煙をすると赤ちゃんに悪い影響が出る
1歳未満の赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)は、両親が喫煙する場合、吸わない両親に比べて4.9倍リスクが高くなることが分かっています。
また妊娠中のママ自身は吸わなくても、家族がタバコを吸えば胎児に受動喫煙の影響が出ることもわかっていて、呼吸中枢の発達への影響、流・早産や前置胎盤が1.5倍に増えることなども報告されています。
タバコの先から出る煙(副流煙)による受動喫煙が体に悪いことはよく知られていますが、実は、喫煙者が吐き出した息(呼気)にも大量の有害物質が含まれて、タバコを吸った後1時間は口からその有害物質を出し続けるということもわかっていますので、パパは妊娠がわかったらすぐにタバコをやめる努力を始めましょう。
夜に緊急で車の運転をすることもあるからお酒はなるべく控えよう
「タバコはやめるけど、お酒ならいいでしょ?」と言いたいところですが、ちょっと待ってください。
先ほども言及しましたが、双子の妊娠に安定期はありませんから、いつ緊急事態が起こるかわかりません。
パパが運転する可能性がある家庭では、夜間の緊急時の運転を任せられることも頭に入れておきましょう。
また、タクシーや救急車を呼べば大丈夫だという意見もありますが、付き添いのパパが酔っぱらっていては病院でも迷惑になることもありますので、お酒は飲んでも控えめにする習慣をつけておきましょう。
タバコやお酒のお金を将来のために貯めてみよう
「タバコやめたら毎月いくら貯金できると思ってるの?」「お酒飲みに行くなら家で飲めばいいじゃない!」と感じているママは意外と多いものです。
2019年現在、タバコ1箱の値段は約500円程度ですから、1日1箱吸うと1ヶ月で15,000円(500円×30日)、1年間で18万円にもなる計算です。
発泡酒1ケース(24缶入り)は約2,600円程度ですから、1日1本程度として1年間で約3万1,200円になります。
週に2回会社や取引先との飲み会があるなら(1回5,000円として)、1ヶ月で約4万円、1年間で約48万円になります。
単純計算ができないことは百も承知ですが、でも1年間で70万円も使うか、それとも貯金するかって考えたらママが感じていることは間違いじゃない気がしませんか?
もしタバコと外での飲み会を半分にするだけでも、年間で約30万円以上節約できる計算になります。
双子育児はお金がかかりますので、妊娠中に節約ぐせをつけておくことをおすすめします。
家事はすべてパパの役目だと考えてみよう
「朝起きたら美味しそうなご飯とお味噌汁の香りがする」「毎日ふかふかのタオルが用意されている」「仕事から帰ってきたらいつもキレイな部屋が待っている」など、どれも新婚時代に男性が憧れるシチュエーションですが、ママが双子妊娠中のときは諦めて、どうしてもというときはパパが自分で行いましょう。
台所仕事は立っているだけでもママの負担になる
台所仕事はご飯を作るだけではありません。
食材を冷蔵庫から取り出す、下ごしらえをする、おかずを作る、テーブルまで持って行く、食べたお皿を台所に持って行く、お皿を洗う、お皿を片づける、シンクをキレイにする。
そして足りなくなった食材を買いたしに買い物へも行きますので、1回の食事で平均して1~2時間ほど立ちっぱなしになり、1日にしたら2食(朝・晩)で約2~4時間にもなります。
何度も言っていますが、双子妊娠に安定期はありませんので、できる限り安静が必要です。
この「安静」は、お風呂やトイレ意外はベッドやソファーで寝ている状態を言いますから、台所仕事なんてもってのほかです。
ママに元気な赤ちゃんを産んでほしいなら、台所仕事はパパの役目と切り替えておきましょう。
洗濯物は夜中に干したり浴室乾燥を使えば時間を効率的に使える
水分を吸った衣類は乾いているものと比べて何倍もの重さになるので、洗濯物を干すのは以外に重労働です。
日中は仕事で忙しいパパであれば、夜中のうちに洗濯をして干しておくといいでしょう。
また、夜も遅いパパであれば、浴室乾燥を上手く使って洗濯物を干すのも時間を効果的に使えておすすめです。
家族みんながお風呂に入った後に洗濯をして、浴室乾燥で洗濯物を干せば、1回3時間ほどで乾かすことができるので、朝までには全部の洗濯物を乾かすこともできます。
冬場は室内に干すことで、洗濯物の湿度で乾燥を防ぎ、風邪予防にもなるので扇風機などを使いながら自分がやりやすい方法を探すと良いでしょう。
妊娠中のパパの家事は出産後の練習期間
今までの双子育児の経験から言うと、パパが家事を多く引き受けることはママの妊娠中だけではありません。
どちらかといえば、妊娠中よりも出産後のほうが増えていくと感じています。
子どもたちが成長すると、「ママがいい!」「ママじゃないと嫌だ!」という大人では理不尽に感じてしまうどうにもならない攻撃が急に始まったりします。
ママが子どもたちの着替えや寝かしつけをしなければいけないとき、パパがご飯を作ったり洗い物をしたり、洗濯をしたりすることができなければ家事がどんどんたまっていってしまい、その負担はママにのしかかるようになります。
パパがいてもママのワンオペ状態になる最悪のケースを避けるためにも、パパが家事全般できるようになることは重要なポイントです。
ですから、まだ比較的家事が楽な妊娠中にパパは練習のつもりで家事を積極的に行うようにしましょう。
夜の生活を求めないようにしよう
夜の生活は夫婦関係を良好にするために大切なもののひとつです。
でも、双子妊娠中はやっぱり別ですよね。
ママの体と心を最優先に考えよう
何よりも大切なのは、ママの体調と気持ちを優先することです。
お腹に大切な赤ちゃんがいるとき、どうしても夜の生活をすることが不安になることがあります。
夫婦であってもお互いの同意がなければしないという選択肢は正しいということを、パパも自覚しておきましょう。
妊娠中の夜の生活で気をつけること
お互いの同意があっても、精液に含まれるプロスタグランジンによる子宮収縮を促す作用を防ぐためにコンドームを使用すること、感染症予防のために体を清潔にしておくこと、特に手や爪はキレイにしておくことなど、パパが特に注意することはたくさんあります。
自分の行動に責任が持てない場合は、自粛するくらいの気持ちをパパは持っておきましょう。
軽はずみな行動は一生の「傷」を残すことになるので注意
夜の生活を拒まれたので勢いできつい言葉をかけてしまった、外で別の女性と関係を持ってしまったなど、魔がさしたでは済まないことをしてしまう男性がいます。
このような軽はずみな行為は、ママの心に一生の「傷」を残すことになり、その後の夫婦生活は残念ながら明るいものにはならないでしょう。
妊娠中に「できない」のはある意味で当然のこと、二人の愛の結晶が生まれるまで、パパは軽はずみな行動をしないように気をつけましょう。
保育園の検討をはじめよう
0歳で保育園に預けたいと思っている方は、妊娠中から「保活(ほかつ)」をする必要があります。
しかし、ママは絶対安静が基本ですから、この保活をパパが一人でする必要があります。
まずは住んでいる自治体の窓口で話を聞こう
最初にパパがすることは、住んでいる自治体の窓口へ行くことです。
そこで、保育園の申込をするタイミングや必要書類、候補の保育園がどこにいくつあるかを聞きます。
窓口は同じように保育園の申込を希望するママさんたちで混雑していること多いので、時間に余裕を持って行くと良いでしょう。
4月入園を希望するなら前年の10月~11月が申込のタイミング
4月から保育園に入れたいと考えているなら、申込は前年の10月~11月にする必要があります。
申込は郵送でも受け付けていますが、その場合は締め切りが窓口よりも早いことがあるので注意が必要です。
保育園を選ぶ前に、実際に候補の保育園に見学へ行くことも可能ですので、保育園にアポイントを取って見学の予約を入れましょう。
双子出産前後でパパにできる4つの役割
出産が近くなってくると、パパのやらなければいけないことが増えてきます。
双子の妊娠・出産は切迫早産での入院や帝王切開での手術になるケースも多いので、病院の手続き関係から家のことまで、ほとんどすべてのことをパパが一手に担うことになります。
出産に備えて医療費や保険などの必要書類の手配や手続きをしよう
出産に備えて、パパは病院や役所関係へ提出する書類やお金の手続きなどで走り回ることになります。
その場になって困らないように、今のうちにイメージを掴んでおきましょう。
切迫早産の入院手続きや帝王切開の手術費用の支払い手続きに備えよう
切迫早産での入院や帝王切開による手術の際の入院手続きや手術費用の支払いなど、病院で必要な手続きは意外とたくさんあります。
入院中のママはもちろん絶対安静ですので、いくら病院内での手続きだからといってママに任せるわけにはいきません。
手続きや支払いの機会がある場合には、ママが「私がやるからいいよ」ともし言ったとしてもパパが率先してするようにしましょう。
出産育児一時金や高額療養費の手続きをしよう
出産育児一時金は病院への医療費の支払いに直接充てることができますので(直接支払制度)、病院の支払受付で書類など必要なものを確認して手続きを行います。
切迫早産や帝王切開で高額療養費制度を利用する場合には、ママが会社員の場合は勤め先の健康保険組合、専業主婦の場合は国民健康保険に申請をする必要があります。
ママの勤め先の健康保険組合にはママに連絡をしてもらい、必要な書類が自宅に届いたらパパが病院に持って行き手続きを行います。
国民健康保険の場合は、住んでいる自治体の窓口に行ってパパが申請手続きを行います。
高額療養費制度を利用する場合でも最初に医療費を支払う必要があるので、病院での支払を限度額にとどめておきたいのであれば、限度額適用認定証の手続きを行いましょう。
ちなみに、出産育児一時金は子ども一人につき42万円ですが、双子の場合は84万円になります。
出産で受け取れるお金についてはこちらにまとめていますので参考にしてみてください。
