5歳でまだ手づかみ食べ!子どもも親も疲弊しないための直し方について考えてみた。
こんにちは、双子のパパYuichiです。
「もうお箸(フォークやスプーン)を使いなさい!」
「ほら!手はやめなさいって言ってるでしょ!」
「何度言ったらわかるの!」
まあ何度言ったことか、言うたびに子どもたちの顔が曇り、時に取り乱し、そして親の心もすさんでいく。
そんな経験をしたことはありませんか?
ネットなどで調べてみても、納得する答えが出てきません。
- もう少し長い目で見れば?
- 言い聞かせるべき
- 親がしっかりと一緒に教える
- お箸がダメならスプーンやフォークを使うべき などなど
もうすぐ小学校だし、そしたらお箸を使うことになるし、でもあまり強く言ったらいけないし。
もう何がなんだかわからなくなるくらい、頭の中がグルグルします。
このままじゃ子どもも親も疲弊するなと思ったので、直し方・解決法について考えてみました。
この記事の目次
一番の解決方法は「手づかみさせる」ことだった
手づかみ食べを直したいのに、あえて「させる?」って思うかもしれませんが、でもここに至るまでには紆余曲折あったんです。
子どもたちの特性を考えてみた
我が家の場合、手づかみ食べをしてしまうのは特に2号でした。
1号はこの1年でだいぶ上手になってきました。
そもそも2人とも小さく生まれたこともあってか成長が遅く、特に2号はいろんなことに敏感で、目から入る情報に振り回されてしまう傾向にあります。
3歳から療育に通いながら、いろんなことを学んで大きく成長してきました。
僕らも2号がどういうことで喜んで、どんなことに怒って、どんなことが嫌なのか、少しずつ理解してきました。
でも、まだまだ新しい「特性」がちょっとずつ出てきます。
そんな中で、食べることが大好きな2号が、これから世の中に出て、世界中の美味しいものを食べることができるように、最低限のことは覚えてほしいという思いがあります。
そして年長さんになったら、いよいよ小学生です。あっという間です。
だからこそ、僕らも焦っちゃいけないと思いながらも、だんだんと口調が強くなってしまうんです。
イライラして自己嫌悪、子どもたちが寝た後にママと「また怒っちゃった…」と反省会の毎日。
これは2号だけに限った事じゃないんですが、イライラするとつい他の2人にも口調がきつくなってしまいます。
なので、どうしたら手づかみ食べを直すことができるか考えることは、僕らの心が疲弊しないために必要なことでもあるんです。
楽しくご飯食べたいじゃないですか?
だから、もっともっと子どもたちの特性を考えることにしたんです。
手づかみを全部止めさせるという考え方自体を親がやめる
子どもたちの手づかみ食べを直すのではなく、まずは僕ら親の考え方を変えてみようと思ったんです。
じゃあどうしたらいいか?
2号は左利きで、お箸もフォークもスプーンも左で持ちます。
でも気がつくと右手でご飯やおかずを口に押し込んでる。
よく見ると、スプーンに乗せる量も多すぎる…これはもしや1歳児や2歳児に見られる光景では??
食に興味があるけどうまく食べられないから、とりあえず口に押し込んじゃう。
こういう時期があるからこそ、それでも食べたいからそうしたらいか自分で考えて道具を使おうと自分で考えだす。
もしかしたら、まだ2号はこの段階なのでは?
だとしたら、今無理に「手は使わない!!」と注意するのは違うのでは?ましてや怒るなんて2号の成長にマイナスでしかないのでは?
そう思ってママと話し合って、手づかみ全部を止めさせるという考え方自体をやめることにしました。
小学校入学までに子どもと一緒に楽しく手づかみ食べを直す方法
本当にいろいろ考えました。
今もまだ模索中ですが、それでも「これが一番いいかも!」という方法がいくつか出てきました。
毎食の中に手づかみ食べ「していいもの」「しちゃいけないもの」を意識的に作る
僕らは無意識のうちに、なんでもかんでもお箸やスプーン・フォークなどを使うように強制していたかもしれません。
でも、僕ら大人でも手づかみで食べるものってありますよね?
