3歳の双子の成長の遅さについて悩んでいるママパパへ
こんにちは、双子のパパYuichiです。
双子育児をしている、いわば「同志」ともいえるママさんパパさんの中にはこのような思いや悩みを持っている人も多いんじゃないでしょうか?
「他の子と比べると体が小さい」
「なかなか成長曲線に入ってこない」
「同じ月齢の子はもう立ったり歩いたりしてるのに・・・」
「ウチの子たちはまだなかなかお話ができない・・・」
そこで、今日は同じような思いや悩みを持っている僕が、3歳になった1号2号のこれまでの成長や、夫婦で話し合っていることなどを通して、これから双子のママパパになる人や、今少し思い悩んでいるママパパの気持ちが少しでも楽になれたらいいなと思ってしたためてみたいと思います。
この記事の目次
我が家の1号2号の3年間
2017年9月11日、我が家の1号2号もめでたく3歳を迎えることができました。
いろいろ、ホントいろいろありましたが、あっという間の3年間でした。
今日は双子の3回目の誕生日。
生まれたときは「まずは1週間乗りきってください」と言われた。そのときを考えたら成長が遅いなんて屁でもない。ここまで大きくなってくれたんだもん。父親にしてくれてありがとうと大きくなったら言おう。ま、今日も言ったんだけどね(笑)— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年9月11日
本当に小さく生まれた1号2号
1号2号は予定日よりも3ヶ月早く、1000gと1200gと小さく小さく生まれてきました。
生まれてすぐにNICUに入り、退院するまで約3ヶ月かかりました。
その間は優しくて素敵な医師や看護師さんに支えられて(僕らも支えられて)、なんとか自宅に戻ることができました。
今ならこうやって普通に話せますが、生まれてすぐに医師にかけられた言葉はやはり衝撃的でした。
「なんとか1週間、持ちこたえてくれれば・・・」
自分が親になった実感よりも、「生」よりも「死」を意識した瞬間でした。
まだ自分の子どもが生まれたと、その体を手にすることないときに、だから実感することができなかったのかもしれません。
そしてなんとか1週間が経過したとき、今度はこう伝えられました。
「なんとかこの2週間目も乗り切りたいですね」
僕たちにできることはほとんどなく、毎日透明なアクリルのボックスに入っている1号2号に消毒した手で触れたり、ボックスの中で体を優しく拭いてあげることしかできませんでした。
退院してから実感した双子の「体の成長」
もちろん双子であっても、いわゆる「普通」に育っている子もたくさんいます。
ただ、我が家の1号2号は母子手帳の成長曲線の中に入るまでに時間がかかりました。
定期的に行っているフォローアップ検診などのときに、医師からはいつも同じようなことを言われていました。
「そのうち追いついてきますし、今も少しずつ成長しているので大丈夫ですよ」
この言葉にどれくらい救われたか。
それと同時に「それはわかってるんだけど、でも・・・」とどれだけ葛藤したか。
お陰様で、2人とも1歳2ヶ月くらいのときに、なんとか成長曲線の中に入りましたが、それまでの葛藤は「この思いはいつまで続くんだろう」と終わりのない旅をしているような感覚でした。
3歳になった今は、2人とも14kg前後と他の保育園のお友達と同じくらいの体格になってきました。
3歳を前に療育センターへ行くことに
きっかけはやはり定期健診でした。
発達診断や問診などをしていると、体の大きさは追いついてきましたが、成長の部分で遅れが出ていることがわかりました。
もともと、いろんなことが遅れていました。
- 離乳食は10ヶ月頃(通常は6ヶ月頃)
- ハイハイは1歳6ヶ月頃(通常は9ヶ月頃)
- 歩きはじめたのは1号が2歳半頃、2号は2歳頃(通常は1歳前後) など
これだけ見ても遅れてますよね。
そして、保育園の先生から「療育センターへ行ってみては?」とアドバイスもらったので行ってみることにしたんです。
初めて療育センターへ行ったのは1号2号が2歳半頃でしょうか、最初に医師の問診を受けていろいろな発達検査をしました(それまではフォローアップの先生:医師に「まだ大丈夫ですよ」と言われていました)。
積み木を重ねたり、小さなおもちゃをお椀で隠してどこにあるかを当てたり、言葉をどれくらい理解しているのかを見たり、階段をどれくらい上り下りできるか見たり。
そこで下された診断は以下の通りでした。
1号の発達具合:2歳程度(当時3歳)
2号の発達具合:1歳半程度(当時3歳)
わかってはいましたが、やはり軽くショックでした。
せめて2歳半くらいかなと。
でも、保育園の送迎をするたびに他の子どもたちが「せんせー、〇〇君がとったー!」なんて言ったり、「きょうは運動会の練習があるんだよ」なんて言ったりしてるんですが、我が家の1号2号は最近になってようやく2語できるようになってきたばかりです。