加入している民間の保険で請求できるものがあれば手続きをする
切迫早産や帝王切開は民間の保険の対象となります。
生命保険に特約で付いている入院特約や手術特約、医療保険、女性疾病保険などが支払の対象です。
保険会社へ連絡するのは被保険者であるママの担当ですが、保険会社から届いた書類をママに届けたり、ポストに投函するのはパパの役割になります。
また、担当の医師に保険会社指定の診断書を書いてもらうよう依頼するのもパパの役割です。
出産育児一時金と合わせれば、出産費用を支払っても「おつり」が来るくらい保険から給付金を受け取ることもできる可能性があります。
そのため、まずはママがどんな保険に加入しているのかを確認しておき、保険証券を見て保障内容を確認しておくとよいでしょう。
急ぎでないようなら、無事に出産を終えてママが退院するまでの間に保険会社に請求すれば間に合いますので、請求の流れだけでも覚えておきましょう。
子どもたちが生まれたら出生届と健康保険の手続きをすぐにしよう
子どもたちが生まれたら、住んでいる自治体に14日以内に出生届けを提出する必要があります。
出生届けに必要なものは以下の3つです。
- 届け出用紙(医師により出生証明がされたもの)
- 届出人の印鑑
- 母子手帳
届け出用紙を持って行くのはママパパでなくても大丈夫ですが、せっかくなのでパパが行きましょう。
また、出生届けと一緒に子どもたちの健康保険への加入手続き、乳幼児医療費助成の手続き、児童手当の手続きも行います。
窓口は平日の昼間しか基本的にはやっていませんので、パパは仕事の調整をして手続きをする必要があります。
上の子がいるときは家事育児をマスターするチャンス
上にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいて双子の出産を迎えるパパは、家事育児を今まで以上にマスターするチャンスです。
今まではママにお願いしていたことも、パパが主役になれますので頑張りましょう。
出産前後はパパが家事育児の主役になろう
出産前後はママが入院していることもあるでしょう。
そんなときはパパの出番です。
- 上の子との生活(ご飯、洗濯、お風呂、保育園や学校の準備など)
- ママの着替えの洗濯などのフォロー
- 家の中の掃除
- 月末の支払関係や手続き等
普段パパの気がつかないところでママがしてくれていることもパパの役割となります。
これを機に家庭はどのように回っているのかを確認しておきましょう。
上の子とたくさんコミュニケーションを取ろう
普段はママ中心だった育児も、ママが入院している間はパパが育児を独占できます。
自然と上の子と過ごす時間も密度も増え、今まで見えなかった新しい発見もあるかもしれません。
保育園の送迎、ご飯、お風呂、寝かしつけ、週末のお出かけ、夕飯の買い物、たくさんコミュニケーションを取れる機会がありますので楽しみながら時間を過ごしましょう。
双子ベビーカー・チャイルドシート・抱っこひもなどのベビーグッズの検討をしよう
双子育児に欠かせないものの中に、双子ベビーカー、チャイルドシート、抱っこひもなどのベビーグッズがあります。
いざ双子育児が始れば、想像以上にバタバタして時間や余裕がないと感じると思いますので、これらのベビーグッズは子どもたちが病院から退院するまでに、できれば準備しておくとよいでしょう。
双子ベビーカーは「横型」か「縦型」か検討しよう
双子ベビーカーには子どもが横に並ぶ「横型」と、前後や上下に並ぶ「縦型」の2種類あります。
どちらを選ぶかの基準は、
- 玄関やマンションのエレベーターの幅
- よく使うスーパーなどの通路の幅
- ママの腕力 など
これらを考慮して選ぶことが一般的です。
また、メーカーや種類ごとに特徴があるので、先輩ママパパの意見を聞いて選ぶのもおすすめです。
以下は僕が先輩双子ママパパに使ったことがある双子ベビ―カーの感想や口コミをまとめたものですので参考にしてみてください。
チャイルドシートは退院日までに用意しよう
車を持っている方は、子どもたちが病院から退院するときに車で迎えに行くことが予想されます。
基本的に自家用車では、赤ちゃんを抱っこしながら助手席や後部席に乗ることは道路交通法で認められていません(一部例外や免責があります)。
詳しくは神奈川県警のホームページ「チャイルドシートQ&A」をご覧ください。
双子の場合はチャイルドシートも2つ必要ですので、載っている車の形状に合ったタイプのチャイルドシートを退院日までに用意しておきましょう。
抱っこひもは2つ準備しよう
抱っこひもを準備するなら必ず2つ準備しましょう(経験上言っています)。
「自分は力があるから、ママだけ抱っこひもで自分は普通に抱っこでOK」なんて言っていたら大きな間違いです。
- ずっと抱っこしているとさすがに疲れる
- 転倒したとき自分も赤ちゃんも危ない(抱っこしてるから手が出せない)
- 抱っこしてるから荷物が持てない
疲れる、危ないはもちろんなんですが、双子育児をしているとオムツを箱買いしたり、粉ミルクをたくさん買ったりと、パパが重い荷物を持つ機会が増えます。
そんなときでも、抱っこひもがあれば両手が空きますので荷物を持つことができますし、転倒しても地面に手をつくこともできるので安心です。
抱っこひもを準備するときは、必ずママパパで2つ準備しましょう。
友人知人などにもらえるかどうか確認しよう
双子ベビーカーやチャイルドシートは、それぞれで数万円単位の出費になります。
新品を揃えたいという気持ちもあるかもしれませんが、双子育児は想像以上にお金がかかり続けますので、もし友人や知人などで「おさがり」がもらえるようであれば、有り難く頂戴するのもありです。
子供が成長して使わなくなったベビーグッズは、意外と「捨てるのはもったいない」と取っておいている人もいますので、地域の双子サークルに参加してみたり、SNSなどの双子繋がりのグループで聞いてみると意外ともらえるチャンスがあるかもしれません。
家の中を掃除しておこう
普段は家の中の掃除はママに任せているパパも、ママが出産で大変な時期は率先して家の中をキレイにしておきましょう。
これ、実はすごく大切なことなんですよね。
キレイなお家で赤ちゃんを迎えよう
ママパパにはいつもの我が家でも、赤ちゃんたちにとっては「はじめまして!」のお家です。
キレイなお家で赤ちゃんたちを迎えましょう。
- 掃除機をかける
- 床に物を置かない
- 可愛い飾りつけをする
急にキレイにしようと思うと意外と時間がないもの、毎日少しずつママと相談しながら家の中をキレイにしてみましょう。
赤ちゃんが口に入れたら危ないものは片づけておこう
赤ちゃんは500円硬貨くらいの大きさくらいまで口に入れて飲み込んでしまうという話があります。
大人が「これくらい大丈夫だろう」と思っているものでも赤ちゃんが口にしたら危ないものがありますので(命の危険も)必ず赤ちゃんがお家に来る前に片づけておきましょう。
絶対に赤ちゃんの目に入るところに絶対に置かないもの
- お金(硬貨)
- タバコ(電子タバコ含む)
- 薬
- 電池
- 小さなおもちゃの部品など
- 大人が食べる食べ物
双子出産~1ヶ月でパパにできる4つの役割
双子出産から1ヶ月の間は、ママもパパも記憶がなくなるくらいバタバタします。
初めての育児が双子育児の場合、「育児ってこんなに大変なの!?」とビックリするくらい衝撃的です。
そんな中でパパができることは少なくとも4つあります。
哺乳瓶での調乳・授乳は積極的にやろう
完全母乳の場合はパパの出る幕はありませんが、粉ミルクでの育児や母乳との混合ならパパのできることはたくさんあります。
粉ミルクならパパが主役になれる
パパから母乳は出ませんが、粉ミルクなら哺乳瓶で赤ちゃんたちにあげることができます。
生後1ヶ月程度の赤ちゃんなら1日6~7回、4時間おきくらいの間隔で粉ミルクをあげることになりますので、パパはその都度赤ちゃんたちに哺乳瓶で粉ミルクをあげることができます。
日中は仕事で家にいないのであれば、家に帰ってから担当するようにしましょう。
粉ミルクの調乳や哺乳瓶の洗浄をしてママにぐっすり寝てもらおう
哺乳瓶で粉ミルクをあげるのにかかる時間は約10~30分と個人差がありますが、「粉ミルクをあげる」というのは哺乳瓶で赤ちゃんに粉ミルクをあげる行為だけを指して言うわけではありません。
- お湯を沸かす
- 粉ミルクと沸かしたお湯(熱湯)を哺乳瓶に入れて完全に溶けるまで混ぜる
- 人肌になるまで冷ます
- 赤ちゃんに飲ませる
- 哺乳瓶を洗う(必要なら消毒する)
ここまでが一連の流れですので、全部終わるまで30分~1時間はかかります。
二人分となるとさらに時間がかかる可能性もありますから、その間に昼間一人で赤ちゃんたちにミルクをあげているママに代わってパパがこの作業を担当して、ママには少しでも睡眠を取ってゆっくりしてもらいましょう。
この時期しか味わえない可愛さを堪能しよう
パパが夜中も赤ちゃんたちにミルクをあげると、もちろんパパも寝不足になります。
でもこの時期を乗り越えたパパたちに共通していることは、大変さとともにこの時期にしか味わえない赤ちゃんたちのミルクを飲む可愛さを間近で見ることができて良かったという感想を持っているということです。
写真や動画で残したものを見ることもできますが、実際に自分が抱っこして哺乳瓶でミルクをあげていたときの温もりや泣き顔、「もっともっと!」とミルクをせがむ可愛い顔は経験した人でしか味わえません。
ぜひこの時期しか味わえない可愛さを堪能してください。
夜泣き対応をしてママに少しでも寝てもらおう
夜泣き対応は粉ミルクと同じタイミングのときもあれば別々で対応しなければいけないときもあります。
この時期は、ママもパパも毎日が寝不足との戦いで、今日が何曜日なのか、昨日は何を食べたか、記憶があいまいで色んなことが頭の中でグチャグチャになります。
こんなときこそパパの出番です。
授乳以外の夜泣きをパパが担当してママには少しでも多くの睡眠を
これは母乳をあげているママの場合にも当てはまります。