例えば、ピザ、お寿司、フライドチキン、パン、バナナなどフルーツ類など。
こういうものを毎食の献立の中に1つは置いておくというもので、これをすることで2号の「逃げ道」を作ってあげるという意図があります。
「唐揚げは手で食べていいよ、でもご飯はお茶碗持って食べようね(お茶碗持てば手でかきこまない)」
こう伝えることで、2号も「あ、手でも大丈夫なんだ!じゃあもうひとつは頑張ろう」って言葉にはしないものの、笑顔で食卓に向き合う回数が増えました。
ただ、毎回意識して「手づかみ食べの1品」を提供するのは大変ですので、何もないときは普段はお箸やフォークで食べているものでも「今日は何もないからこれは手を使ってもいいよ」と伝えるようにしています。
子供の成長を待つためには親の心のケアも大切
子どもの成長はゆっくりだから、親は「待つ」ことが基本。
そんなことは誰でも言われなくてもわかることですよね。僕もあえて言われたらイラッとするかもしれません。
でも、待つってやっぱり大切です。
ただ、この「待つ」ってすごく心のエネルギーを消費します。
大きな声をあげてしまったり、ときに乱暴な対応になることもあります。
だからこそ、子どもと一緒に手づかみ食べを直すためには、親の心のケアも一緒にやっていかなきゃダメなんです。
- どうしたら怒らずにすむか
- どうしたら焦らせずにすむか
- どうしたら笑顔で待っていられるか
- どうしたら「頑張ったね!」と笑顔で伝えられるか
そのためには、まずは夫婦での共有が一番大切です。
特に自分の失敗や罪悪感を共有できると、自分の中だけで溜め込むことが少なくなるので1日の気分の切り替えができます。
ママが中心となって双子育児をしているところは、パパが積極的に会話をすることが本当に大切になります。
でもパパは絶対に解決策を提示しようとしてはいけないですよね、男性はよくやる失敗の代表例です。
大切なのは共有ですから、話を聞くのが一番、もし解決策があったとしても、アドバイスではなく「こんなことはどうかなあ?」「今度一緒にやってみたいんだけどどうかな?」「どんな感じか教えて?僕もやってみるから」というスタンスが重要なポイントです。
ママパパ同じくらい双子育児に関わってるところはさらに議論が深まるかもしれませんね。
どんな家庭でも最終的なゴールは楽しい家庭になること、双子育児が楽しいものになること、夫婦が一緒に前を向いていることです。
毎日のささいなことかもしれませんが、小さなことを共有することでママパパお互いの心のケアはできるんじゃないかなって思うんです。
最後に
今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
今回ご紹介した方法は、まだ実践中で最終的な結果は出ていませんが、ちょっとずつ成果が出始めています。
今までもそうでしたが、何か問題が起こったとき、その原因を考えて、どうしたらいいかママと相談して試して、その結果についてまた考えて次の方法を模索して試しての繰り返しです。
そう、いわゆる「PDCA」のサイクルです。
寝かしつけのときも、※トイレトレーニングのときも、すぐに怒ってしまうときも、保育園の進級に悩んだときも、我が家ではどんときでもママと話し合ってきました。
ときに真剣になりすぎて涙したときもありましたが、その繰り返しで今も何かれば相談するという雰囲気が作りやすくなっています。
もし今はそんな夫婦関係でなかったとしても、まだまだ全然遅くはないですから、今からでも「共有」してみてください。
そもそも夫婦だって他人ですから、ぶつかり合ってすり寄って、ときに妥協しながら時間をかけてその関係性が出来上がっていくんだと思います。
僕らも、今回の手づかみ食べの問題を通して、またお互いにまた一歩近づけた感じがします。
双子育児はまだまだ続きますし、これからがもっと大変な気もします。
この記事を見てくれた人は、今もすごく頑張って双子育児をしている人でしょうから、これ以上頑張れとは正直言いにくいですが、
それでも、一緒に頑張っていきましょう!
最後に宣伝しますが、
1月25日(土)、立川で多胎セミナーの講師をしますので、お近くの方はぜひお越しください!
詳しくはこちらのリンク先をご覧くださいね。
おしまい
※参考記事
これから双子育児がはじまる新米双子パパにおすすめの記事!
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