今朝、2号がはじめて「おはよ・パパ」って2語続けて言った。
こんな簡単な言葉が出てくるまで3年かかったけど、この言葉だけで幸せになれる魔法の言葉みたいだった。— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年8月17日
2人ともそれぞれ「できること・できない」ことがあります。
- 1号は2号よりも筋力が弱く、足元がまだおぼつかないけど、言語や認知などの発達は2号より早い
- 2号は1号よりも言語や認知などの発達が遅いけど、運動や歌などは1号より早い
それぞれ得意なこと・苦手なことがあり、でもお互いできることを真似したりしながら成長しているのも確認できます。
お手本がそばにいるからってこともあるんでしょうね。
1号2号は間違いなく成長している
どうしても周りを見てしまうと不安になっちゃうんですよね。
保育園とか、育児書とか、ネットとか、SNSとか・・・
でも、自分の子どもたちも間違いなく成長してるんですよね。
僕らは気持ちを強く持つ必要はない
最初はやっぱり思うんです。
子どもたちは頑張ってる、だから僕らはイライラすることなく成長を待っていてあげよう。
よそはよそ、ウチはウチ。
わかってはいるんですけど、こうやって仏の心のように待ってるのって逆に強い心を持っていないとダメなんですよね。
僕の心なんかすぐに潰れてしまいます。
実際、気がつくと言っています。
「あそこの子、ウチと同じ3歳なんだってねー。。。」
やっぱりちょっと羨ましいってのがあるんですよね。
でも仕方ないんですよね、事実なんで。
だから無理して気持ちを強く持つことを意識しないことにしたんです。
「あそこの子、ウチと同じ3歳なんだってねー、でもウチの1号2号のほうがカワイイもんねー!」
もう親バカと言われてもいいんです。
自分たちのテンションが上がればいいんです(迷惑にならない程度に)。
だって、本当に可愛いんですもん。
あと、
「ずっとこのままできなかったらどうしよう」とか
「明日、1歳半検診だけどできなかったらどうしよう」とか考えるときがあると思うんです。
僕らもそうでしたが、でも今になって思えば時間が解決することがあるかもしれませんよ。
ちなみに、ここにも書きましたが、我が家の2号は1歳半検診の終わったその日の午後につかまり立ちをしました。
「あと数時間早くしてくれたら報告できたのに~」なんて本音は子どもたちには関係ないですよね(笑)
よく見たら毎日のようにできることが増えているんです
足の筋肉が弱く、ヨチヨチ歩きでうまく歩けなかった1号が日に日に上手く歩けるようになっています。
自分でも歩けることが楽しくて、「ほら見て!」って言ってるような満面の笑みでこちらを見て部屋の中を歩き回ります。
まだ不安定なんで、たまにコケたりしてケガもしますが仕方がないことと最小限のケガに留められるようにケアはしてるつもりです。
以前にこんな記事も書いています。
これ以降も2人ともけっこうありました。。。
2号楽しそうに机にダイブしてアゴをパックリ流血。
もう1号のときのがあるから絆創膏で対応で終わりでいいや(。-∀-)— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年1月4日
また2号の流血事件( TДT)
— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年3月9日
2号流血なう。
@歩道橋の階段— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年8月18日
最近でもありました。
3連休初日の夕方に家具の角に右目の横をぶつけてパックリ割れた1号を夜間診療に連れてって、縫った具合を明日病院で確認するために仕事はお休み。ついでだから台風でできなかった双子と3号の誕生日会をするということで明日は仕事しません。なんか最近なんだかんだで休んでばっかり。
— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年9月18日
このときは一番ビックリでしたが、でもあんなに楽しそうに動き回ってる1号は見てるこちらも幸せになりました。
2号は歌が上手で、高須クリニックのCMが好きで「たかす!」と言うと「くるに!」って毎回絶対に言ってくれます。
ニトリのCMも好きで、「お値段以上」と言うと「にとり!」と絶対に言ってくれて、今では車の中からニトリの緑色の看板が見えると「にとり!にとり!」と教えてくれます。
耳で聞いたことをすぐに言葉にするのが上手なようで、それならということでママにはこっそりこんなことも教え込みました。
嫁さんにバレた!