母乳は白い血液といわれるくらい栄養のあるものですが、その母乳を毎日たくさん赤ちゃんたちにあげているママはいつもクタクタに疲れてしまいます。
そんなママに少しでもゆっくり休んでもらうためにも、赤ちゃんたちの夜泣きはパパが積極的に対応するようにしましょう。
ただ、パパは赤ちゃんの泣き声に鈍感で気づかずに寝ていることが多いので、なるべく夜はあまり多くお酒を飲まないようにするなど気をつけましょう。
二人で乗り切ることで絆も深まる
先ほどもお伝えしましたが、双子出産から生後1ヶ月頃までの期間は、ママもパパも記憶がなくなるくらい大変な時期を過ごします。
しかし、この時期を夫婦で力を合わせて乗り切ることで二人の絆も深まります。
逆にこの大変な時期にママに協力しなかったり、任せっきりにしたり、逃げたりすれば、嘘ではなくママの心に一生残る傷となってしまいます。
大切なのは二人で乗り切ることです。
つらいときは励まし合って、悩んだら二人で相談して、双子育児は夫婦の絆が大切だということを覚えておきましょう。
買い物や掃除などはパパの役目
いつもなら買い物や掃除はママの役目かもしれませんが、新生児がいるこの時期はママの体調を気遣ってパパが率先して行いましょう。
赤ちゃん2人を連れて買い物は難しいからパパが買い物をしよう
赤ちゃん1人ならママだけでも抱っこひもを使えば買い物も行けますが、赤ちゃん二人と一緒に買い物に行くのはかなり厳しいんです。
- やはり赤ちゃん同時に2人は重くて危ない
- ちょっと買い物に出かけるにも準備が大変
- 天候が悪ければ外に出られない
今は赤ちゃん2人を同時に抱っこできるスリングのようなものもありますが、やはり買い物した荷物の重さが加わると大変です。
また、ちょっと外に出るだけでも赤ちゃんたちを着替えさせたり、オムツやお尻ふきや手口拭きなどを準備したり、いざというときのためにマザーズバッグを持ってとなると大変な準備ですし、雨が降っているときはさらに大変です。
そんなときは、パパが仕事帰りに買い物をしたり、休みの日に買い物をしたりしましょう。
ママや赤ちゃんたちの体調が良ければ家族みんなで買い物に行くのも気分転換におすすめですので、週末は個人的な予定よりも家族の予定を優先すると良いでしょう。
買い物が大変なときはネットショッピングがおすすめ
買い物へ行くのが大変なときは、無理に行こうとせずにネットショッピングなどを利用しましょう。
- 日用品やオムツなどはAmazonや楽天ショッピングを利用する
- 食べ物なら生協の宅配「コープデリ」・「おうちコープ」 やオイシックスなどを利用する
Amazonや楽天なら重い荷物でも玄関先まで届けてくれるので楽ちんです。
宅配系ならまずは資料請求をしてみて、自分の生活スタイルに合うかどうかを確認してみましょう。
まだ体力が回復していないママの代わりに掃除・洗い物・洗濯などはパパが頑張ろう
掃除・洗い物・洗濯は重労働です。
まだ体力の回復していないママや、毎日授乳で疲れ切っているママに代わってパパが頑張りましょう。
- 掃除はこまめに
- 洗い物は丁寧に
- 洗濯は夜のうちに
- 乾いた洗濯物の畳み方はママに聞こう
掃除は家の中が汚くなる前に、ハンディクリーナーなどでこまめにすると良いでしょう。
洗い物を適当にして結局ママがやり直さないといけなくて二度手間になると嘆くママの意見をよく耳にしますが、やるからには丁寧にというのを忘れてはいけません。
また、洗濯物の畳み方についても夫婦でこだわりがあるケースも多いので、ママのこだわりを先に聞いておくこともポイントです。
ご飯はパパが作ってみよう
ご飯を作るのは一人暮らしぶりというパパもいるかもしれませんが、ぜひもう一度ご飯を作ってみてください。
自分のご飯は自分で作ってみよう
ママは昼も夜も赤ちゃんたちのお世話に付きっきりで、自分がご飯を食べる時間やタイミングも逃していることもよくあります。
疲れてご飯を作る気力もないとき、パパはママに「ご飯作って」という代わりに自分のご飯は自分で作ることから始めてみましょう。
献立から考えると楽しいことを発見しよう
ご飯を作ることに慣れてくると、今度は作ることが楽しくなってきます。
「材料はアレを使ってみよう」「冷蔵庫にニンジンはあったかな?」「今度は中華風にしてみよう」と自分なりの献立のレパートリーが増えていきます。
すると、どこのスーパーが安いか、何曜日に野菜が安いかなどの情報も知りたくなってきます。
料理は作るだけではなくて、献立を考えたり、買い物に行ったりする大変さと楽しさがあることを発見してみましょう。
ママに美味しいご飯を作ってあげよう
ご飯を作ることに慣れてきたら、今度は疲れているママに美味しいご飯を作ってあげましょう。
体に良い栄養のある食事、食べやすい大きさや量、好みなど、今までは自分が食べるために作ってきたものを、今度はママのために作ることになります。
自分が作ったご飯を「美味しい」と言ってもらえる快感を一度知ってしまったら、どんどん作るのが楽しくなってきますよ。
双子1ヶ月~4ヶ月でパパにできる役割
ちょっとずつ双子のいる生活に慣れてくる頃です。
赤ちゃんの首も座ってきて、NICUに入院していた赤ちゃんも退院しはじめる時期かもしれません。
まだまだ睡眠不足との戦いは続きますが、パパのできることはたくさんありますよ。
双子の寝かしつけ担当になってみよう
いつもママと一緒にいる赤ちゃんたち、夜の寝かしつけをパパが率先してやってみましょう。
最初はうまくいかなくて当然、少しずつ慣れていけば赤ちゃんたちもパパが隣りに来たら安心して寝るようになりますよ。
寝かしつけでパパの睡眠も確保
赤ちゃんを寝かしつけるとパパも眠くなります。
もしかしたらパパの方が早く寝てしまうかもしれませんが、それでも全然OKです。
普段慣れない双子育児で疲れているパパにとって、赤ちゃんたちの寝かしつけはパパの睡眠不足を解消するチャンスでもあります。
もし寝過ごすのが心配なら、目覚ましをかけたりママに途中で起こしてもらうようにしながら上手に寝かしつけを楽しみましょう。
寝かしつけの方法はひとつじゃない
寝かしつけの方法を調べるとたくさん出てきます。
- 添い寝をする
- 背中をさすったりトントンする
- 子守唄を歌う(静かな音楽をかける)
- お気に入りのタオルやぬいぐるみを抱っこさせる
- 電気を消して真っ暗にする
どれも間違いではなく正しいのですが、ひとついえることは赤ちゃんたちにとってどれが心地よいかやってみないとわからないということです。
一卵性双生児でも実は性格や好みが違うのは「双子あるある」でもまとめていますが、寝かしつけの方法も二人で違う場合があります。
そんなときは無理に二人一緒にせずに、二人の違いを楽しみながら寝かしつけしてみてください。
寝かしつけないという選択肢もある
実は我が家では1号2号の寝かしつけをしてきませんでした。
理由は「大変だから」です。
最初は泣いていましたが、数日もすると赤ちゃんたちも慣れてきて、寝室に連れて行ってドアを閉めれば15分くらいで寝るようになりました。
双子育児は想像以上に大変ですので、「こうしなきゃ」「育児はこうでなきゃ」という考えは早めに捨てて、ママパパが楽に赤ちゃんたちに向き合える方法を探してみてください。
寝かしつけをしなくてもダメなパパママにはなりませんから。
僕の寝かしつけの方法はこちらにまとめていますのでご覧ください。
お風呂はパパが入れてみよう
お風呂はパパが楽しく活躍できるチャンスです。
最初は怖いかもですが、慣れてくればどんどん楽しくなって仕事の疲れも吹き飛んでしまいます。
まずはベビーバスで慣れていこう
もしお風呂が怖いと思うなら、ベビーバスから始めてみましょう。
赤ちゃんたちをベビーバスに入れる期間は本当にあっという間で、すぐに終わってしまいますので絶対に体験しておきましょう。
そして、ベビーバスの期間が過ぎてしまったとしても大丈夫です。
「お風呂はママじゃないと赤ちゃんたちが泣くから」なんてことは考えずに、パパとの楽しいお風呂の思い出を作りましょう。
お風呂は子どもたちの成長が近くで見れるチャンス
最初は怖がっていた赤ちゃんたちもお風呂に慣れてきて、少しずつパパと笑顔で遊べるようになります。
そして、頭からお湯をかけたり一緒に湯船に入ったり、どんどんできることが増えてくる我が子の成長を目の前で実感することができます。
これはお風呂に一緒に入る人の特権でもありますので、ぜひこの素敵なチャンスを逃さないようにしましょう。
お風呂が楽しくなるグッズや気をつけるポイント
赤ちゃんたちやパパが楽しくお風呂に入れるように、湯船にぷかぷか浮かせて遊ぶおもちゃやじょうろで楽しいお風呂生活をはじめましょう。
ただし、赤ちゃんの首につける浮き輪タイプのものには注意が必要です。
目を離したすきに赤ちゃんが溺れてしまうケースも報告されていますので、赤ちゃんとお風呂に入るときは決して目を離さないようにしましょう。
予防接種はママと一緒に行こう
予防接種は0歳からはじまります。
- Hib(ヒブ)ワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- ロタウイルスワクチン
- 4種混合ワクチン(DPT-IPV)・2種混合ワクチン(DT)
- BCG
- インフルエンザワクチン など
ワクチンに関する情報はNPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会にも詳しい情報が掲載されていますので参考にしてみてください。
新生児2人を病院に連れて行くのは大変だから必ず2人で行こう
予防接種はかかりつけの小児科で受けますが、平日の昼間に病院へ行く必要があります。
ただでさえ泣き叫んだり暴れたりする赤ちゃんが二人もいますので、これを親がひとりで対応するのはかなり大変です(夏じゃなくても汗だくになります)。
パパは仕事が忙しいかもしれませんが、なんとか仕事の都合をつけてママと一緒に予防接種に行きましょう。
なんなら一度パパひとりで赤ちゃんたち2人を連れて行ってみてはいかがですか?
きっとその大変さにビックリすると思いますよ。
パパも病院の雰囲気に慣れておこう
赤ちゃんを病院に連れて行ったことがる人はわかると思いますが、小児科はたくさんの赤ちゃんや子どもたちであふれていて、ちょっとした”戦場”のような空間です。
じっと座っていることもできず抱っこを嫌がってのけ反ったり、大声で泣き叫んでいたり、それが2人もいるわけですから汗だくでママと一緒にいても一苦労です。
病院によってはプレイルームがあったり絵本があったりもするので、どうすれば赤ちゃんたちがリラックスできるかも把握しておくとよいでしょう。
保険証の保管場所やかかりつけの病院の場所を知っておこう
急にパパが赤ちゃんたちを病院に連れて行くことになったとき、保険証や診察券の保管場所を知らないと困ってしまいます。
いつもママがどこに保管しているのか知っておくと、もしものときでも焦ることはありません。
また、かかりつけの病院はどこか、どうやって行けばいいのかもママに聞いて覚えておきましょう。
ママに睡眠のプレゼントをしよう
夜中の授乳回数が減ってきても、まだまだ睡眠不足や疲れ気味のママ。
少しでも体調を整えてもらうために、パパはママに睡眠のプレゼントをしましょう。
ママは家にいても休む暇がない
ママは家にいるからって休む暇があるわけではりません。
授乳、離乳食の準備・食べさせる、後片付け、抱っこ、寝かしつけ、etc
特に赤ちゃんたちが泣いたりすると(しかも2人同時に)、それだけで数時間費やすこともあり、自分の食べるご飯やトイレに行く時間すら取れないときもあります。
コミュニケーションが取れない赤ちゃん2人と1日中一緒で疲れもストレスも溜まるので、家にいても休む暇なんてありません。
ママが元気じゃないと家の中が回らない
パパが家に帰ってきたとき、ママに元気がなかったら心配ですよね?
でも毎日赤ちゃんたちの世話に走り回っているママの体力は限界寸前です。
僕の経験上、ママに元気がないと家の中が回りません。
ママが元気なら赤ちゃんたちも、もちろんパパも元気が出て幸せです。
そのためのママへのフォローをぜひパパがやってください。
どんなプレゼントよりも睡眠が嬉しいという意見も多い
どんな高価なアクセサリーよりも、双子子育て中のママは「まとまった時間寝たい」と思っていることが多いと聞きます。
なかなか赤ちゃんたちが寝てくれなかったり、やっと寝たと思ってもすぐに授乳の時間になったり泣き始めたり、日中も夜もなかなかママは休めるときがありません。
プレゼントももちろんですが、ママにできるだけ睡眠時間をプレゼントしてあげるように、パパができることはなんでもやりましょう。
双子4ヶ月~9ヶ月でパパにできる役割
この頃になると、離乳食が始まったり、ハイハイができるようになったりと、赤ちゃんたちの生活リズムやママパパのできることも変わってきます。
そして、さらにバタバタな毎日が始まりますので、ママだけに負担をかけないようにパパが頑張る場面も増えてきます。
離乳食の作り方を覚えよう
赤ちゃんたちに離乳食をあげたことがあるパパは、今度はあげるだけではなく「作る」ことにも挑戦してみましょう。
離乳食作りは意外と大変
今は瓶詰のものやレトルトのものもありますので、パパでも簡単に赤ちゃんたちに離乳食をあげることができます。
しかし、離乳食をあげることはしてても、作ったことがあるパパは少ないかもしれません。
お粥(10倍粥から)、茹で野菜、お魚、お肉、麺類、果物と、少しずつ食べられるものを探していって、少しでも食べてほしくて小さく柔らかく煮込んだり茹でたりします。
作った後は製氷皿に入れて冷凍したり、食べるときに上手に解凍したり、実は離乳食作りはやることがいっぱいで難しいことばかりです。
僕も何回もやったことがありますが、上手にできずにママにやってもらうことのほうが多かったです。
でもママも最初から上手だったわけではなく、やらなきゃいけないからやってる(パパができればもっと楽だったと思います)んだと思います。
僕があまり上手くできなかった離乳食作りを、これから双子パパになる人には上手にやってほしいなと思います。
保存方法を間違えたら食中毒の危険も
離乳食を食べる時期の赤ちゃんってまだまだ胃腸が強くないから食中毒にも注意が必要ですよね。
一番は、解凍した離乳食の食べ残しをまた冷凍保存しないことです。
また、常温保存は絶対にしないということも覚えておきたいポイントで、たまに茹でたてアツアツの魚や野菜の粗熱を取ろうとして忘れて放置してしまうことがあったりするんですが、危ないなと思ったらもったいなくても捨てましょうね。
もったいないより赤ちゃんたちの命のほうが大切ですからね。
離乳食作りで子どもたちの成長も実感できる
離乳食は赤ちゃんたちの成長とともに変化していくんですよね。
- なめらかにすり潰した状態
- 舌ですり潰せる硬さ
- 歯茎ですり潰せる硬さ
- 歯茎で噛める硬さ
この絶妙な感じをじっくりと赤ちゃんの口元を観察しながらチャレンジしていくんですよね。
「お!もうこれも食べれる!」「じゃあ次はコレ食べさせてみる?」「ああ、まだダメだったか」
そんなやりとりをママとしながら作ってみるとまた楽しいですよ。
離乳食をあげてみよう
離乳食をあげる意味、もしかしたら双子育児をしていたらちょっと普通と違うかもしれません。
もちろん楽しい、嬉しい、こどもの成長が見れる、可愛いもあるんですが、どちらかというとママパパ2人であげたほうが早く終わるという実務的な理由のほうが大きいかもしれません。
ママと2人であげれば時間も短縮できる
我が家はこれが一番の理由でした。
初めての育児が双子育児だったので、離乳食をどう食べさせたらいいのか、どれくらい食べるのか、同じ量をあげればいいのか全然わかりませんでした。
昨日食べたものを今日は食べないなんてことがあったりして、仕事に行かなきゃいけないのに時間だけが過ぎていくなんてこともありました。
そんなとき、ママとパパが2人で協力して離乳食をあげることだけでも時間の短縮になります。
実際に経験して思うのが、時間が短縮できるというよりも1人でこなすことのほうが大変ということをパパは覚えておきましょう。
パパ1人でできるようになればママにも余裕ができる
パパが離乳食をあげることに慣れてきて、食事の流れや準備や後片付けなどもできるようになれば、ママはその時間で仕事の準備をしたりお風呂の準備をしたりと、別のことをする余裕ができます。
また、朝のお化粧の時間を作れたり、夜はソファで一息つく時間を作ることもできるようになります。
最初から全部できるなんてことはありませんが、まずはママと一緒に流れを把握し、慣れてきたらパパ1人でやってみることに挑戦してみましょう。
汚すのは当たり前と思って掃除しやすい環境を作っておこう
離乳食で大変なことのひとつに掃除があります。
ベタベタな机やいす、食べこぼしが散乱した床、スープが飛び散った壁など、想像以上に汚れることに最初はビックリするかもしれません。
離乳食を食べさせることに時間もかかりますが、その後の掃除にも実は時間がかかりますので、この掃除の時間を以下に短縮できるかどうかでママパパの疲労度も違ってきます。
- 床にレジャーシートを敷いておく
- いすは汚れても拭きやすい素材のものにしておく
- ママパパも汚れてもいい服装を準備する
- 「離乳食は汚れるもの」と覚悟を決めておく
これらを意識しておくだけで全然違いますので覚えておいてくださいね。
休みの日は子どもたちと一緒にお散歩に出かけてみよう
まだ歩くことはできなくても、外の空気に触れたり景色を楽しむことで赤ちゃんたちもリラックスできます。
また、家の中では見せない表情を見ることもできるのでおすすめです。
お散歩は手ぶらじゃなくマザーズバッグを持って行こう
大人のお散歩なら手ぶらでもいいですが、赤ちゃんたちをお散歩に連れて行くときは絶対にマザーズバッグが必要です。
マザーズバッグは赤ちゃんが必要なグッズをたくさん入れることができるバッグで、肩がけにして持つのが定番です。
どんなものを入れておくかというと、
- 替えのオムツ
- お尻ふき
- 哺乳瓶セット(粉ミルク、熱いお湯の入った水筒、麦茶類など)
- 手口ふき
- 着替え(肌着、ズボン、上着など)
- タオル
- 健康保険証、診察券など
- お気に入りのおもちゃ
遠くにお出かけをするわけじゃないのに、これだけの準備を毎回する必要があります。
慣れてくれば何がどれくらい必要かがわかってきますが、それでもオムツからうんちが漏れてズボンが汚れてたりすることもありますので、いつもの慣れている近くの公園に行くときでも必ず着替えは余分に持って行きましょう。
ママ友パパ友を無理に作る必要はない
よく「公園デビュー」とか「ママ友」「パパ友」なんて言葉を聞きますが、無理をしてまで周りに馴染む必要はありません。
もちろん相手に恵まれて、楽しく赤ちゃんたちも過ごすことができれば問題ありませんが、双子育児で正直そこまで神経をめぐらせるだけの余裕はありません。
赤ちゃんたちの様子を観察し、オムツを替えたりミルクをあげたりあやしたりしているうちに、あっという間に時間は経ってしまいますので人付き合いが得意なママパパでも最初はバタバタするでしょう。
たまにはパパ1人でお散歩に出かけてみよう
慣れてきたらパパだけで赤ちゃんたちを公園やお散歩に連れ出してみましょう。
必要なものをマザーズバッグに詰めて(不安ならママに手伝ってもらいましょう)、ベビーカーに赤ちゃんたちを乗せて楽しい時間を一人占めしてみましょう。
双子というだけで周りの目を引きますので、しかもそれがパパだけだとさらに目を引くこと間違いありません。
先輩双子パパは「自分だけで双子を散歩させることができる」優越感に浸れるので、実は多くのパパがやっていることでもあります。
スマホは写真を撮るだけにしておこう
たまに公園などでベビーカーに赤ちゃんを乗せたままベンチに座ってずっとスマホをいじってるパパを見ます。
もちろん必要な情報収集やママトンお連絡が必要なときもありますが、ずっとSNSやゲームばかりやっているのはもったいないです。
ここでしか見せない赤ちゃんたちの表情を見逃さないことも、双子育児をすることの醍醐味です。
スマホはママとの連絡や赤ちゃんたちの写真や動画を撮影することだけにして、赤ちゃんたちとの時間をぜひ楽しんでください。
家の片づけや配置換えをしてみよう
部屋の模様替えをしたことがあっても、赤ちゃんたちの目線に立って家の片づけや配置換えをしたことはないと思います。
オシャレとかカッコイとかとは全然違い、安心・安全を第一に考えることが優先されるので最初は難しいと思いますがママと相談してやってみましょう。
ハイハイができるようになると行動範囲が一気に広がる
寝返りができるようになり、ハイハイができるようになると、赤ちゃんたちの行動範囲が一気に広がります。
赤ちゃんたちも初めて見るものに興味津々で、何でも口に入れたり舐めたりしてそれが何かを知りたがります。
大人が「これくらい大丈夫だろう」と思うことが赤ちゃんには通用しませんので、赤ちゃんたちの安全を第一に考える必要があります。
赤ちゃんが口にしたら危ないものを気軽に置かない
赤ちゃんが口にしたら危ないものはたくさんあります。
- コイン、タバコ、薬、電池、おもちゃの部品、鍵など
- プチトマト、大豆やナッツなど
- ヘアピン、輪ゴム、化粧品、ペットボトルのキャップなど
「ちょっとだけなら」とローテーブルの上に置いただけで、ハイハイからつかまり立ちをして口に入れてしまうこともあります。
赤ちゃんはトイレットペーパーの芯の太さと同じくらいのサイズのものは口に入れて飲み込んでしまうといわれていますので、危ないものは赤ちゃんたちの手が届かない高いところや見えないところに置くなどの工夫をしましょう。
熱いもの、水場はさらに注意
電気ポットや調理中の鍋など、熱いものは赤ちゃんが火傷をする危険性があります。
特に電気ポットなどの場合、ポット自体は高いところに置いておいても繋がっているコードが赤ちゃんの手の届くところにあると、コードを引っ張ってポットを倒してしまうことがありますので注意が必要です。
また、ソファに上って転げ落ちたり、ちょっとした高さなら上ってしまうことがありますので、特に水の張った浴槽のフタの上で遊んでいて水の中に落下してしまう事故なども報告されていますので、いすや箱など赤ちゃんが足場にしてしまうものを床や浴室に置かないようにしましょう。
ベビーサークルやベビーフェンスを効果的に使おう
赤ちゃんを危険から守る手段のひとつにベビーサークルやベビーフェンスがあります。
簡単に設置できて、部屋を仕切ったり「赤ちゃんたち専用の空間」を作ることができるので、ハイハイが始まった赤ちゃんたちにもってこいです。
特に双子の場合、ママパパの目が届かなかったりすることもありますのでベビーサークルやベビーフェンスを効果的に利用しましょう。
双子9ヶ月~12ヶ月でパパにできる役割
赤ちゃんたちが生まれて9ヶ月から12ヶ月になると、個々の成長の違いはありますが少しずつお互いの存在を意識したりして「人間らしさ」が出てきます。
また、ママの育休の終わりを見据えて家事育児の分担などを改めてママと話し合うことが必要になってきます。
復職予定のママと家事育児の分担などを決めよう
育休が終わり保育園への入学が決まったら、ママも家を空けることが増えてきますので今まで以上にパパの活躍する場面が増えます。
でゃ、パパができることにどんなことがあるのでしょうか?