— 双子のパパYuichi@3児のあなた (@fp_yuichi_fp) 2017年9月22日
ちなみに、ブログ以外ではママと言っていません(笑)※リアルでは名前で呼んでいます
今日もあったんです。
晩ご飯のとき、いつもはご飯を食べ終わってからのデザートを我慢できずに泣き叫んでいたのに、今日初めて「デザートはご飯の後ね!」って言ったら頑張って残りのご飯をほうばったんです。
これにはママと一緒に大感激で「言葉の意味を理解できるようになってきたね、2号も成長してるんだねー」って2人で涙ウルウルでした。
最後に、双子の成長に思い悩んでいるママパパへ
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
双子育児をしていて、自分の子供の成長が遅いことに思い悩んでいると同じようなことを言われると思います。
「そのうち追いつくから大丈夫ですよ。」って。
でも、この言葉って頭ではわかっていても心で受け入れられないときがあるんですよね。
そうは言っても自分の子どもたちはそうじゃなかったらどうしよう・・・って。
だから僕が今日書いたことも同じように思えるかもしれませんよね。
もしかしたら「うちより全然いいじゃん」って思う人もいるかもしれませんよね。
でもね、気持ち1つだと思うんです。
だって事実、可愛い子どもたちの笑顔がそこにあるんですもん。
周りと比べたら遅いかもしれないけど、着実に成長している、それを噛みしめてうれしい笑顔で見つめてくる子どもたちがいるんですもん。
先のことを余計に心配して心をすり減らすなら、今できていること、今できたことを見つけて笑顔で抱きしめてあげたほうが絶対にいいです。
抱きしめたら温かいし、柔らかいし、お互いに安心するんですよね。
僕も何度、子どもたちの温もりで立ち直ることができたかわかりません。
先日、こんな記事を書きました。
僕らが子どもたちの成長を発見して、毎日を楽しいものにするためには自分の心に余裕がないとできないんですよね。
だから、僕とママもなるべくストレスがたまらないように工夫をしています。
気をつけて工夫しないと、育児ストレスなんてあっという間にMAXまでいっちゃいますから。
双子育児はただでさえ大変だと思います(ウチはさらに下がいますが)。
夫婦の信頼関係や協力関係がないと大変だと思います。
環境や色々な制約などでワンオペ育児をしている人もいるかもしれませんが、そう言う人はすごいと思います。
僕も期間限定でしたことがありますが、やっぱりママと一緒に双子育児をしたほうがスムーズだし、お互いに余裕が出るので子どもたちの成長を発見できると感じました。
僕らとって大事なのは、
- あまり先のことを考えすぎて心配性にならない
- 目の前の子どもたちの成長の証を見つける
- 子どもたちを抱きしめる
- 夫婦でコミュニケーションを取る
こんなことが大事だと思うんです。
多分、それでも心配は尽きないと思います。
我が家もそうですから。
1つ達成するとまた新しい壁が見えてきますし、その向こうにも壁が見えます。
そして、周りからも「大丈夫だよー、そのうち追いつくから」と優しい言葉が聞こえてきます。
これがまた心をキューっとさせるんですけどね(笑)
だから覚えておいて欲しいんです。
いや、ちょっとだけ心の片隅に置いておいてほしいんです。
あなたは一人じゃないよ、って。
全部が全部同じではないけど、思い悩んでることは一緒だよって。
1歳半頃にもこんな記事を書いています。
同じようなことで思い悩んでいますが、それでもこの頃と比べると1号2号ともに格段に成長していることがわかります。
この問題に解決方法なんてないと思うんです。
そのときそのときで、効果的な方法や医学的な処置があると思うんです。
だから、思い悩み過ぎないほうがいいのかなって。
誰かに話して、その思いを聞いてもらうだけでも心が軽くなると思います。
今はSNSやネット上に同じように双子育児をしているグループもありますから、上手に使うといいですよね。
僕はカウンセラーでもなければ双子育児の評論家でもないですけど、お話を聞くことくらいはできます。
もし必要であれば、僕のブログのお問い合せ窓口やfacebookページからメッセージをください。
みんなで「あーわかるわかる!」「大変なんですよねー」「ウチもそうなのよー」って言い合うだけでも心が一瞬ホッとしますよね。
一瞬だけでも全然いいです、その一瞬の積み重ねで子どもたちに向き合うことができれば、もしかしたら今まで見えなかった子どもたちの成長や笑顔が見れるようになるかもしれないですよね。
双子育児をしているママパパはみんな一緒に幸せになりましょう!
みんなが同志で仲間ですから。
追伸、というかアナウンスです
2017年10月14日(土)に、「ふたごじてんしゃ」のイベントに参加します。
もし見かけたら気軽に声かけてくださいね~(笑)
イベント詳細はこちら
おしまい
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