仕事が大変なのはママもパパも同じ
パパの心のどこかで「俺は仕事が忙しいから・・・」という気持ちがあるとしたら、その気持ちは早くなくしたほうがいいでしょう。
外で仕事をしているママの仕事がパパよりも楽だなんて誰にもわかりませんし、実はパパの仕事よりも責任感のあるポストについているかもしれません。
家事育児は結局は誰かがやらなければいけないことですから、最初にパパが仕事を口実に逃げてしまうとそのしわ寄せがママに行ってしまいます。
「いつもママが保育園に迎えに行ってくれるから・・・」と思っていても、それはママが仕事を調整したり陰で苦労しているからです。
仕事が大変なのはママも同じですので、共働きのパパは仕事を口実に家事育児から逃げないように気をつけましょう。
まずは得意なことから始めてみよう
この時期にパパができることは保育園の送迎だけではありません。
- 食材や惣菜などの買い物
- 朝ごはん、晩ご飯を作る
- 洗い物
- 洗濯する、干す、取り込む、畳む
- お風呂掃除やゴミ捨て など
いきなり全部をしようと思うと難しいと思いますので、まずは自分の得意なことから始めてみましょう。
そして、少しずつできることを増やして得意なことを見つけていきましょう。
自分がやりたくないことは相手もやりたくない
家事育児をしていると、「ああ、これやりたくないな」と思うものが出てきます。
昨日は全然大丈夫だったのに、今日は気分が乗らないという日もたくさん出てきます。
そんなとき、自分がやりたくないことは相手もやりたくないことだったりします。
- うんちのオムツ替え
- 食べた後の食器洗い
- ゴミ捨て
- お風呂掃除 など
自分が疲れているとき、機嫌が悪いときなどは特に「やりたくない」と思うことがあります。
そんなときこそ、「やってほしいなあ」と相手に期待するよりも自分から率先して動くようにしましょう。
相手にやってほしくてモヤモヤするより、自分でやったほうが早いですから。
大切なのはしっかりと話し合って決めること
家事育児の分担を決めるとき、最も大切なのが2人でしっかりと話し合って決めることです。
- お互いの出社時間や帰宅時間
- 得意なこと・苦手なこと
- 挑戦してみたいこと
- 一緒にやりたいこと
- 曜日や時間帯で決める など
子どもたちの性格や自分の得意・不得意はもちろん、仕事環境や自分が家事育児でやってみたいことまで、しっかりと2人で話し合って決めましょう。
そして、一度決めたことでも臨機応変に変えていくことも実は大切です。
双子育児は毎日のように変化していきますので、「一度決めたから」といって我慢していると毎日が苦痛になってきます。
辛いとき難しいときは早めに話し合って、役割を一時的に交代してもらったり別の役割と交代してもらうことも含めて話し合いましょう。
土日は子どもたちと一緒に過ごそう
平日は仕事で忙しいパパも土日は子どもたちと一緒に過ごすチャンスです。
土日は子どもたちの「昼間の顔」が見られる貴重な機会
いつもは朝と夜の顔しか見ることができないパパでも、土日は子どもたちの昼間の顔を見ることができるチャンスです。
子どもたちの生き生きとした笑顔、どんなことに興味があって、どんなことで泣くのか、兄弟ケンカはするのか、普段パパが見ることができない瞬間が見られるなんてこんな素敵なことはないです。
土日を自分の趣味に費やすこともたまには必要ですが、せっかくの可愛い瞬間を見逃さないようにしましょう。
遊び以外にもオムツ替えやご飯を担当しよう
土日は遊び以外にオムツ替えやお昼ご飯も担当してみましょう。
朝と夜のオムツ替えをしているパパでも、土日の昼間に何回も何回もオムツを替えることはしないかもしれません。
特に離乳食が始まるとうんちの回数も多くなり、たまにユルユルのうんちも出ますからオムツ替えは頻繁にする必要があります。
また、お昼ご飯やおやつを一緒に食べて、今どんなものを食べているのか、どんなものが好きなのか観察することもできます。
朝や夜のご飯はバタバタで一緒にいられないパパも、ゆっくり過ごせる土日は子どもたちと一緒にご飯を楽しみましょう。
ベビーカーでお散歩するだけでも気分転換になる
まだ公園で遊ぶことができなくても、ベビーカーに子どもたちを乗せてお散歩するだけでも気分転換になります。
気持ちよい風に触れて、自然を見て、外の音を聞いて、子どもたちに色んな刺激を与えてあげましょう。
保育園の送迎は積極的にしよう
ママが復職して保育園が始まると、子どもたちの保育園の送迎が始まります。
朝は保育園の準備や着替え、離乳食を終えて保育園まで届けてオムツや着替えなどを保育園所定の場所に置いたり先生たちに連絡事項を伝えたりするのでバタバタです。
夕方の迎えをするには仕事を早く切り上げたり、延長保育を利用することも可能ですがお金がかかります。
また、保育園が始まったばかりの子どもたちは初めての社会生活に体調を崩しやすく、ウィルスなどの感染症にもかかりやすいので頻繁に保育園からの呼び出しもあります。
まだまだママが保育園の送迎をしている光景を見ることが多いですが、仕事が大変なのはママもパパも同じです。
仕事を早く切り上げたり、休みを取ったり、上手にママと連携を取ることが大切です。
保育園の送迎で子どもたちとコミュニケーションを取ろう
保育園の送迎は短い時間ですが子どもたちと一緒の時間を共有できる貴重な時間です。
お話をしたり、景色を楽しんだり、保育園までの道のりには楽しい発見がたくさんあります。
雨の日は双子ベビーカーにレインカバーをかけて一緒に登園する大変さはありますが、これもパパにとってはいい経験になるはずです。
双子ベビーカーで保育園の送迎ができる時期は長くありませんので、子どもたちとたくさんコミュニケーションを取ってください。
保育園の先生と子どもたちの成長の情報共有をしよう
保育園の送迎でやることは子どもたちを先生に預けるだけではありません。
家での機嫌や体調を保育園の先生に伝えて子どもたちの状態を共有したり、できること・できないこと・できるようになったことを伝えたりもします。
また、保育園で成長したことなども教えてもらえますので、家に帰ってその成長を確かめることもできるようになります。
保育園の先生は子どもたちの様子をじっくりと観察して報告してくれますので、ぜひ先生たちと密にコミュニケーションを取って子どもたちの成長の情報を共有しましょう。
保育園の準備もやってみよう
保育園の送迎でパパができることは朝と夕方に保育園に行くことだけではありません。
実は前日の夜に次の日の準備をすることも大切な「送迎」の一部です。
- 替えのオムツ
- 着替え一式
- 予備の着替えの補充
- ハンドタオル
- エプロン
- ビニール袋
- 汚れもの袋
- 連絡帳 など
これらを毎日準備するのは地味に大変です。
また、毎朝連絡帳を記入し保育園に提出することも忘れてはいけない重要なことです。
連絡帳は毎日書いているとネタ切れしてきて何を書いたらわからなくなりますが、これも貴重な経験ですのでぜひパパにやってもらいたいことのひとつです。
家事が楽になる時短グッズを検討しよう
双子育児は想像以上に大変です。
子どもたちとたくさん楽しい時間を過ごしたいと思っていても、現実は何回もしなければいけない洗濯、すぐに汚れる部屋の掃除、増える食器などの洗い物など、やらなければいけないことが多く大変で心が疲弊してきます。
そんなときは少しでも家事が楽になる時短グッズの購入を検討しましょう。
食洗器
食洗器は究極の双子育児の時短アイテムです。
しかも時間の短縮だけでなく、年々増えていく子どもたちの食器を洗う煩わしさもなくしてくれます。
食器を洗う時間を子どもたちとの時間に回したり、睡眠時間に充てることもできますのでかなりおすすめです。
ただ、キッチンの間取りによっては設置できない場合もあるので事前にサイズなどを確認しておきましょう。
ちなみに「我が家の食洗器はパパなので購入は不要です」といった強者ママもいましたがそれは聞かなかったことにしましょう。
電子レンジ
電子レンジは双子育児に欠かせないアイテムのひとつです。
- 離乳食の調理・解凍
- 親が食べるものの調理・解凍
双子育児は時間があっという間に過ぎてしまうほど大変ですので、電子レンジで調理・解凍できる離乳食や大人がすぐに食べられるお惣菜の温めなど使うシーンはたくさんあります。
特に温めだけでなく調理もできる「ヘルシオ」のような電子レンジがおすすめです。
買い替えを考えている人は、ちょっとだけ良い電子レンジを検討してみることをおすすめします。
コストコで売っているクリームソースを使ってパスタを作った後、同じクリームソースを使ってヘルシオでドリアも作れましたのでおすすめですよ。
ハンディクリーナー
双子育児をしていると、「なぜこんなに?」と思うくらいホコリがたまったりします。
その大きな理由のひとつが掃除をする暇がないということです。
掃除機をかけようとしても子どもたちがコロコロ転がっていてできなかったり、泣いているのをあやしたり昼寝の寝かしつけをしたりしている間にあっという間に1日が終わってしまうことも少なくありません。
そんな日が続くと掃除機を持ってきてコードを出してスイッチを入れるのも腰が重くなったりしますので、そんなときはハンディクリーナーを使って部屋が汚れる前にササッとキレイにしちゃいましょう。
ハンディクリーナーなら充電式でコードもないので、手が届きやすいところに置いておけばいつでもどこでも掃除ができます。
「家にいるんだから掃除くらいきちんとやってくれ」と言う前にパパがハンディクリーナーで家の中をキレイに保ちましょう。
双子ベビーカーやチャイルドシートの選び方
双子が生まれてすぐに考えなければいけないものの中に双子ベビーカーとチャイルドシートがあります。
ちょっとした買い物に行くにも双子ベビーカーがあれば子ども2人とも連れて行くことができますし、荷物を一緒に積むことができるタイプのものもありますので、双子育児に双子ベビーカーは欠かせない存在です。
また、マイカーを持っている人なら双子が生まれて病院から家に連れて帰るときにはチャイルドシートが必要になりますから早めに準備しておく必要があります。
そこで、双子ベビーカーとチャイルドシートそれぞれの選び方についてまとめたいと思います。
双子ベビーカーは「縦型」か「横型」か
双子ベビーカーを選ぶときの基準で一番最初に考えるのが「縦型」か「横型」の選択です。
では、どうやって「縦型」か「横型」かを選べばいいのでしょうか?
双子ベビーカーは生活環境に合わせて選ぼう
デザインももちろん大事な要素のひとつですが、何より大事なのは背活環境に合ったタイプの双子ベビーカーを選ぶということです。
- 自宅やマンションのエントランスの玄関の幅は?
- よく買い物へ行くスーパーの通路やレジの道幅は?
- 近所の道路や歩道の道幅は?
- 坂道や舗装されていない道はないか?
- 人や車の交通量は多い?
縦型の双子ベビーカーは横幅はコンパクトですが左右のバランスが崩れやすいものもあるので、力の弱いママは一度バランスを崩すと体勢を整えるのが大変かもしれません。
横型のベビーカーは安定していますが横幅があるので、縦型では可能な狭い通路の通行ができないのが欠点です。
双子ベビーカーを購入する前は、日頃からメジャーを持ち歩いて「通れるかどうか」の確認をしておくとよいでしょう。
双子育児の先輩ママパパの口コミや感想を聞いて選ぼう
双子ベビーカーを選ぶとき、参考になるのが双子育児の先輩ママパパが実際に使った口コミや感想です。
「横型でも操作しやすいよ!」「思ってたのと違かったよ!」「このタイプは荷物が意外と詰めないよ!」「壊れにくいよ!」
実際に使っているからこそわかる情報が一番信頼できますので、やっぱり購入前に参考にしたいですよね。
当サイトでは20種類の商品、トータル100件以上の双子ベビーカーの口コミを実際に双子ベビーカーを使った双子ママパパに聞いていますので、どうぞこちらの記事を参考にご覧ください。
ママが操縦しやすいものを選ぼう
一般的にママよりもパパの方が力強く、重い双子ベビーカーを操縦するのに向いていると思います。
だからといってママが使いにくくパパが使いやすいものを選んでしまうと、いざママが使おうとしたときに使いにくく転倒などの危険性も出てくるので子どもたちの安全にも関わります。
双子ベビーカーを選ぶときは、ママが使いやすい(操縦しやすい)ものを選ぶといいでしょう。
チャイルドシートは車の形や大きさに合ったものを選ぼう
マイカーを持っている人は、双子の赤ちゃんが生まれる前に購入・設置できるように準備をしておきましょう。
車種によってはチャイルドシートを2つ設置したら、後は運転席と助手席しか座るところがないなんてこともあります。
双子育児での移動は多くの荷物をともないますので、双子ベビーカーやオムツの箱を積めるくらいの余裕がない場合には車の買い替えも検討しなければいけません。
3点式のシートベルトタイプを選ぼう
国土交通省のホームページでは、2点式よりも3点式のチャイルドシートのほうが安全と言っています。
市販のチャイルドシートの多くは、2点式シートベルトに対応していません。平成18年10月のシートベルト及びシートベルト取付装置に関する基準の見直しにより、平成24年7月以降新たに販売される乗用車(定員10人未満)及び貨物車(車両総重量3.5トン以下のもの)は、3点式に変更されます。
<3点式のシートベルトとはこのようなものです(イラストは国土交通省のHPより)>
2点式は前席中央及び後席中央に取り付けられているもので、平成24年7月以降新たに販売されているチャイルドシートで2点式のものはありませんが、ネットショップやオークションサイトなどでは海外製の2点式も販売していますので、実際に購入する際にはしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
助手席にチャイルドシートを設置するのは危ないから控えよう
助手席にチャイルドシートを設置するのは危ないとよく聞きますが、とはいえ助手席にチャイルドシートを設置すること自体が法律違反ということではありません。
自動車メーカーのトヨタはこの問題についてこう説明しています。
- 助手席にチャイルドシートを設置した場合の致死率が高くなるというデータはない
- ただし事故でエアバッグが開いたとき、チャイルドシートに衝突して弾き飛ばしてしまうことで他の乗員に危険がおよぶ
- 特に後ろ向きに設置するチャイルドシートはエアバッグと接触する危険性が高い
- 輸入車の中には助手席に後ろ向きに設置できるタイプのものもある
このようなことから、国産車を乗る場合には助手席にチャイルドシートを設置すると危険なことがあるので、できれば後部座席に設置しましょう。
中古のものやおさがりを上手に活用しよう
Amazonなどで「チャイルドシート」を検索すると、一般的なもので3万円~6万円くらいのものがヒットします。
双子だと金額も当然2倍かかりますので、双子ベビーカーと合わせるとかなり痛い出費です。
そこで積極的に活用したいのが「おさがり」です。
双子ベビーカーもチャイルドシートも双子育児には欠かせないものですが、使う時期が過ぎれば保管する場所に困るだけのものになってしまいます(ゴミに出すにもお金がかかりますので)。
そんなときは思い切って先輩ママパパに「おさがりをもらえませんか?」と聞いてみてください。
SNSなどで繋がりがあるならさらに聞きやすいと思うので、ぜひ積極的におさがりがないか聞いてみて、もしあるようなら譲ってもらうと良いでしょう。
僕が運営している双子パパだけのグループもありますので(2019年現在で200名以上の全国の双子パパが在籍)、もしこれから双子が生まれるというプレパパはぜひ参加してみてください。
詳しくはこちらをご覧ください。
双子パパができる家事にはどんなものがあるの?
双子育児をするうえで、パパの活躍なしでは家庭が回りません。
それだけパパの役割は重要だということを最初に知っておきましょう。
では、パパのできる家事にはどんなものがあるのでしょうか?
ママができることはパパもできる
「家事はママがやるもの」という固定観念は捨ててもいいでしょう。
基本、ママができるものはパパでもできるということを覚えておくとよいでしょう。
家事は誰でも最初はうまくいかないもの
家事が得意なママでも最初からなんでもできたわけではありません。
料理、掃除、洗濯、なんでも最初はゼロからのスタートで、徐々に経験を積み重ねて自分流の家事を見つけていきます。
だからパパが最初から家事ができなくても、それは当たり前のことですから何も恥じることはありません。
失敗しても次に生かせばいいので、場数を踏むことを意識しながら、わからないことはママに聞いて素直に教えを請いましょう。
やる気さえあればなんでもできるので大丈夫です。
調味料を上手に使い分ければ簡単に料理ができる
これは僕がよく使う簡単な技なんですが、調味料(味付け)を使い分けることで和・洋・中の料理を一品作ることができます。
例えば「和風だし(もしくは麺つゆ)」「コンソメ」「創味シャンタン(昔の味覇:ウェイパー)」、この3つを使い分けることで同じ料理でも味付けを変えることができます。
野菜炒め、玉子焼き、スープ、けっこう何にでも使えますのでバリエーションを簡単に増やしたいときに使ってみてください。
特に「創味シャンタン」はスープ、野菜炒め、チャーハンなど中華系には何にでも使えて味も本格的になるのでおすすめですので冷蔵庫に1つ入れておくと便利ですよ。
掃除は汚くなる前にこまめにしよう
掃除って「やるぞ」と思わないとなかなかできないんですよね(個人的に)。
毎日バタバタしながら双子育児して仕事して家事して、気がつけば家の中が汚くなっている…
「掃除くらいしてくれよなあ?」なんてことは絶対に言わずに、掃除は気がついた人がやりましょう(だからと言って気づかないフリはだめです)。
家の中が汚れていると、ダニやハウスダストなどのアレルギーの原因になったりと衛生面の問題が出てくるのとともに、徐々に片づけなくなって家の中がゴチャゴチャしてくるなど長期的に見ても良くない影響が出てきます。
ポイントは汚れる前に掃除すること。
先ほども紹介したハンディクリーナーをいつも、目の届くところに置いておいてこまめに掃除するようにしましょう。
慣れないときは得意なものから始めよう
最初からなんでもできるなんて人はいませんので、得意・不得意があると思います。
料理は苦手でも掃除は得意、料理は苦手だけど後片付けや皿洗いは得意。
慣れないときは得意なものから始めるといいでしょう。
わからないときはママにやり方を聞こう
家事のやり方がわからないときはネット検索する。
それが一番簡単かもしれませんし正解かもしれませんが、できればママに聞いてみましょう。
家事のやり方はその「家」ごとに違い、それは「ママのやり方」と言っても間違いないと思います。
パパがわからないなりに自分で研究してやってみたらママにすぐにダメ出しを喰らってやる気をなくしたというパパはいませんか?
洗濯物の畳み方、食器の洗い方、料理の味付けの濃い・薄いなど、わからないときはまずママに聞いてみましょう。
少しずつ得意な家事を増やしていこう
最初は得意な家事が少なくても、経験を積むことで苦手意識はなくなってきます。
最初からすべてできるパパなんていませんので、まずは得意なものから、そしてバリエーションを増やしていったり、新しい家事にチャレンジしていってみましょう。
チャレンジを続けることで、気がついたらできることが増えていると自覚するはずです。
習慣化されれば体が勝手に動くようになる
家事の不思議なところは、習慣化されれば考えなくても体が勝手に動くようになるということです。
計量カップを使わなくても調味料の分量がわかる、テキパキと手元を見ずに洗濯物を畳める、何も考えずに食器を洗える。
僕も今では食材と調味料を見れば「あ、これならパスタも煮物もできるな」「この食材なら3品作れるな」と考えられるようになりました。
食器を洗うときも無心になって自分と向き合える時間になるので大好きです。
1週間の家事の流れを書き出してみよう
家事の流れは曜日ごとに異なります。
ゴミ出しの日、保育園の送迎、ご飯を食べるタイミング、寝かしつけの担当、休日の家事など。
パパができることには何があるでしょうか?
まずはできることを書き出してみよう
まず、今パパができることに何があるか書き出してみましょう。
すると、意外とパパができることが多いことがわかるはずです。
- 朝ごはん、晩ご飯の準備
- 食器洗い、片づけ
- お風呂掃除
- ゴミ捨て、ゴミ出し、ゴミ袋の設置
- 部屋の掃除
- 布団干し
- 洗濯、干す、取り込む、畳む、収納する
- 買い物、冷蔵庫の中身の管理
- 家計管理
- 子どもとのお風呂、準備
- 保育園の連絡帳の記入
- 保育園との連携
- 役所関係の手続き など
家事と育児は厳密に分ける必要がないほど複雑に入り組んでいるものもありますので、「これは家事だ、これは育児だ」としっかりと分ける必要はなく、「できるものは何か」でまずは書き出してみましょう。
1週間の家事の流れを書き出してみよう
パパができることのイメージができたら、それを1週間の流れとして確認してみましょう。
以下は僕の1週間をまとめたものです(参考にならなかったらごめんなさい)。
※()内はママがしてくれることです。
月曜日
朝食作り、片づけ、夕食作り、お風呂掃除、お風呂、寝かしつけなど
(朝の子どもたちの着替え、夕食後の洗い物、風呂上りの子どもたちの着替えや薬塗り、次の日の保育園の準備、洗濯など)
火曜日
朝食作り、片づけ、夕食作り、お風呂掃除、お風呂、寝かしつけなど
(朝の子どもたちの着替え、夕食後の洗い物、風呂上りの子どもたちの着替えや薬塗り、次の日の保育園の準備、洗濯など)
水曜日
朝食作り、片づけ、夕食作り、お風呂掃除、お風呂、寝かしつけなど
(朝の子どもたちの着替え、夕食後の洗い物、風呂上りの子どもたちの着替えや薬塗り、次の日の保育園の準備、洗濯など)
木曜日
朝食作り、片づけ、夕食作り、お風呂掃除、お風呂、寝かしつけなど
(朝の子どもたちの着替え、夕食後の洗い物、風呂上りの子どもたちの着替えや薬塗り、次の日の保育園の準備、洗濯など)
金曜日
朝食作り、片づけ、夕食作り、お風呂掃除、お風呂、寝かしつけなど
(朝の子どもたちの着替え、夕食後の洗い物、風呂上りの子どもたちの着替えや薬塗り、次の日の保育園の準備、洗濯など)
土曜日
朝食作り、片づけ、お風呂掃除、お風呂など
(朝の子どもたちの着替え、夕食作り、洗い物、寝かしつけ、週明けの保育園の準備など)
日曜日
朝食作り、片づけ、お風呂掃除、お風呂など
(朝の子どもたちの着替え、夕食作り、洗い物、寝かしつけ、週明けの保育園の準備など)
我が家は僕がフリーランス(自宅で仕事)、ママが会社員なのでこんな感じですが、こうでもしないと子どもたちの寝る時間がどんどん遅くなると思って話し合った結果こうなりました。
もちろん毎日「絶対にこの役割」というように厳密に決めているわけではなく、お互いの仕事の状況や体調などを考慮して役割を交代したり追加したりして乗り切っています。
各家庭ごとに状況や環境が違うと思うので、あなたの家の状況や環境に合った「役割分担」をしてみましょう。
仕事と会社の付き合い(お酒やゴルフ)は減らした方がいいの?
子どもが生まれるまで、残業が当たり前だったり上司や取引先との付き合いで飲みに行くことが多かったパパは決断を迫られるときかもしれません。
また同じように、週末は朝早くからゴルフに行っていたパパもこれからは少しママと相談が必要かもしれません。
パパも育休を取って双子育児をしよう
育休はママだけではなくパパも取ることができる法的に認められた制度で、労働者(ママパパ)から育児休業の申し出があった場合、雇用主はそれを断ることができないと平成3年に制定された「育児休業、介護休業等育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」によって定められています。
まずは育休が取れるかどうか会社に確認してみよう
法律では「取れる」育休ですが、まだまだパパが育休を申請してもスムーズにそれを認めてくれる会社は多くはありません。
まずは会社がパパの育休に対応してくれるかどうか相談してみましょう。
育休が取れないときは夫婦で働き方の相談をしよう
会社によっては、そもそも前例がなかったり繁忙期などで重要なポジションについてるほど会社からは「休んでほしくない」といわれることが多くなります。
もしパパが育休が取れないときは夫婦でお互いの働き方の相談をしましょう。
共働きならパパだけでなくママもパパと同じように重要なポジションで仕事をしているかもしれません。
いつも保育園から早退の連絡が来て子どもたちを迎えに行くとき、ママは会社に何度も頭を下げて辛い思いをしているかもしれません。
「仕事が忙しい」のはママも同じで、パパがママに「仕事が忙しいから子どもたちはお願い」というたびにママは会社や同僚に何度も頭を下げているかもしれません。
パパも同じように会社や上司に頭を下げてみませんか?
双子育児は簡単なものでもないし、ママだけでなんとかできるものでもありません。
しっかりとママと話し合って、どうやって双子育児をしていくか働き方についても相談しましょう。
できるだけ夜のお酒の席は控えて早く帰宅しよう
双子育児をする上でパパが絶対に考えるべきことがあります。
それは、できるだけ夜のお酒の席は控えて早く帰宅することが大切だと言うことです。
お風呂や寝かしつけはパパの仕事
双子のお風呂や寝かしつけは大変で、ただ「子どもが2人」という単純計算でいくものではありません。
特にお風呂は命の危険性もあり、少し目を離したすきに危ない目に遭ったというママパパもいるくらいです。
予想外の動きをする子どもたちを安全にお風呂に入れるには、ママ1人だけよりもパパとままが連携して一緒に入れたほうが安全性も増します。
また、寝かしつけをパパがすることでママの時間を確保することができるだけでなく、子どもたちの可愛い寝顔を見れるチャンスでもありますので早く帰ってきて子どもたちとの楽しい時間を満喫しましょう。
会社に早く帰る必要性を説明しよう
子どもたちとお風呂に入ったり寝かしつけをする時間は夜8時頃から9時頃くらいでしょう。
この時間に間に合うように家に帰るには、人にもよりますが会社に「早く帰る」ことを説明する必要があります。
- 双子育児は夫婦の協力が不可欠なこと
- ママだけに育児の負担をかけられないこと
- 早く帰る分の仕事はしっかりとこなすこと など
今はパパも育児参加する時代ですので、さらに大変な双子育児をするのであれば、パパが会社にしっかりと早く帰る必要性を説明できるように頑張りましょう。
急な病気やケガで車の運転をする可能性も考えよう
子どもたちが小さいと、急な病気やケガをすることが頻繁にあります。
それが平日の日中なら病院に連れて行くこともできますが、夜間に急に病気やケガに襲われることもあります。
そんなときにお酒に酔った状態だと車の運転もできないですし、軽度な症状なら救急車を呼ぶことも控えなくてはいけません。
もし救急車を呼んだとしても、お酒に酔った状態では子どもたちの状態を適切に説明することもできませんので、子どもたちが小さいときだけでもお酒を控える習慣をつけておくことをおすすめします。
週末は子どもたちの成長が見れるチャンスだからゴルフは控えよう
週末のゴルフはこれからも続けますか?
もちろん仕事上のお付き合いもあると思いますので難しい場合もあるでしょう。
でも少しだけ家族のことを考えてみませんか?
ゴルフに行く回数を決めておこう
ゴルフに絶対に行くなというのは仕事をする上で難しいパパもいるでしょう。
僕もまだ子どもがいなかったときは朝早くからマイカーでゴルフにも行きました。
でも双子育児が始まると土日は「休み」であって「休みでない」ことがわかり、ゴルフに行くのをやめました。
その理由は以下の通りです。
- 土日は保育園もないので1日中子どもたちを面倒みることになる
- 特に初めての育児が双子育児だと土日のほうが息が詰まる
- だからママだけに負担をかけるわけにはいかない
- 朝から車を乗っていかれると必要なときに困る
実際に双子育児をしてみてわかったことですが、土日は仕事は休みですが双子育児に休みはないということです。
どうしても仕事でゴルフに行かなくてはいけないのであれば、最初からゴルフ仲間(会社)に行けるスケジュールを伝えて回数を決めて行くようにしましょう。
週末はママを休ませてあげよう
先ほどもお伝えしましたが、双子育児に休みはありません。
特に新生児の頃(まだ保育園に行っていない頃も)は言葉も通じない、コミュニケーションを取るのが難しい子どもが2人もいるのでママにもストレスが溜まります。
そんな中でパパが休みになる土日にやっと少し双子育児の負担が減ると思っていたら、パパはゴルフに行ってしまいママが1人で土日も休めない。
これではママがかわいそうですし、そのストレスが子どもに向いてしまうと悲しい事故に繋がってしまう恐れもあります。
週末はぜひパパは家にいてママを少しでも休ませてあげられるように調整しましょう。
週末は子どもたちの成長が見れるチャンス
週末はパパが子どもたちの成長を見ることができるチャンスです。
のんびりした休日を過ごすこともできれば、家族でお出かけすることもできますので、夜遅く帰ることが多く寝顔しか見れないパパは、日中元気に遊ぶ子どもたちがどんな表情をするのか見ることができます。
子どもの成長は1日1日で変わりますので、週末だけでも子どもたちと一緒にいることで1週間の成長を確認することができます。
「もう首がすわったのか!」「もうはいはいできるんだ!」「もうそんなことまでわかるの!?」
ぜひ子どもたちの今しか見れない可愛い成長を見逃さないようにしてください。
ママと深い絆を結ぶことの大切さ
双子育児はママとパパどちらかだけが頑張っても必ず頑張ったほうがパンクしてしまいます。
双子育児を通してママと深い絆を結ぶことが、大変な双子育児を楽しく乗り切る秘訣です。
ママとなんでも相談できる関係を築こう
双子育児は決断の連続です。
- 名前は何するか?
- 保育園はどこにするか?
- どんな育て方をするか?
- 家事育児の役割分担はどうするか?
- 保育園の送迎はどちらが担当するか?
- ベビーグッズは何を買うか?
- 週末はどこに行くか?
- 引っ越しはどうする? など
いつでもママと相談ができる、風通しの良い関係を築いておきましょう。
双子育児は孤立しがち
初めての育児は不安や迷いでいっぱいで、どんなに強い人でも心が折れそうになることがあります。
双子育児の場合、自分だけの手に負えなかったりどうしたらいいかわからなくなることも多く、誰かに相談しようにも疲れ果ててその一歩を踏み出すだけの勇気も気力もなくなってしまうことがあります。
特にワンオペのママは、帰りが遅いパパは帰ってきてすぐに寝てしまうから気がついたら丸1日誰とも話していない、社会との接点がなくなってしまい孤立してしまいがちです。
パートナーは一番の味方
不安や迷いでいっぱいの双子育児をしていると、誰かに相談したり話を聞いてもらいたいと思うことがたくさんあります。
そんなとき、パートナーが相談相手や話し相手になることが一番です。
- ご飯の食べが悪いかもしれない
- 保育園での様子がおかしい
- なかなかお昼寝をしてくれない
- 双子育児が大変すぎて家事に手が回らない
- どうも自分の体調がおかしい
- ストレスがたまっている など
「これくらい我慢できる」「それくらい自分でなんとかしろ」「相談したら迷惑がかかるかもしれない」「でも誰に相談したら…」
そうならないために、早いうちにお互いで相談しやすい関係性を築いておきましょう。
ケンカをしても最後は仲直りをするルールを作っておこう
双子育児をしていたら、その大変さから何度となくケンカになることがあります。
仕事は忙しいのに家事育児もしなきゃいけない、お互いに忙しいのに嫌なことを押しつけ合う。
人間ですからケンカはあります。
でもそれを何日も引きずっていては子どもたちにも影響が出てしまいます。
そこで大切なのは、ケンカをしても最後は仲直りをするルールを作っておくことです。
- ケンカをしても最後はお互いに謝って終わる
- ケンカをしたらその理由や原因、解決方法がわかるまで話し合う
- ケンカはその日のうちに終わりにする
- ケンカをしてもハグや握手をする
- 子どもたちの前で絶対にケンカをしない など
作ったルールは絶対に従うとお互いで決めていれば、意外と「ルールだし仕方ないか」と仲直りも早いのでおすすめです。
ママの体と心を第一に考えよう
ママとの絆を深くするポイントのひとつに、ママの体と心を第一に考えるというものがあります。
これは自分よりもママを優先しろということではなく、自分と同じようにママのことも大切に考えようということです。
ママの元気がなければ家庭が明るくならない
ママが元気だと家の中が明るくなります。
ママが元気だと子どもたちも安心して元気に走り回ることができます。
何よりママが元気だとパパも元気になります。
そのためにも、パパはママが元気になれるようにサポートする必要があります。
授乳中のママは体力も気力もヘトヘト
これは特に授乳中のママにいえることでもあるんですが、ママは体力も気力もヘトヘトです。
ですから「自分のことは自分でやって!」と言われたことがあるパパも多いのではないでしょうか。
- 脱いだ服は自分で片づけていますか?
- 食べ終わったお皿は自分で片していますか?
- 掃除は自分でしていますか?
- ご飯やおかずを自分で作れますか?
- オムツ替えはちゃんとしていますか?
- ゴミ捨て(集める、袋をしばる、捨てる、新しい袋を用意する)はきちんとしていますか?
ママに何かしてあげることも大切ですが、まずは自分のことは自分でやる癖をつけるようにするのもよいでしょう。
実家との関係を良くしておこう
双子育児をする上で実家との関係を良くしておくことも大切なことのひとつです。
- 困ったときに助けてくれる
- 子どもたちを可愛がってくれる
- 帰省しやすくなる
両親は双子育児を助けてくれる存在であるだけでなく、ママをここまで育て上げてくれた大切な存在です。
自分の親を大切にしてくれるパートナーがいることはすごく嬉しいことですよね。
最初から険悪な雰囲気なら仕方がないこともあるかもしれませんが、もしそうでないとしたらお互いの実家を大切にする気持ちをずっと持っていましょう。
どちらか一方の負担が大きくならないようにしよう
双子育児をする上で気をつけなければいけない点が1つあります。
それは、どちらか一方の負担が大きくならないようにすることです。
双子育児の負担は想像以上
やってみるとわかることですが、双子育児の大変さは想像を絶します。
もちろん楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、それでも毎日記憶がなくなるくらいバタバタする時期もあります。
その大変さや負担はママパパ2人が協力してやっとなんとかなるレベルのものです。
「ママだけでもどうにかなる」ものではなく、仮にどうにかなっている状態であったとしても、そこにはママに大きな負担がかかっていることを覚えておきましょう。
ワンオペにならない努力をしよう
ワンオペ育児は双子じゃなくても大変です。
ただでさえ大変なワンオペを双子育児でするのは奇跡的なことで、もしうまくいっていたとしてもそれは努力ややる気というものだけで片づけるのは間違いです。
僕も実際に2歳だった1号2号を1ヶ月間だけワンオペしたことがありますが、そのときは「危なくないように」「死なないように」が第一で上手に何かを成し遂げようなんてことはできませんでした。
そして毎日があっという間に過ぎていくくらいバタバタで、掃除や部屋の片づけをする気力も残っていませんでした。
子どもたちの命をつなぎとめることが精一杯で、家のことや仕事、ましてや自分のことなんかは二の次三の次でしたからできればもうしたくはありません。
ママにもそのような思いをさせないために、パパはママがワンオペにならないように努力をしましょう。
ちなみに僕が1ヶ月ワンオペ双子育児をしたときの様子はこちらにまとめていますのでご覧ください。
家族や親せき以外にも頼れる場所を見つけよう
家族や親せきが近くにいる場合には助けてもらうことができますが、毎回何度も頼むのは気が引けますし、そもそも遠くに住んでいたら頼ることもできません。
そんなときは住んでいる自治体の窓口(保健福祉課な地域課など)に相談すると、地元で活動する双子サークルなどを紹介してくれますので参加してみるといいでしょう。
また、今ではSNSなどでも双子育児をしているママパパ限定で情報交換できるグループがありますので、外に出なくてもスマホやパソコンさえあれば探すことができます。
双子パパの全国的なグループとして先ほども紹介しましたが、僕が運営しているfacebookグループもありますので(現在全国で200名以上の双子パパ在籍)ぜひ気軽に参加してください。
まとめ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうござました。
令和元年5月現在、我が家の双子は4歳半を越えたところです(3号は2歳半)。
ということは僕も双子パパ歴4年半、ここまであっというまでしたが大変なことと同じくらい楽しいことや嬉しいことがありました。
ただ、双子が生まれるとわかったとき不安が大きな波のように押し寄せてきたことも嘘ではありません。
当時、双子のパパになるために必要な情報は本やネット上にほとんどありませんでした。
そこでこのブログを立ち上げて自分の経験をまとめれば、これから双子パパになる人には僕と同じような不安や悩みが少しでも軽くなるんじゃないかなって思ったんです。
今回まとめた内容は、僕が経験してきた4年半の集大成ともいえるものです。
これからの双子パパ向けにまとめたものなので、もしかしたら双子ママが見たら少し変に感じるかもしれません。
でもこれがこれから双子のパパになる人に少しでも助けになるのであれば、ここまで約37,000文字をまとめた甲斐があります。
僕とママにとっても双子育児はまだまだ続きますので、さらに楽しいことや嬉しいこと、大変なことが待っているでしょう。
それでもこうやって双子育児をする仲間と繋がりを持って、情報共有していくことで大変なことが少しでも少なくなればこんなに嬉しいことはありません。
もしこの記事の内容を必要とする人がいるなら、プリントアウトして(長いですが)使ってもらってもけっこうです。
また、もしこの内容をプレパパの会合やグループなどで実際に話してほしいという方がいたらお問合せ窓口からお知らせください。
僕なんかでお役に立てることがあれば、時間の許す限り力になりたいと思いますので。
おしまい
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